男子４０にして迷わず、でしたっけ？ そんな諺があったような気がしますが詳細は忘れました．今回は迷うか迷わないかみたいなハナシです．
「ディグラム」という性格分析があります．
http://digram-shindan.com/
２０問の質問でアナタの性格を正確に当てるそうです．
【ヒラサカの性格診断結果】
「端的にいうと『鬱屈した精神状態』です。他人にも、自分にも厳しい上に、周囲を気にし過ぎて自信がありません。しかも意思決定回路は計画的で合理的なので、心の余裕がありません。しかも、人に対する情や奔放さ、明るさが低いので、ネガティブな視点で物事を評価しがちです。コミュニケーションが上手ではなく、友達が少ないです。」
「周囲を気にし過ぎて自信がありません」の部分には１ｍｍも同意しないけど、その他は大当たりなので、よくできましたね、ディグラム君．
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性格診断なんか興味ないわたしですが、ふとディグラムをやってみたのは、今朝のNHKの番組で「アドラー心理学」を特集していたからだと自己分析してみました．
アドラー心理学曰く、
「他人の目が気になる」 「他人からよく思われたい」
と思うのは間違いで、
「他人に貢献してナンボだよ」
という教義だとかなんとかそんなコトを伝える番組でした．
いつもタカビーなヒラサカの感想では、そんなあたりまえのコトを教えられなくちゃ判らないものなのか？でした．他人から評価されたかったら、その前段階としてまず貢献せなあかんのは当然じゃないか？ 貢献できるに足る能力がなかったら、素直にその場を立ち去るべきなんじゃないのか？ そんなのあたりまえだろ！
NHKの番組によるとアドラー心理学で心が軽くなる人が多いそうで、そういう人はたぶん「素直にその場を立ち去る」勇気みたいなのが不足しているんじゃないだろうか？ 立ち去った結果生じる、一群の人間関係喪失が怖いんじゃないのかな？ 同窓会に呼ばれない恐怖、結婚披露宴に呼ばれない恐怖、飲み会に呼ばれない恐怖、、、それがどうしたというのだろう？ 一群の人間関係がごっそりと失われても自分の構成要素に何か差し障りがあるか？
人間関係についてとてもサバサバしているヒラサカとしては、小中高の人間関係は全くのゼロになっています．仕事関係では、ソニーマグネスケールの元同僚との関係はほぼゼロ、日本ヒューレットパッカードの元同僚との関係は全くのゼロです．だから、今のわたしの主な人間関係は、大学のマンガ研究会とソニーの元同僚と町内会と飲み屋と家族ぐらいですかな．それで実害は何も無いけどｗ
「他人に貢献してナンボ」という振舞い方と、「貢献できないなら立ち去る」という振舞い方は表裏一体であって、この表裏を同時に実践できないのであれば状況はかなり窮すると思うのです．すなわち自動的にこういう気持ちに設定されてしまうのではないかと思う．
周囲からよく思われたいが、貢献できなくとも立ち去るつもりは全く無いので、能力適性が無くても頑張り続けるが、周囲は頑張りではなく成果を求めるので前途は無間地獄になってしまう．
お気の毒サマーなことです．
貢献できない場所に留まってはダメだっていうのは、わたしの子供時代の暗い体験に拠るのかもしれません．
わたしはスポーツが異常なまでにできません．あまりにも度が過ぎるので、発達障害の一種だと思っています．ところが子供の頃というのは、屋外で遊ぶのが交友関係のメインだし、当時はゲームマシンもありませんでしたから、学校の校庭でソフトボールやろうぜみたいな成り行きになって、わたしもその９名に混ぜてもらったりするのですが、攻撃も守備も全く能力不足で、勝ち負けにこだわる友人からは
「ヒラサカには点数つけをやってほしい」と泣いて懇願されたりしました．申し訳ないと思いました．そんな暗い体験から、
「苦手分野に参加すること自体が周囲への迷惑になる」という教訓を小学生の頃には会得していました．
そのようにして根暗で無能な引き籠りが一人誕生したのかというとそうではなくて、勉強はクラスで２番目ぐらいだったし、なにより
子供時代から一貫して異常に器用でしたからそっち方面でスクスク育ちました．プラモデル等は当然として、小学校高学年から電気回路で遊び始めて、その後４５歳までは回路設計で飯を食いました．４６歳で職業訓練で木工や配管を学びましたが、とある構造物を造るにあたって、わたしは脳内で仮組みできるのですが、フツーの人は脳内仮組みができないみたいです．それは差だなと思いました．
