不確定性原理とは、素粒子は
位置精度 X 運動量精度 > 定数
という関係に縛られるので、位置と運動量を誤差ゼロで観測できませんというドグマです.
位置精度 X 運動量精度 > 定数
という関係に縛られるので、位置と運動量を誤差ゼロで観測できませんというドグマです.
今回実験で証明されたのは、この式が
位置精度 X 運動量精度 + ほにゃらら > 定数
と修正されたということです.ほにゃららが加わった恩恵で、
0 X 0 + ほにゃらら > 定数
という成立の仕方をする場面もありえるようになったわけです.
だとすると位置と運動量を誤差ゼロで観測できる場面もあるというふうにドグマが崩壊したってのがこのニュースのどエライところです.
以下、日経サイエンスの記事からの引用です.
位置精度 X 運動量精度 + ほにゃらら > 定数
と修正されたということです.ほにゃららが加わった恩恵で、
0 X 0 + ほにゃらら > 定数
という成立の仕方をする場面もありえるようになったわけです.
だとすると位置と運動量を誤差ゼロで観測できる場面もあるというふうにドグマが崩壊したってのがこのニュースのどエライところです.
以下、日経サイエンスの記事からの引用です.
小澤氏は1980年代前半からこの着想を持っていたそうです.それは、重力波検出器の測定限界が不確定性原理でサチッてしまうのはいまいちだなぁというのが当時の話題になっていて、小澤氏は限界を突破する測定原理を考えたそうです.
その後、不確定性原理の式を修正したバージョンを1993年に学会誌に投稿しましたが、却下されたそうです.
やがて、量子通信の研究が進展し、光子が盗聴されたかどうかを検出できるかどうかが研究の的になるにつれ、量子通信をやってる研究者の間では、精度良く測定できてしまうことが実験事実として理解されはじめたので、小澤氏の式は本当だという認識が2000年代の後半には浸透していったそうです.
今回ようやく実験で証明されたのは、中性子のスピンのX成分とY成分が従来の不確定性原理を超えた高い精度で観測できたということだそうです.
いやはや、すごい成果だと思います.
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