呪いドリブンでなくなった「貞子３D」

貞子の映画はいくつもありまして、やっぱり最初の「リング」が一番怖かった．日本的なジメジメした雰囲気と、呪いのビデオを観ちゃったからもうじき死ぬんだという真田広之の行き詰まり感が良かった．呪いのビデオは秀逸でした．小説版リングの不気味さをとても上手く表現できていたと思います．
↓観ると呪われるので視聴は自己責任でお願い致します．


先ほど映画の「貞子３D」のBDを借りて３D視聴しました．つまらんかった．

「呪いのビデオ」は登場せず、youtubeのようなネットビデオが媒体になっています．それはそういう時代なので仕方ないとして、残念なポイントは、貞子がクリーチャーとなって実体化し、人を襲うようになってしまったコトでした．おいおい、アンブレラ社と協業でもしてるのか貞子よ．おかしなところでグローバル化せんでもよいと思うぞ．貞子は呪いの権化じゃなかったの？ 物理攻撃なんか低級霊に任せとけよ貞子ぉぉぉ

↓この蜘蛛女のようなのが貞子３Dバージョン．しかも多数匹登場．ますますゾンビ．

「リング」における、呪いの恐怖がビデオで伝染してしまう嫌な気分を期待したわたしが誤りでした．悪いのは全てわたしです．

３Dについては、全編３D撮影していたように思います．貞子はパソコンのモニタからぬぅ～と出てきましたけれど、呪い成分の無い貞子は怖くないです．

かしこ


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