2013年6月16日日曜日

宇宙戦艦ヤマト2199第6章 ご注意!ネタバレレポート

昨日から上映がはじまった「宇宙戦艦ヤマト2199 第6章」を観てきました.新宿ピカデリーの15時の回はほぼ満員でした.ドメルとの闘いや、森雪が誤認誘拐される筋書きは概ね事前の予想と一致していました.第5章がTV版の15~18話を連続上映した結果、そのまとまりが映画館で上映するには絶妙で、ひら的には大絶賛だったのと比較すると、第6章はTV版の19~22話を劇場で上映しましたね、はい納得しました、というわりとアッサリとした印象でした.

というわけで以下はネタバレですので、まだ観てない人は目が潰れますのでご注意のほどをっ

19話「彼らは来た」+20話「七色の陽のもとに」
ユリーシャが憑依した岬百合亜は沖田に言います.「波動エネルギーを武器として使ってはいけない.テロン人が救うに値するかどうかはお姉様が判断します」.イスカンダル人とガミラス人は太古に分かれた種族で、ガミラスにとってイスカンダルは崇拝対象なのだそうです.そのイスカンダルが波動エネルギーの平和利用を主張する、そのことがガミラス軍が波動砲を開発しなかった文化的背景なのかもしれません.
19+20話は基本的にドメル艦隊との戦争です.ドメル艦隊の作戦は、初代ヤマトと同じく空母から発艦した航空機による魚雷攻撃+ドリルミサイルによる波動砲封じです.瞬間物資移送機も登場しました.
ドメルを七色星団にさし向けるにあたり、デスラーはもうひとつの作戦をドメルに命じました.それが「ユリーシャ誘拐作戦」です.第一次攻撃隊が撤収したタイミングで次元潜航艦がヤマト近傍に浮上し、作戦チームがヤマトへ侵入する.作戦チームはシュルツの種族の4名.保安隊の応戦と古代のコスモゼロによる追撃も虚しく、次元潜航艦は亜空間へと姿を消してしまう.
波動砲を封じたドリルミサイルの爆発時刻を待てばよい状況ではあったが、ドメルは航空戦力による攻撃の手を緩めない.しかしヤマトはしぶとく応戦し沈まなかった.ならば艦隊戦でヤマトを沈めるべく旗艦+空母を前進させるドメル.その頃ヤマト艦内では、懲罰房の新見女史を引っぱり出してドリルミサイルの逆転に成功しつつあった.
懲罰房内で落胆していた新見女史は「わかってるわ、マギの自立防御でしょ、我が儘なヒトね」とジョークを飛ばす元気すらなかったほどでしたが、役割を与えられ生気を取り戻しました.ドリルミサイルの処置に成功した新見女史は懲罰房から釈放されました.世の新見ファンよ、彼女は地球に生還できそうですゾ!
距離を詰めつつあったドメル艦隊へ向けてドリルミサイルを放出したヤマトは、ショックカノンをドリルミサイルへ向け発射する.ドリルミサイルの爆発で空母が撃沈.残るは旗艦のみ.沖田は七色星団のイオン流へ向けヤマトを転進させ、ドメルの旗艦との砲撃戦に持ちこむ.ここに誘い出されたのはドメルの作戦ミスだった.ヤマトの火力に押された旗艦はイオン流に接触、態勢を崩し撃沈.脱出したドメルはヤマトの第3艦橋にとりついて沖田とビデオ通信する.「あなたと戦えたことを誇りに思う」といい残してドメルは自爆.波動防壁の修理がギリギリで完了したヤマトは軽傷で済んだ.第3艦橋も健在.

「ユリーシャ誘拐作戦」に出くわして撃たれるのが保安部の逆スパイ星名透.この二人はできているので、星名が撃たれた精神的ショックで岬百合亜がユリーシャの精神を追い出す形になり、そのせいでユリーシャの実体が目覚めることとなります.
21話「第十七収容所惑星」
森雪はユリーシャと誤解されたまま、ガミラスへと移送される途上で政治犯を収監する惑星へ立ち寄る.その惑星へ修理部材調達のためヤマトもやってくる.偵察に向かう古代の載るコスモシーガルにユリーシャが勝手に搭乗しており、降りろと命ずる古代だったが「この惑星に森雪がいる」とそそのかされた古代はユリーシャとともにシーガルを発艦させる.
ところが、ドメルの攻撃で懲罰房ごと爆死したと思われていたこの二人(保安部の伊東真也と藪機関士)もシーガルに隠れており、なんと二人がシーガルをハイジャックしようとして不時着し、ユリーシャ+古代+伊東+藪はガミラスに一網打尽にされてしまう.
折りよくその収容所では反体制ガミラス人による反乱が勃発し、混乱に乗じて森雪を奪還しようとした古代であったが、森雪の乗る艦はガミラス帝星へと旅立ってしまう.

