↓A95X R1という型名で中華通販でたくさん売られています.Android6ですので、ソフトウエア的にはX8と同じようなもんです.しかしRAMが1GBしか載ってません.同梱物はこの写真が全てです.
↓サラウンドオーディオをアナログに変換してくれるこのようなデコーダもあるので、これと組み合わせて使ってみます.¥2500ぐらい.
↓さらに、PAM8610というD級アンプを動かしてみました.¥300
↓以上を組み合わせて試験運用している風景.
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それではまず分解からやりましょう.
【A95X R1】
↓A95X R1はとても小型です.90mmちょっとしかありません.
↓A95X R1のコネクタはたったのこれだけ.SPDIFの仕様が不明です.
↓プリント基板名称とrevisionが見えます.
↓SANDISKの8GB FLASH
↓LANコネクタの周辺.囲いの中に見えるSWはたぶんリセット.右下にはLANのパルストランス.SPDIFは光リンクではなく、3.5mmジャックです.
↓HDMIコネクタ周辺.左は5V電源コネクタ.右はAVコネクタ.
↓SPDIFはピンプラグで引き出します.オシロで確認したところ3.5mmジャックの先っぽの電極がSPDIF信号です.その他の2つの電極は未接続っぽいので、3.5mmジャックでありさえすれば、モノラルorステレオor3極のいずれでも使えそうです.
【5.1chデコーダ】
↓次は、5.1chデコーダの分解です.光リンク2系統、ピンプラグ1系統のinputを持ちます.AUXの意味は知りません.出力はアナログ5.1chです.アルミの引き物のケースが安っぽいのでデザインを変えたらいかがでしょうか?
↓プリント基板はこのようになっていまして、価格の割には真面目に設計されているように見受けられます.
↓dolbyやdtsのデコーダーが内蔵されていると思われるメインLSI VA669の素性は不明.
↓なんとこんな場所でSTM8S003F3 CPUにお目にかかるとは.8bit CPUです.
↓25L6405は 64Mbit SERIAL Flash です.意外なほどの大容量FLASHがどうしてここに在るんだろう? STM8SはFLASHを内蔵しているはずだから、VA669 がFPGAで25L6405はFPGAのためのprogramming FLASHなのかもしれません.
↓ES7144LVは 24Bit 192kHz Stereo DAC です.5.1chですから3チップです.ここからdigital dataを外部へ引き出して遊べると思うんです.
【PAM8610アンプ】
こういう接続だそうです.PAM8610には電子ボリウムが内蔵されているので、5.1chの音量調節がやりやすくて便利だと思います.今時6連ボリウムなんか売ってないですから.
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使用感について.
↓A95X R1のホーム画面です.
・沢山のアプリがインストされすぎていてビジーです.
・RAMが1GBしか載ってないためだと思いますが、アプリのインストorアンインストの度にフリーズしてしまい困ります.A95X R1を買うならRAMが2GB以上の製品にトライするのが無難かと思います.飽くまでも想像ですが.
・救いは、TVMCという動画再生アプリは安定して動作することです.
・Android6+TVMCは基本的にZidoo X8と同じですので、動画再生機能はX8と同じと思って良さそうです.
・HDMIおよびSPDIFから5.1chサラウンドを再生できることを確認できました.
・USBメモリ上の動画ファイルの再生を確認しました.
・ホーム画面からshut downできません.リモコンの電源ボタンの長押しでshut downできます.
総合評価としては、リビングで日常使いするにはA95X R1 1GBは不向きかと思います.試験用途ならOKでしょう.¥2500ですから文句を云う気はありませんが.
5.1chデコーダは、SPDIF信号を突っ込んで出てくるだけですので特に感想はありません.
PAM8610 Dクラスアンプは、へーっ本当に音が出るんだーと感心したのみでおしまい.音質はどーせたいしたことはないのでしょう.小型で便利ですね.
以上報告おわり.
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