2013年2月18日月曜日

マンガ「星川銀座四丁目」第3巻で祝完結

百合マンガ雑誌である「つぼみ」に連載していた「星川銀座四丁目」が完結したことは知っていたものの、「つぼみ」誌を購読するほどの百合フリークでもないわたしにとってこの第3巻の発売は待ち遠しかったです.
作者の玄鉄絢(くろがねけん)は寡作な人で、たぶんデビュー作の「少女セクト」のコミック発売が2005年、「少女セクト2」が2006年、「星川銀座四丁目」が2010、2011、2013年とポツポツとしか発表しないので、ファンとしてはもっと描いてくれと切望しつつ待つしかありませんなぁ.

「星川銀座四丁目」ってよくわからない舞台設定ですが、たぶん全国的には全然無名な相鉄線で横浜から4駅目の各駅停車駅の「星川」でして、作者の玄鉄絢はずいぶんと込み入った土地を設定したものです.3巻には星川銀座の設定図が描かれています.隣を走る帷子川(かたびらがわ)はその昔「アザラシのタマちゃん」が立ち寄ったとかで一時的に有名になりましたが、基本的に綺麗な川じゃありません.
↓現実の星川駅と帷子川の間の土地は、このようにごく狭い面積しかないので、「星川銀座四丁目」の設定は架空であることがわかりました.聖地巡礼ができなくて残念だょ~.
ストーリーは、小学校のセンセイである那珂川湊と、生徒である松田乙女の恋話です.えっ両方とも女子なの?などと驚きませぬようにw.なにせ百合ワールドですから.乙女は家庭の事情で登校拒否の5年生として登場しまして、センセイはすぐに乙女のことが好きになってしまい、育児放棄状態の親に代わって養育する権利を得て乙女と同棲し始めますが、もちろん世間には百合仕様であることは内緒であります.
↓1巻の乙女はまだこんなに小さい子でした.
 ↓3巻のラスト付近では、乙女は大人になり、身長は湊よりも高くなりました.乙女は、星川の隣駅の和田町にある横浜国大に進学し、やがて建築士として独立します.それで、湊と乙女は仲良く暮らすようになりましたとさ、めでたしめでたし.しかし湊センセイは全然年を取りませんねェ.ドラキュラの系譜でしょうか?
「つぼみ」という雑誌の編集方針かと思われますが、前作「少女セクト」で描かれたようなハードなHシーンは「星川銀座四丁目」にはありませんです.

玄鉄絢は次になにをやるんでしょうか?
玄鉄絢って、裏の設定を詳細に決めているんだけど、作品にはそれをおくびにも出さずにさらっと描いてしまうように思われ、ある意味もったいないんだけど、それゆえか数年後の後日談を描きたがる性質もあるようです.なので、藩田思信と内藤桃子の後日談をコミック1巻分ぐらい連載する「少女セクト祭り」でもやってくれないかなーと思うのはわたしだけではあるまいw.

追記:  2巻発売時のサイン会のページを発見しました!  http://tsu-bo-mi.jp/?p=2667


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6 件のコメント:

  1. ホットミルクで連載してませんでしたっけ?4コマだけど。

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    1. 4コマですか.それは知りませんでした.
      コミックLoとかはどうなのかなーとか思っているんですが.

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  2. 乙女ちゃん、中学では苦労していたようですが横国とはすごい。

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    1. 高校ではすごくマジメに勉強していたのですね.
      彼氏とかつくらずに.

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    2. 湊さんが乙女を好きになるのは理解できるとして、乙女→湊♡になるのがよくわかりません。
      中古取り寄せをした都合上、2巻から読み始めたのでそのせいでしょうか?

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    3. それは1巻を読んでも解決しないかもしれないです

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