古代+ユリーシャはガミラス反乱軍によってヤマトへ戻ることができ、相互の話し合いの結果、連絡要員としてメルダが再びヤマトに乗艦することになった.
収容所惑星ではぐれた藪機関士は、開放された囚人に混じってどこかへ連れ去られてしまう.そして最後まで悪役だった伊東は、ガミラス人の凶弾に倒れる.それまで朴念仁な古代だったが、森雪がいなくなって自分の気持ちに気づいたようだった、、、

22話「向かうべき星」
ガミラスへ移送された森雪.イスカンダル第3皇女ユリーシャとして丁寧に扱われるものの、魔女セレステラには見抜かれてしまう.セレステラは表向き気づかぬふりをしつつデスラーに偽物であると告げるが、デスラーは「替え玉だろうと構わない」と意に介さない.デスラーの目的は「イスカンダルとガミラスの再統合」であった.そのために、第3皇女に再統合が承認されたと宣言できさえすればそれで良かったのであった.
セレステラと森雪が茶飲み話をする場面があります.森雪はユリーシャのフリをつづけ、セレステラは替え玉だと気づかぬフリをづつける.そこに、父の戦死で名誉ガミラス臣民になったこのモノクソ可愛いヒルデちゃんが登場しました.ウエイトレスをやっとったようです.
右側の男性は誘拐犯ですが、この男も森雪が替え玉だと気づくものの、そもそも替え玉を掴まされたことがバレたら自分の責任でもあるので、偽ユリーシャの護衛をし続けます.第7章では地球人の味方をしてくれそうな予感がします.
ラストシーンでは、ユリーシャの情報によりイスカンダル・ガミラスが連星だとわかっているヤマト乗組員が、第一種戦闘態勢のまま最後の長距離ワープをし、サレザー星系へ到着する.そのヤマトへ、デスラーが指揮を執る「ソーラレイ」のような強力なビーム砲が迫る.

以降は最終第7章を乞うご期待! 8月24日上映なのだっ!

あ、あれは、憎しみの光だ!

かしこ


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6 件のコメント:

  1. 第5章は大胆な沖田戦法と最後の波動砲&重力アンカーで
    おおっヤマトやっぱり凄い!!という晴れ晴れとした終わり方でした。そして今回は、”え、ここで終わり?どうなっちゃうの?”という終わり方。否が応でも最終章早く見たくなります。(隣で見ていた方も”ここで終わりかよ”と発言)
    そして、今作はドメルも詳しく描かれていたので、前作以上にドメルに感情移入でき、沖田vsドメルは前作よりも熱かったですね。
     ところで11話の冒頭でドメルvsガトランティスがあり、ドメルが勝ちました。youtubeの掲示板で、これじゃガトランティス弱すぎだろ、みたいなコメントがありました。
    分かってないな~と。ガトランティスが強いのは攻防一体の
    難攻不落の本体のみで、艦艇自体は大して強くない。またドメルのような戦術家もいない(少なくともさらば、2では
    描かれていない)ので、智将ドメルと戦って勝てるわけないですよ。6章と関係ない内容ですみません。

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    1. ドメル将軍、お疲れ様でした.

      第7章ではガミラス反乱軍は少なくとも生き残るので、ヒス副総統の「遅まきながらヤマトとの和平を」な展開になり、スターシャもそれをもって御納得と裁定が下るのかと予想してみたりして.
      ガミラスとテロン人の遺伝子が一致するという件については宇宙播種説と絡めたSF設定が明かされるのかしらと予想してみたりして.

      ガトランティス関係のエピソードが第6章でも端々で出てきますので、さらば2202をつくるつもりだろうかと思っちゃうんですがいかがでしょうか? ダースベイダーのように宇宙にはじき飛ばされて行方不明になるデスラーなんていう終わり方で、さらば2202で「一日千秋」になったりしないかなー

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    2. Cメールを送ってみたウスイです。
      時間か合えばお茶でもと思ったもので。
      15:00の回でしたか、私は17:30の回ですが、やはり満席でした。

      艦隊線でドメル艦隊が次々と落とされるのが、不思議でした。
      波動防壁の様な物が、第一話であったのに・・・

      ヒルデちゃんのメイド姿良かったです。
      『私の歌をきけ~~~』などアイドルになってなくて良かった。

      最終章で、新見女史と古代守、スターシャの泥沼三角関係が展開するのでしょうか?

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    3. ケータイメールを今確認しました.
      15時の回で子供も連れて行ったのでした.
      いつもは夜の回を観るので空いてるんですが、週末昼間の新宿ピカデリーはあんなに混んでいるとは思いませんでした.
      今度飲みに行きましょう.

      ドメル艦隊の意外な弱さは、老朽艦なので防御シールドがなかったからですかねえ?

      スターシャが地デジの液晶テレビでデスラーの演説を観ているのは庶民的でおもしろかったです.

      新見女史はなにげに負け続ける女のようで、傷心の彼女は藪機関士の優しさに触れ、やがて心惹かれてゆくのであった、、、、

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  2. 藪は惑星レプタボータに取り残されちゃいましたね。どうなっちゃうんだろ?
    ドメルは旧作でも三段空母引き連れて密集体形でヤマトに止めを刺しに来て
    逆にドリルミサイルでやられちゃいました。
    今回も、三段空母まで前に出すことはなかったのに。策士、策に溺れる、ですかね。
    ちなみにドメラーズは正面装甲は厚いようですが、側面はそうでもなかったようですね。
    それとも、こんなこともあろうかと、真田さんが密かにショックカノンを
    パワーUPさせてたりして。
    さて、残り4話。古代守は出てくるのか?土方が雪にたくした役目とは?などなど
    いろいろ謎がありますが、楽しみです。
    そして、このヤマト人気復活で、続編2202と、復活編第2部を作って欲しいものです。

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    1. スターシャと守の娘がでてくるのはどれだったか忘れましたが、続編に必要な娘ですので守でてきてくでー

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