2017年9月17日日曜日

サラリーマン時代のヒラサカの年収を公開

皆さんこんにちは.フリーエネルギー研究家のヒラサカです.(うそ)

勝谷誠彦さんの有料メルマガの昨日の記事で、「サラリーマンの生涯賃金・生涯年収特集」というのが引用されていて、へーこんなのあるんだ?と思いました.平成22年なのでちょっと古い統計ですが、大卒男子で生涯年収が2.5~2.8億円だそうです.資料の出所は政府系機関のようですので、信頼度は高そうです.

わたしは1987年4月~2010年12月までの約23年間をサラリーマンとして過ごしました.(その9ヶ月後に当ブログを始めました)    23年間のリーマン給与明細のほとんど全部を保存してありました.現物を保存してたというよりも雑にスキャンしたデータがほとんどでしたが.

会社を辞めた直後に確定申告しなくちゃいけないので、遡ること数年分の源泉徴収票に目を通したりしていて、フト「オレって45歳で辞めるまでの累計年収いくらだったんだろ?」と思いました.給与明細データはあるので、excelにポチポチと入力して計算したんです.

というわけで今回はヒラサカの各年年収と累計を公開します.読者の所属業界によっては、高給取りでしたねと思われるかもしれないし、こんなクソ貧乏な年収公開してバカじゃないのかと思われるかもしれませんが、100%リアルデータという事でお楽しみいただけたら幸いです.

それで計算結果がこれ.22歳~45歳までの23年間で約2.6億円稼いでいるとわかりました.製造業は全般的に給料が安いうえ、わたしは45歳でリタイヤしたわけですから、あまり稼げてなかっただろうなと予想していたのですが、完全平均年収が1000万円超えてたのかオレは、、、と庶民のヒラサカとしては少し驚きました.

1987~1996年までの年収が400~500万円で低空飛行してたのは、ソニーマグネスケールの給料が安かったからです.辞めてよかった.もっとも、現在はソニーマグネスケールという会社は無く、別の企業傘下のマグネスケールという会社に変わってます.なので給与水準が上がったかもしれません.ご留意のほどをよろしく.

1996~1998年は日本ヒューレットパッカード(神戸)に居た時期です.1000万円にタッチするかどうかというぐらいの給与水準.日本HPは年収1000万円にはすぐに達するけどその後はあまり上がらないと聞いた事があります.でも体験せずに転職してしまいましたから真偽は不明です.

1998~2010年はソニーに居た時期です.1000~1500万円ぐらいというところ.ソニーは給料高かったですね.2010年の一番最後にグラフがボコッと上ぶれしているのは早期退職金のせいです.(住宅ローンの一括返済で全部消えました)


給料について一番思い出深いのは2008年です.まさにリーマンショックの年です.上のグラフを見ると2008年に最高年収になっています.1600万ぐらいでした.これって何を意味しているかと云うと、小泉政権が始まった2001年から徐々に景気は良くなっていたんです.ヒラサカ自身の実感でも、2008年の上期は会社業績も良かったし、テープストリーマ事業部は余剰人員を結構抱えていられたし、測定器を買うのも結構自由に出来ていました.ところが2008年9月15日に始まったリーマンショックで下期は一気に暗転し、FY2008通期の会社業績は大きなマイナスに転落しました.(景気が給料に反映されるには半年ぐらい遅延するので2008の年収は高止まりだった)
麻生内閣の自民党は選挙で負けて民主党政権が始まり、日銀の白川総裁は¥80を割る超円高を注視してるだけ.わたしが会社を辞めた2010年は民主党政権で製造業氷河期の時期でした.
リーマンショックと民主党と日銀白川はオレの運命を変えたよ (怨)

それで会社を辞めてフリーエネルギー研究家になったわけですが(うそ)、その後の年収は全然ショボイので、扶養控除をスパスパ適用すると所得税ゼロみたいな身の上でございます.

トータルの経験としては、、、
収入が高いときは、それだけの責任を負っているし、会社に束縛されるし、海外出張に行かなくちゃいけないし、転勤を命じられることもある.
収入が低いときは、責任を回避させていただくのは当然だし、束縛は無い.

胆力をフル活用して得る高収入と、無責任な低収入と、どっちが喜ばしいかというと、今は後者だなぁ.

責任が大きいのに低収入っていうのは最悪ですね.

かしこ

#サービスショット     自転車のカゴでカマキリがこちらにガン飛ばしてた.

11 件のコメント:

  1. ソニー後の給与カーブは…
    もちろんなだらかですよね(*´・ω・`)b

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    1. 事業部長とかになると増えるみたいですがよくわからないんです

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  2. それでもわたしは2000円札を使い続ける2017年9月18日 9:34

    >>小泉政権が始まった2001年から徐々に景気は良くなっていたんです.
    今では小泉政権は酷い言われようですが、私も景気の良さを体感していました。具体的には『ITバブル』が始まり、各家庭にパソコン1台の時代になり、同時に『地デジバブル』で放送局の設備が地方局まで及び、かなり忙しかったと思います。

    >>リーマンショックと
    私の大っ嫌いな『同志社大学の紫の人』がこの少し前にリーマンブラザースの破綻を予言していたのですが、紫人の思想は『上手くいっているものは、やがて転ぶ』という単純な思想だったことにガッカリしました。