という具合にわたしは、異常に低能と異常に有能が並存している特殊な人間なので、「他人に貢献してナンボ」と「貢献できないなら立ち去る」が自ずとビルトインされるように育ったと思います．そのためアドラー心理学からいまさら感銘を受ける要素は無さそうです．
一方で大人になって「アドラー心理学」で心が軽くなれるような人は、フツーにスポーツが出来て、フツーに勉強ができて、フツーに同窓会に呼ばれて、フツーに異性と付き合って、フツーに結婚して、フツーに子供が産まれて、フツーにマンションを買って、フツーにBMWに乗って、フツーにゴルフに行って、、、全般的に有能で幸運で、苦手な分野で周囲に多大な迷惑をかける場面には遭遇せず大過なく成長して来れたんじゃないかなぁと、今朝のNHKでそのように感じた次第．なんか贅沢な悩みのような．．．
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さて、冒頭のヒラサカの心理分析結果ですが、当ってはいるけどいろいろと文句を云いたいです．
『鬱屈した精神状態』である
そのとおり．何かしらの不足感を常に感じています．回路設計をしても、リフォームをしても、必ずどこかに悔いが残りますから鬱屈は消えません．だけどそれが向上心の根源だと思うのでそんな自分が好きでこそあれ嫌いじゃないんだがなｗ．
それと、常に鬱屈しているからこそ、転職したり失業したりといった種々のチャンスに迷わず飛びつけるのではないかとこれまた肯定的に受け止めるのだがなｗ．
鬱屈していない瞬間はいつ訪れるのかというと、
・素晴らしいアニメを観たとき
・美味しい食べ物／酒を呑んだとき
ぐらいしかありません．
他人にも、自分にも厳しい
そのとおり．
周囲を気にし過ぎて自信がありません
ハズレです．就職面接やビジネス企画のように評価を受ける場面で周囲の目を気にするのは当然ですが、そういった評価される場面の頻度がどれだけあるかを同時に考慮すべきです．今のわたしには評価されるべき場面がほとんどありません．なのでこれはハズレです．
それに周囲の目を気にするのなら、こんなブログは書きません．facebookで今日のランチ写真でも無難にupしていることでしょう．
意思決定回路は計画的で合理的なので、心の余裕がありません
当ってます．だかしかしバカなコトを云っています．こんなだから心理分析の類は似非っぽい．なぜならこの文章に従うならば「無計画で非合理的でそれでも心の余裕があればよい」というトンデモない結論になってしまうからです．バカを量産したいんですか？ そうではないはずです．計画的で合理的で心の余裕が無いのは良い状態のはずなのに、それを悪い状態だと誘導したいのです．そしてその目的は、
危機感植え付けマーケティングのためなのです．
人に対する情や奔放さ、明るさが低い
そのとおり．わたしは冷淡で根暗です．
ネガティブな視点で物事を評価しがち
たぶんそのとおりだと思うが、「ネガティブな視点」の定義が不明．
先日、田嶋陽子みたいな奴に会ってコイツとは絶対にウマが合わないと辟易しました．役所がらみのとある制度の不備についての会話で、その劣化版田嶋陽子が云うわけよ、「それは役所の担当者が誠意を持って説明をして理解してもらえばいいのよ」だってさ．「担当者」という特定できそうで特定できない人の責任感に依存する思考が幼稚なのであって、そんな精神論なんか語っても役所の誰も動きはしない．正しい戦術はそうじゃなくて、議員経由で役所の課長に解決を指示できるかどうかが第一ポイント．つぎに役所の圧力に問題の組織が屈するかどうかが第二ポイント．ヒラサカの考察では第二ポイントをクリアできないので劣化版田嶋陽子の願いは決して成就しない．
「ネガティブな視点」というのは、このように、組織論とか主従関係で思考することなのかな？
コミュニケーションが上手ではなく、友達が少ないです
そのとおりです．
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以上のような簡単な性格分析を教えてもらい、当ってるよねぇと感心したところで、ディグラムによる性格診断をもっと知りたい方は
「会員登録でさらに詳しく」だそうです．
出たよ出たよ、危機感植え付けマーケティングによる誘導がｗ
結局のところ、
サイエントロジーと同じマーケ手法なんだね．アホクサ
＃性格分析に危機感植え付けマーケ以外の結末を求めるわたしがそもそも間違っているのかもしれません、ごめんなさい orz
エイメン
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