2019年3月9日土曜日

宇宙戦艦ヤマト2202 第7章 2回目を観ての感想文

ヤマト2202 第7章の二回目を観た.土曜日午後の新宿ピカデリーの客席は半分ぐらい埋まってた.客の入りはまぁまぁってとこかな.

1回目はstoryを追っかけるだけで精一杯だったけど、2回目は少し冷静に観れた.

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ガトランチス都市へはヤマトの単艦特攻だった.75年前の戦艦大和がそうだったからヤマトは単艦特攻で決まりと思う.銀河+ヤマト+デウスーラで侵攻したんじゃ絵になりゃしない.
40年前の記憶なのでウロだが、「さらば」ではアンドロ艦隊が全滅してしまって戦力がヤマトしか残っていなかったからヤマト単艦特攻になったと記憶している.

ところが2202第7章の状況では、銀河は健在、アンドロ艦隊は時間断層で生産中、ガミラス艦隊は別の宙域にたくさん居そうだ.
だから、どういう経緯によってヤマトの単艦特攻にもつれ込んでゆくのかに興味を持っていたんだ.結論は、次元潜航艇でヤマトを送り込む、だった.ふむ~
後続で無人アンドロメダも送ってやれよと少し思った.

いずれにせよ、先史文明の遺したアポトーシス装置はガトランチスだけとは限らないので、ヤマトに次元潜行能力を与えといてもらいたいよ.  >   地球防衛軍殿

あと、地球製ガトランチス兵の量産も怠りなくタノム.   >  新見さん

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森雪は謎のままだったと思うんだ.

そもそも2199の序盤で、地球との最後の通信で土方さんに何か言われてた.
  「この航海の中でお前は何かを思い出すかもしれん」
とかなんとか.
土方さんのこのセリフは「ユリーシャ暗殺未遂事件以前の記憶を思い出すかも」という意味だったと受け取れる、平易に解釈するならば.
 でも、2199のイスカンダルでユリーシャは「もう一人の自分」と森雪を呼んだ.なぜ?
2202では、テレサの呼び声が聞こえなかった森雪だった.なぜ?

おまけに第7章では、ミルに撃たれて治療中の森雪の独白に「テレザートのことは思い出せないけど....」とかいうセリフがあったよね.この「思い出せない」というのがひっかかるんだ.森雪の深層意識は「自分の過去世はテレザートだった」と認めているように思うんだ.

26話のあの世で森雪の意識が統合されたのは「ユリーシャ事件前の記憶」「ユリーシャ事件後の記憶」の2つだった.それ以外の何らかの記憶が統合された風には描かれていなかった.

謎だなぁ、森雪.

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あの世から帰還できたのはどうして古代と雪だけだったのか? 
山本が自力で帰還できたのだから、斉藤やキーマンや加藤も一緒に連れ帰ってくれよと人情深いわたしは思うのだが.

テレサと一緒に最後まで生きていた古代+雪のみが帰って来れたのかと思ったけれど、それだったら山本はなぜ戻ってこれたのかしら?

まぁ深く考えるのはやめとこう.

※オカエリナサイ、は今回はやらなかったねw

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26話をどう思うべきなんだろう?

エージェントAからの情報によると映画のパンフには、福井さんへの脚本依頼場面が載っているらしい.
スタッフ   「さらばをリメイクして欲しい、ただし死なさずに」
福井さん   「それはヤマト2をリメイクするってことですね」
スタッフ   「いいえ、さらばのリメイクでお願いしたい」

なるほどね、25話はさらばのラストなんだな.26話は死んだ古代+森雪を復活させる仕掛けなんだな.

それを承知した上で、やはりわたしはあの26話には驚いた.なんだかヤマトじゃないみたいだって.ヤマトは戦力の優劣に則ったstoryであって、精神セカイ要素は少ないと思っているからだ.

いろいろなシーンが去来した.
他人との境界が曖昧なあの世はエヴァみたいだが、わたしにはむしろアムロがララァを殺してしまったシーンとダブる.時が見えるんだもん.
あと、古代が時間線探しに疲れてしまうシーンはシュタインズゲートかなぁ.
古代の平和主義からは「カララ・アジバの理想主義」を思い出した.
ラストで古代に言ってほしかった.
  「まだ帰れる所があるんだ、こんな嬉しいことはない」
ナレーション
  「この戦いのあと、地球連邦政府とガトランチス公国の間に終戦協定が結ばれた」


さ~て、続編をよろしくお願いしますよ.   >   スタッフ殿

かしこ

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