日本のオタク文化がクールだと世界から注目され、OTAKUが世界言語にまでなった理由のひとつは、そこにフェティシズムがあるからです.テレビ+ネット+ラノベ+マンガ+アニメ+ゲーム+コミケ+レイヤー などの多様なメディアを通じて横断的に、これだけの市場規模で、しかも大人が、コマーシャルと同人が併存し、フェティシズムを臆面もなく追求している変態な国、それは世界中探しても日本しかないからです.
なんで日本だけがそうなのか? USAのアニメを観ていると、その理由がわかるような気がするわたしです.USA製のアニメである、サウスパーク、スポンジボブ、ペンギンズなどを観ると、その殺伐さに戦慄してしまいます.すなわち、ハンバーガー屋のオッサンはデブでアタマが弱い奴というふうに、社会階層をステレオタイプにぶった切って、嘲り嗤うのを目的とした作品ばっかしなわけです.ああいうのを観るたびに、なんて底意地の悪い国民性なんだろうと、心から軽蔑させていただいてます.あるいは、アニメ・マンガは低級掃き溜めメディアなのでそんな役割しか与えられないのかもしれません.いずれにせよ、社会階層を嘲り嗤うのに多忙なため、マンガ・アニメでフェティシズムを追求するヒマなんか無いんでしょと思ったりするんです.
一方、日本のマンガ・アニメにはそうした殺伐さとは対極的な作品が多々あって、「あしたのジョー」なんかが典型ですけど、財閥の令嬢の白木お嬢様が愛した男はドヤ街の流れ者の矢吹丈でした.スポンジボブ的な作品を再生産してる国民には絶対に作れまい? また、学園モノというジャンルでは、高校というクローズドな世界で生じる恋愛とか小競り合いがちんまりと描かれます.スポンジボブを観て下品に嗤う国民には理解できまい? それもこれも、日本人が世界に類を見ないくらい優しい民族だからだと思います.ぬるぽな民族ということです.
もしかしたら将来、性的なコンプレックスを持つ政治リーダーが、フェティシズムを全面禁止するような愚かなことをして、日本のマンガ・アニメが回復不能なダメージを受ける日が来るかもしれません.そうしたら、日本に替わってフランスか中国がマンガ・アニメでフェティシズムを追求するようになるでしょうか? わたしはそうは思いません.だってぬるぽな日本人にしかできねえもん.だから、源氏物語に日本の固有の文化を認めるように、オタクは現在進行形の日本固有の文化です.-----そういえば源氏物語もエロフェチだなw------- わたしは日本のオタク文化にそういう稀少価値を確信しつつオタクをやっているんです.
さて、いま、アニメで最もフェチなのは「偽物語」です.第8話ではなんと、歯磨きフェチを登場させてしまいました.歯ぐきフェチっていうのもあるんだよね.兄が妹を、罰ゲーム的に歯磨きしたら、萌え萌えになってしまったのです.これをTVでやったのはすごい!!
ネ申!
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