前回の「にわかAVマニア」ではコンプレッションドライバを買ったことを報告しました.
でも、ホーンは買ってないんですなぁ.ひとつ作ってみるかと思っているのですが、どうやって作ったらいいだろうか?
ホーンスピーカーの設計および製作についてはこの本が唯一といってもよいみたいです.この本の改訂前のバージョンを図書館で借りました.
まずはホーンの設計ですが、数式どおりに曲面寸法を決めればひとまずOKであるらしい.カット&トライで作られている風に見えるバックロードスピーカーと比べると、ホーンは理論どおりに作るのが吉のようです.もっとも、ホーン長を短縮するための補正式もあるので、そこへ踏み込むとカット&トライ要素が湧き出すようではある.
ちなみに、理論形状どおりに製作されなかった場合のペナルティは、帯域リップルです.
朝顔形ホーンと長方形ホーンがありますけど、断面積が同じであれば朝顔でも長方形でも基本的にOKと考えるようです.この本の制作例は確か、全て長方形だったと思います.
つぎにホーンの製作ノウハウについては、著者は積層接着した木材の削りで仕上げています.著者は狂いの少ない高級素材を使っているので、電動工具を利用しても根性を要する作業かと想像します.
本の感想としては、買うほどのコトはないかなというところでした.
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ホーンというと、ひら的には朝顔形を作りたく思います.朝顔ホーンの在る部屋は、ツカンポの花が咲いたようなアホめいた光景になるのが好みです.
しかし、木材の削りで朝顔を製作できる気が全然しません.凸面の削りならまだしも、凹面の削りは困難だからです.ノミでコツコツと削るのは気が遠くなります.電動トリマーは奥まで届かない.木工旋盤は持ってない.フレキシブルグラインダー(右写真)で少しずつ掘り進むぐらいしか思いつきません.
なんとなく削りを避けたい気分なので、石膏または石粉粘土でホーンを作れないかと考えています.
最初になんとかしてホーンの雄型を作っておきます.雄型の上から石膏か粘土をベタベタと貼り付けます.うまく離型できればホーンの出来上がり.
↓朝顔ホーンというと回転対象.回転対象というと「ろくろ」なので、30cmの回転台を作りました.これで雄型を作れたらいいな.
かしこ
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