￥５０００の追加投資での「言の葉の庭」サラウンド環境（PS3でdts変換）

先日、ステレオサウンド社の伊澄師匠の手引きによってアニメ『言の葉の庭』を超高級AVシステムで視聴することができ、なんとかサラウンドシステムを自宅にも導入したいと思ってしまったという記事を書きました．今回はその七転八倒な続報でございますー．
http://hirasaka001.blogspot.jp/2013/07/blog-post_8.html

サラウンドシステムの無い我が家．しかも今日のサラウンドシステムのテクノロジについて全然知らないわたし．なにも考えずに、ヤフオクでソニーのサラウンドアンプ＋スピーカー HT-K215という旧型を￥３９８０＋送料で落札しちゃったわけでしたが、、、

その直後に伊澄師匠から、その光デジタル音声ではリニアPCM5.1chは通らないので、HDMI搭載のAVアンプを買わなくちゃいけないのと知らされ、スーパーヅガンの豊臣君のごとく涙目になってしまっていたわたしでした．そう、『言の葉の庭』BDに収録されているサラウンド音声はリニアPCM5.1chなのです．ビットレートの低いdtsサラウンドだったら光デジタル音声を通過するんですが、BDソフトの収録音声がハイグレード過ぎているわけで、旧いサラウンドシステムを所持している人は切り捨てられていますね．昨今のアニメBDはエヴァもそうですが、リニアPCM5.1chが多いみたいです．

←これもアニメになったんだよなぁ．．．

ほどなくしてHT-K215が届き、テレビから出力される光デジタル音声をHT-K215に接続し、HT-K215に搭載されている様々な疑似サラウンドモードで視聴するも、その臨場感は所詮偽物音声なわけでぜ～んぜんステレオサウンド社の視聴会の足元どころか、足の裏でペシャンコになってるアリンコにも及ばないという、完全な挫折を味わったわたしでした．

どっ、どうしよう．．．．
5.1chアナログ出力を持つBD playerを入手する手もありましたが、それはやめます．HDMI入力端子のついたAVアンプを入手するしかあるまい．一番安いAVアンプはパイオニアVSX-S300という機種が約２万円で売られています．

すっかりAVアンプを買う気でいたところでしたが、光デジタル音声しか持たない旧型のサラウンドシステムでも、リニアPCM5.1chのソフトを視聴できるという、いまのわたしに有益な情報を記したページを発見したのです．
http://blog.livedoor.jp/gameyarisugi/archives/51392931.html
このページが言っていることは、PS3ならば、リニアPCM5.1chを、dtsかなんか知らんけれども光デジタル音声にコンバートして出力してくれる．ゆえに、旧型システム所有者でも最新のBDをサラウンドで視聴できますよ、ということなのです．これは朗報だ！

そのやりかたですが、PS3のクロスメディアバーの左側の方にある設定で音声出力設定を選んで、下図のごとく、光デジタルのモード設定をします．わたしはDTS5.1chとAACをチェックしました．これらこそが旧型サラウンドプロトコルです．

次に、BDソフトの再生時に、△ボタンを押して出てくるmenuから、映像音声設定を選んで、音声出力フォーマット＝ビットストリーム（ミックス）にします．PS3の設定はこれで完了．

すると、旧型サラウンドアンプのdisplayには、L+C+Rに加えてLS+RSが表示され、初めて5.1chモードでシステムを動かすことができました．うれしい進歩だ．

さて、臨場感はどうかというと、夜なのであまり大音量ではまだ聴いてないんだけど、電車が千駄ヶ谷のホームに入ってくる場面でもちゃんと音がうごいて聞こえます．いままでのTVのスピーカーで視聴していた劣悪環境からは完全に脱することができました．明日、大きな音で視聴してみようと思います．

PS3には感謝ですね．BD playerがdtsにコンバートしてくれないかとは思いつつも、そんなケッタイなことをするBD playerがあるとも思えず最初からあきらめていましたが、PS3は偉いわ．PS3をもう一台買おうかしら？ なーんていってしまうと、伊澄師匠から「この外道がぁ」とお叱りを受けてしまうにちがいない．

というわけで、追加投資￥５０００で『言の葉の庭』のためのサラウンドシステムをまずは導入できました、という報告終わり．スピーカーを壁につけて、モールで配線を隠すのはリフォームモードにて行います．

かしこ


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