    >>民主党と
    >>日銀白川はオレの運命を変えたよ (怨)
    まったくもってその通り、

    >>¥80を割る超円高を注視してるだけ
    マスコミも『珍しく』市場介入の報道を続けているのに、雀の涙の介入が一回のみ。『安住のバカ少しは仕事しろ!!』とテレビの前で怒り狂っていました。馬淵氏のほうがマクロ経済解っているので『大臣馬淵に変わらないかな?』と真剣に思っていました。結局家電などの輸出企業がさんざんな目にあいます。具体的には
    ・SANYOが立ち行かなくなり、厳しいながらも、まだ息のある兄弟会社のパナソニックに吸収してもらう
    ・SHARPの半導体事業や液晶工場が立ち行かなくなり、円高で止めを刺した
    ・東芝白物家電事業部売却
    ・富士通パソコン会社売却 近所の大手プレス工場が倒産 2006年頃富士通レノボ→レノボジャパンと改名・組織変更した頃、そこの課長と立食パーティーで少し話したのですが、忙しくて3交代制で加工していたそうなのです。しかし平成22年に為替予約による多額の損失が発生、規模縮小や不動産売却したのですが2012年10月倒産。

    結局いろんな人の人生が軌道修正しなくてはいけなくなりました。

    電気労連は民主党を応援しています(私は応援していない!)が、家電業界にどんな福音をもたらしたのか説明してもらいたいぐらいです。もし次回民進党の集まりに行くことがあったら、・円高に無策だったこと・消費増税決定・電気労連執行部は何考えているのか質問してやろうと思います。

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    1. そのとおり!
      紫BBAや労組はカマキリに食われてしまえ.白川モナ.(怨)

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    2. 安住っていましたね、あいつもカマキリの餌でいいわ.

      マブチはあの頃からマトモでした.

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  3. いつもの通りすがりの人2017年9月18日 13:55

    哈哈哈
    他人の給与見るのって面白いですね
    (昔、「あなたの給与明細見せて下さい」っていう深夜番組があったけど結構面白かった)
    これなんていうか、大体グラフの傾向は同じようなんだけど、自分は金額が約半分になってたんで受けました。
    (と言いつつ、こんなこと書いてるくらいのヒマはあるんで、そんなに悪い生活レベルじゃないとは思ってますが・・・)
    自分も結構いろいろさせられました(出張とか行かされました)が、結論としては
    ・責任があるから高収入というわけではない、口のうまいやつが高収入
    ・本当に「頭のいい奴」は、さっさと独立して成功
    (自分は、独立する勇気がなかったんでそういう奴らの後始末ばっかり)
    まぁでもコレが成り立ったのは「リーマンショック前」迄で、その後は酷かったな・・・
    >小泉政権が始まった2001年から徐々に景気は良くなっていたんです.
    これも納得。(まぁ、うちの親は「小泉のおかげで年金が減った」とかボヤいてましたが・・・)
    個人的には「リーマンショックさえなければ」に、一票

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    1. あはは、リーマンショックは「サラリーマン大ショック」の意味でした、というオチですね.あれが無ければ全然別のことやってたと思います.陰謀陰謀...

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  4. いつもの通りすがりの人2017年9月18日 16:58

    どうでもいい話ですが、「リーマンショック」のリーマンと、「リーマン予想」のリーマンって、綴りが違うんですね。
    (ちなみに、両社とも出自はドイツで一緒です)当然、「サラリーマン」の
    リーマンとも違いますがww
    (そもそも、「リーマンショック」は、日本でしか通じない表現らしい)
    色々調べると、実は日本はリーマンブラザーズの倒産自体ではあんまり影響を受けてなかったけど、
    その後のアメリカのドル安(=円高)で、輸出できなくなって打撃を受けた、とありますね。
    でも何で円って
    ・リーマンショック → 円高
    ・原発事故 → 円高
    ・北朝鮮ミサイル発射 → 円高
    な具合に、全部「円高」になるんでしょうかね?
    なんかこれこそどこかの「陰謀」みたいに思えますが・・・

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    1. Lehman/Riemann/Salaryman、ぜんぜんちがうものでした.

      シン・ゴジラではデフォルト寸前で円安という設定でしたので、そっちかよと思ったものでした.

      有事の円高は、たぶんですけど、日本は世界一の対外資産所有大金持ち国で、普段はそれらはドル資産ですが、日本国内の大災害等で円需要が高るとドルを売って円に転換する必要が生じ、円需要が一気に高まるというそんなメカニズムだったような気がします.あと円払いの保険支払いのために円需要が増えるとかもあったかしら.
      結局日銀は必要なだけ円を刷れ!というオチですがw

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  5. >無責任な低収入
    ちょっと責任ありで中程度の収入&長期安定がイチバン好きです。
    単身赴任なんかもってのほかです。5年で10万キロ走った、っていうような話を聞きますが異常です。
    ワークライフバランスは30:70くらいの実感です。
    ってな感じで、もうちょっとでリーマン生活から卒業できそうです。
    世間では「逃げ切り世代」と言われてるようです。ああ、いい時代に生まれた!です。

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    1. わたしの欠点だと思うんですが、W:L=10:0か0:10がはっきりしてないとなんか居心地悪いんです.ボランティア活動がわたしの性に合わないのはそのせいだろうと思ってます.
      S39生まれのわたしは逃げ切り世代かなという認識ありありです.

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