2017年7月24日月曜日

汗だくの夏

7月は埼玉県八潮、新橋、広島県福山、大田区と現場を転々として異様に忙しかった.大田区の仕事はまだ数日残ってはいるが、超多忙な時期は脱した.

この間、梅雨だというのに関東では晴天ばかりで、水源のダムは空っぽに近づいていて、予想通り水不足になっている.たとえ外気温が33℃であっても、現場物件の天井裏の気温は45℃などという異次元空間なので、汗をかく→水をガブ呑み→汗→水 の永久ループになる.
2リットルのペットボトルが空になるほど水を飲む割にはさほどトイレに行きたくならないので、2リットルは汗として排出されているのだろう.まるで麦茶を汗に変換する生体フィルターのようだ.作業服が黒ければ塩を吹いていると思う.そんな汗だくで忌まわしい作業服は洗剤たっぷりで洗濯するのは言うまでもない.

ところが、洗いたての作業服なのにどういうわけか汗臭い.服の匂いを嗅いでも臭くない、不思議だ.やがて休憩時間になり臭いの原因がわかった.ヘルメットに染み込んだ汗の匂いだったのだ.(臭いと云っても剣道着ほどではない)
考えてみると作業服は毎日洗濯するけれど、ヘルメットを洗ったのは去年だった気がする.なんと忌まわしい...作業服と一緒に忌まわしいヘルメットも洗濯機に放り込んでガラガラと洗った.

ヘルメット洗浄とは盲点であった.今後はこまめにヘルメットを洗おうと思ふ.

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天井裏は暑さで最悪だと相場が決まっているが、天井裏にはもうひとつ最悪なコトがある.埃っぽいのだ.

天井裏は建物の中で最も埃っぽい場所だと思う.埃にもいろいろあって、居室であれば糸埃や髪の毛が多いだろう.しかし天井裏の埃の正体は、1に微粒子、2にネズミの糞 だと思っている.微粒子は、幹線道路に近い物件ならディーゼルの黒い煤煙である.田舎なら、土壌由来の微粒子である.色が違うので判る.風で舞い上がった微粒子が隙間から流れ込むのだろう.

そんな天井裏で少しでも動くと微粒子が舞い飛ぶ.そこでフラッシュを焚くと、TVの心霊番組で「オーブだ!」と騒いでいるのなんかアホかと言いたいくらい夥しい「オーブ」が写るのである.

オーブだらけで使えない写真も困るが、もっと困るのは微粒子のせいでカメラが死ぬことだ.記憶では3台のデジカメをオシャカにした.
死んだのはこのような沈胴式のデジカメである.隙間から微粒子が入り込んでレンズやCCDに積もって撮影不能になってしまう.

防塵カメラを買わなくちゃいかんと悟り、防塵でかつ広角な機種を探して3万円で買ったのがオリンパスのTG-870であった.
少し重たいんだけど、TG-870は良い製品だと思う.天井裏に持ち込んでも故障することはなくなった.操作レスポンスも良い.同僚達も、申し合わせたわけではないにも関わらずTG-870かその旧モデルを使うようになっている.

だがしかし、いまこのTG-870は基本的にもう売られていないのだ.売られているとしてもプレミアがついて7万円とかになっている.しかも後継機種のアナウンスなし.同僚達もこれが無くなったら困ってしまうと言っている.

熊本地震がきっかけで生産中止になったという噂を聞いたが、どうなんだろう?

生産再開または同じコンセプトの後継機を望む.   >   オリンパス殿

かしこ

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