http://store.stereosound.co.jp/products/detail.php?product_id=1866
ビッグバンドの演奏を、1/2インチアナログソースとして録音し、それを、
16bit 44.1kHz
24bit 96kHz
24bit 192kHz
DSD 2.8MHz
の4種類にデジタル変換し、DVDに記録してあります.この音源を、にわかAVマニアのわたしが聞き分けることができるか?というのが今回のミッションなわけです.
↓再生システムは、にわかAVなシステムです.上からPS3、STR-DN840(sony)、SW(sony).プアなシステムです.残念ながら、このシステムですとDSDは再生できないみたいです.
↓スピーカーは自作のこんなもの.フルレンジユニットは、PARC audio DCU-F081PPです.
↓DVDに収録されている楽曲は、ビッグバンドがブカブカと演奏しているので、音符が多くてじっくりと聴けないので、音の記憶力の乏しいわたしには比較するのが困難でした.わたしのシステムではDSDは再生できないので、タイトル3の44.1kと192kだけを集中的に聴き比べしました.タイトル3にはビブラフォンの音が入っているので比較しやすい気がしましたから.
Title1 エアメイル・スペシャル(フェイドアウト版)/ Air Mail Special(Fade Out Ver.)
Track1 44.1kHz/16ビット
Track2 96kHz/24ビット
Track3 192kHz/24ビット
Track4 2.8MHz DSD
Title2 ジャンピン・アット・ザ・ウッドサイド / Jumpin’ At The Woodside
Track5 192kHz/24ビット
Track6 2.8MHz DSD
Title3 オール・オブ・ミー / All Of Me
Track7 44.1kHz/16ビット
Track8 96kHz/24ビット
Track9 192kHz/24ビット
Track10 2.8MHz DSD
わずかですが、意外にも違いがわかりました.
・ピアノの音の差違は判りませんでした
・ドラムスの高音には判りやすい差違がありました.ハイハットが立てるチャカチャカ音が、192kHzだと明瞭な物理的意味(叩いて出る音)がするのですが、44.1kHzだとそれっぽいけれど意味不明な人工音にしか感じられません.fsが高いと超高音の分解能が高まるのでしょう.これは意外に聞き分けが簡単でした.ただし、最近スーパーツイーターを付加したから判ったのかもしれません.フルレンジ一発だと聞こえなかったかもです.
・ビブラフォンの音の豊かさが違います.ビブラフォンは微妙にトーンが揺れる楽器なのですが(モーターでわざとそうしている)、その音揺れが空間に広がる雰囲気が違って聞こえます.192kHzで聞こえる音揺れは、音揺れが空間の定在波と干渉する様を聴取できます.オレこういう音好き~.一方44.1kHzでは平板です.形式通りにビブラフォンの音揺れを聴取できるだけでしかありませんで、44.1kHzでは空間の定在波を聴取できません.
絶対評価はできるか?
それはわたしには無理.44kと192kという両極端を何度も聴き比べて判ったのであって、いきなり聴いてわかるわけがありません.
まとめ
・プアなシステムでも意外に差違がわかった
・ウイスキーに喩えるならばこうなります.
44.1kHzは18年物のウイスキーで、192kHzは24年物のウイスキーぐらいの差違です.しかし、40年物のビンテージほどの明確な差違ではない.また、出来のいい18年物が、出来の悪い24年物よりも旨いケースはザラにある.そういう感触です.
・スタジオの機器でFS変換したのでしょうけれど、そのフィルタ特性がどのような仕様だったのかによって、聴感も影響されると推測します.とりわけ44.1kHzのようにキツイ制約を課す演算を行うと機材の馬脚が現れやすいはずなので、つきつめればどのような機材を使ったのかにもメスを入れるっきゃないんだろうなぁ.
・DSDで聴いたらどんな風に聞こえるのか、いずれそのようなシステムを入手できたら試みたいと思います.
・映画BDの音は良くても48k 16bit Linear5.1chなのかと思っていますが、192k 24bitになるといいですね.
・どうせ買うならハイレゾにしようそうしよう.
以上で~す
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PS3の初期ロットの物はDSD再生できたようなきがします。
返信削除ではまた
初期PS3持ってるんですよね.試してみようかしら??? でもアンプのインターフェースはどうなるのかしら???
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