2018年12月14日金曜日

【意外】リチウム充電池が公称値どおりで幸福な年の瀬

誰もが決して信用しないモノってあると思うんです.
AVのパケ写とか、ファミレスのmenu写真とかは「どーせ嘘」という前提で見てるんで写真通りじゃなくても別に怒ったりしませんよね.

わたしは信用できないモノのうちのひとつとしてとある製品を主張したい.
「敢えて言おう、リチウム充電池であると!」
2500mAhとか言ったって実際は1500mAなんじゃね?みたいな疑いですね.

Amazonにはそーゆー★1個なレビューがわんさかと書かれていますから、ぼくちんだって簡単には騙されないようにしようそうしような気持ちになっているわけなんですね.

んがっ、この度3種類4本のリチウム充電池の公称値と実際に充電したmAhを比較してみたところ、驚くべきことに嘘じゃないとわかりました.ほぼ公称値通りのmAhで充電できてますから.なんかシアワセ.

それでは以下のレポートで詳細を報告しましょー.

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用意した3種類のリチウム充電池は、、、
 A) TrustFire製 26650 公称5000mAh
 B) 中華通販 LittoKala 18650 公称2600mAh      (これは2本用意した)
 C) モバイルバッテリから外したもの   18650    公称2200mAh

容量をチェックする手順としては、、、
 放電させる → 充電する → 満充電に要したmAhをメモする.
充電器はLittoKalaのLii-S2です.充電mAhが表示されるのでそれを信用します.

放電ツールは、、、
 ①充電器なんだけど5V出力モバイルバッテリとして使えるもの
 ②電圧電流、放電時mAhモニタ
 ③LED  (0.2A)

それでは測定結果です.

A) 公称5000mAhの製品  → フル充電に5095mAhを要した     SPECどおり!

B) 公称2600mAhの製品  → フル充電に2519/2567/2521mAhを要した     ほぼSPECどおり!

C) 公称2200mAhの製品  → フル充電に2230/2204mAhを要した     SPECどおり!

ええ~っ SPECどおり、、、なんだよイイ感じじゃねぇか?

これがpanasonicの高価格製品ならばSPECどおりであって当然と思うでしょう.しかし今回チェックしたABCともになんか怪しいかもな中華製品なのにこの性能だったのですから驚きを禁じ得ません.

ちなみにわたしはかつて、ウンコな中華リチウムを引っつかんでこんな記事を書いたことがあります.公称8800mAhが実測3000mAhだったのですからギャグみたいでした.

今わたしはシアワセです.

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ところで、放電でmAhを正しく測定するのは少し難しいようです.
上の①②③写真の放電ツールを使うと、やけに低い放電mAhが表示されます.例を挙げると、、、こんな酷い結果を得ます.半分熱ですかw
  5000mAh  →  放電2569mAh    51%
  2600mAh  →  放電1171mAh    45%
  2200mAh  →  放電979mAh      44%

しかし、この数値をそのまま受け止めてはいけません.なぜなら、3.7V→5Vに昇圧したmAhを観測したわけですから5÷3.7=1.35倍してあげなくちゃいけません.1.35倍補正したらこうなります.
  5000mAh  →  放電3468mAh    69%
  2600mAh  →  放電1581mAh    61%
  2200mAh  →  放電1322mAh    60%
少しはマシになりましたが、それでも充放電効率が60%ほどですから認めたくない低さです.

なんでこんなに低効率なのかというと、その大半は①の5V昇圧コンバーターの効率が60%ちょいなのでありましょう.

これについては悲しいです.

かしこ

#ひらさかふぇ(仮) オープンまであと138日

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