2013年4月9日火曜日

ヤマト2199 第1話 雪風撃沈シーンを新旧比較

4月7日からいよいよ「宇宙戦艦ヤマト2199」のTV放送が始まりました.地デジアンテナの感度はビンビンだし~、録画機3台で最高画質で録画してるし~、ってわけで以後半年間は2199に超注目ってことになっているわたしです.

その2199の出来については、不満なところもあるわけで、初代ヤマトにおける石黒昇演出の完成度の高さにはついていけてねぇなぁと残念に思ってます.

たとえば次の2つを見比べてどっちが哀しいのかってことです.

↓初代ヤマトの雪風撃沈シーン
↓ヤマト2199の雪風撃沈シーン
以下キャプチャ画像にて解説しますと、初代ヤマトでは、
↓十字砲火を浴びる雪風
初代ヤマト
↓沈む前に全弾打ち尽くせ!なカットが挿入され、
初代ヤマト
↓霧島へ向かって敬礼する古代守の陰を一瞬映し、
初代ヤマト
↓もはや砲撃を受けることなく、遠方で誘爆→撃沈
初代ヤマト
一方2199では、
↓ガミラス艦とのドッグファイト
2199
 ↓機動でよろめく雪風艦橋を一瞬映し
2199
 ↓艦の制御を失った雪風に伸びる一条のビーム
2199
 ↓遠距離ビームでトドメを刺され撃沈する雪風
2199

雪風艦橋でよろめく乗組員のシーンを挿入するよりも、敬礼する古代守の姿が沖田十三の目に入ってしまうシーンの方がどれだけ視聴者の心を揺さぶるだろうか?  遠距離ビームごときで撃墜される雪風を描くよりも、制御を失って流れてゆく雪風(艦内では消火活動中)が誘爆して撃沈する様を描いた方が、視聴者の脳内補完を駆り立てるのではないか?

CGをバシバシ使えるようになった現在、いくら艦を機動するバーニアをも緻密に描けるようになったとしても、古い手描きの特攻シーンの哀しさに太刀打ちできてなく、残念です.

とくに雪風撃沈シーンは、その後雪風の機体がタイタンで発見され、やがてイスカンダルで保護されていた古代守と再開するというストーリーの重要な起点ですから、もっと大切に哀しく描いてほしかったと思います.

かしこ


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