ダンブラウンの小説というと、なぜか「デセプション・ポイント」を読んだっきりなんですが、それに米軍のデルタフォースの暗殺部隊が操縦する「オーロラ」という航空機が出てきます.シャーベット状の水素を燃料として、マッハ6で飛ぶとか.
----「殺センセイ」のマッハ20よりはだいぶ遅いが----
その小説には、昆虫サイズで昆虫の様に飛んで家屋に侵入し、敵方の政治家や企業家の弱みを握るために写真撮影のできるデバイスも登場する.たまにはチクッと暗殺もしてみたりする.
ダンブラウンって「ダビンチコード」のような歴史や宗教から題材を取った小説ばかりではなくてSFも書いてるんですね、と思うわけだが、「デセプション・ポイント」の冒頭のページには、「本作の中に登場するデバイスはすべて実在する」と書かれているんです. (わたしの記憶による)
シャーベット水素のたぶんラムジェットエンジンのスゲー航空機も、昆虫型偵察・暗殺マシンも、既に実用化されているとダンブラウンさんはおっしゃっているわけですね.
かように軍事技術というものは一般人の知らぬ処で思いもよらぬテクノロジが実現されていたりするものなのかもしれません.原爆もその一つでしたし.
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最近知ったのですが、公開鍵暗号の発明者は一般的にはホイットフィールド・ディフィー(右写真の魔法使い風な人)だと言われている(1976年)のですが、本当の発明者はジェイムズ・エリスというUKの政府機関の人で、彼は1969年にすでに公開鍵暗号を発明していたが、UK政府の機密として秘匿されていたのだそうです.これはRSA暗号についてのwikiにもそう書かれています.
PCが無かった1969年に公開鍵暗号を実用化するのは無理だっただろうから、発明者がエリスさんであろうとなかろうと歴史は大筋で不変だったかもしれませんが.
軍事・諜報分野で秘匿されたテクノロジは(原爆や公開鍵のように)実在したわけで、ならば現在でも何かが秘匿されているかもしれないと、陰謀論者はネタにしたいわけでありまして、地震兵器やフリーエネルギーや悪い宇宙人のグレイも秘匿されているに違いないというのが学研のムーのネタに何度も採用されていたりするわけです.
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それでこのニュースはというと、
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2015/04/20150423_02.html
「レーザーを撃って、スペースデブリを地球へ向けて墜としちゃえ」といってます.
う~ん、でもこれってすでに米軍の衛星が実用化してるってオチじゃないかなぁ? 標的はデブリじゃなくて衛星かもですが.
今頃ペンタゴンの人が、「民間さんご苦労様だが、我が軍の反射衛星砲には100年は追いつけなかろうよ、フォッフォッフォ」とか言ってるんじゃないかと思ってしまうのはわたしだけでありましょうか????
スペースデブリの排除というと、「クラッシャー・ジョー」であろうよ.懐かしい、、、
陰謀よしっ、、、
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太陽は全ての源、地球バランス 化石資源や核エネルギーで崩れてしまう。
返信削除啄木は問答でそれを例える、
交通インフラ グローバリズム それらは何を意味するのか?