2016年10月1日土曜日

【にわかAVマニアの憧憬】 インターナショナルオーディオショー2016

わたしが「にわかAVマニア」に成ったきっかけは、新海誠の「言の葉の庭」のBDをHiFi再生したいという願いのためでした.それから数年経ち、新海誠の次の作品である「君の名は」が今公開されています.興行収入が110億円を突破したんだそうですね.すごいなぁ~

わたしはどうしているかというと、相変わらずアルバイターという低カロリー人生です.

本日の教訓:  人は人、新海は新海

そんなわたしのAV状況は発展が止まっています.大音量で視聴できる防音室が無いとだめだなーと思うのがその理由です.ガレージを潰して防音室にしちゃうか、土地が空いてる実家に防音小屋を建てるか、その2択なのですが実行は簡単ではありません.そんなわけで、オーディオショーを見学してもただ茫然とするだけの透明な存在のわたしです.

9/30,10/1,10/2の3日間でインターナショナルオーディオショーが開催中です.わたしは9/30に見学しました.昨年はたしか仕事で行けなかったので2年ぶりです.JBLが不在なのは残念だね.
空いてる金曜日を狙って見学しましたが、13~16時は評論家先生の講演が多数ある時間帯なので混んでてじっくり聴けませんでした.

以下、わたしの取材によるレポ.

↓LINNのネットワークDACの信号処理基板.
XILINX Virtex-4と、あとSpartanも載ってたと思う.ピュアオーディオデバイスもデジタル信号処理盛りだくさんです.ギチギチに詰め込みもせず、いい感じのレイアウト.
↓ESOTERICのブース.
いつもの巨大ホーンスピーカーが凄い音を出しています.欧米のスピーカ屋ってのは発音デバイスとしてのスピーカーを作っているのではなく、空間を揺さぶるデバイスを作っているんだなぁと、こういう巨大システムの音を聴くとつくづく思う.
↓Mcintoshのアンプ.重そう.
オーディオマニアに問いたい、AppleがMacintoshを出したときどう思いましたか? わたしは「なんじゃそりゃアンプだろがぁ」って思いましたよ.その後、Mcintoshは林檎の品種だと知りました.
Mcintoshはトランジスタアンプであっても出力トランスを使うのが好きですね.インピーダンス変換はエミッタフォロアじゃなくてトランスでやるのだーっというこだわりは面白いです.
↓Kiso Acousticのブースにて.
小型なスピーカーがブイブイいわせてました.小さいけど元気なのは住宅事情を考えると良いことです.LCネットワークは別体で、バランスケーブルでSP本体へ配線してます.
↓ステラのブースにて.
なにやら超巨大なシステム.中央のグレーの箱にはdischarge/charge 30Aのメーターが付いてるところから、バッテリー駆動によるシステムなのだろうか? 音は聴けませんでした.
↓どこだった忘れたが、小型バックロードのカットモデルがずいぶんと複雑形状だったので撮影.
↓ヨシノトレーディングにて.
オープンリールの音を出していました.2トラ38って奴だと思う.2トラ38の音を聴くのは初めてだったと思う.ちゃんとした音を出していました.
↓AXISのブースにて.
ロボットに変形するんじゃないかと思わせるSPが、こういうデモにしては珍しく、テクノポップをドスドス流していました.ここのアンプ類はアルミの分厚い削りだしの外装が重厚です.
↓Technicsのブースにて.
スピーカーが発音体なんだよなぁ.空間を揺さぶってない.音が出てこない.オーディオアナライザで造った音がする.不満.(fostexも同じ印象)

AV業界に棲息している知人が取材に来ていて偶然会ったので、昼飯を食べました.シン・ゴジラのBDが発売されたら家で上映会をやってくれるよう頼みました.4Kプロジェクターでな.

お台場でやるオーディオショーは今年は中止らしい...

次は真空管オーディオショーだっ!

かしこ


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3 件のコメント:

  1. 20世紀後半にソニーがいち早くPWMアンプ出してましたが、凄く先見の明がありましたね~。当時(恐らく)汎用ICで組み上げられたエンジニアさん達の技術と根気には頭が下がります。

    平坂さん的にはデジタルアンプはアナログに比べて、イマイチなのでしょうか

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    1. それはたしかESシリーズの上位機種でしたか.わたしはPWMアンプはありだと思います.DSDソースからアンプまでがPWMで一気通貫だとモアベターですが当時はまだそれを望むべくも無く.その後ESシリーズはアナログアンプに戻ってしまったのでしたかね? にわかの私は詳しくは知らないんです.

      価格はさておいて性能だけに着目しますと、
      丁寧な設計のアナログ > 丁寧な設計のデジタル > 不用意な設計のデジタル > 不用意な設計のアナログ
      という順序に概ねなろうかと思います.ですが価格を考慮しますと、丁寧な設計のアナログは片チャンで150万円とかになってしまいそうです.インターナショナルオーディオショーにはそんな製品ばっかし展示されてます.

      人は人、、、

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  2. なるほど、無難な(というか誰が作っても大して差が出ない?)デジタルに対して、設計者次第でぴんきりのアナログですか…奥が深いですね~

    お金持ちになって、床が抜ける程の重さのアナログオーディオをそろえたいもんですね!

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