GW後半、クルマで外出中の読者諸氏におかれましては先の見えないクソ渋滞で益々やる気を失っていると思われます。煽られたら急ブレーキで応戦し安全な家路を心がけましょう。家に帰るまでが遠足だからね。
わたしは何故か秋葉原で暇つぶし中。
ここで回路設計者として一つ宣言しておきたい。
「ケーブルに大切なのは柔らかさである」
硬くて突っ張るケーブルって引き回しが上手く行かないのでムカつくんだ。セット内配線だけじゃないぞ。USBもHDMIも柔らかいのが一番じゃて。テフロン系素材で耐熱性耐薬品性抜群なケーブルはガチガチに硬いので嫌よ。
近頃好きなシールド線が「オヤイデ電気」で売られている、MVVSシリーズだ。ちなみにOFCケーブルは使わない。その効果を知覚できる域に達していないからだ。
オヤイデ電気で1芯のMVVS10/0.12と2芯のMVVS12/0.12を切り売りしてもらう。エヘヘー、柔らかいの好きー。
ところが店員の手際の悪さが異次元だったようで、10m5m切りに5分はかかってた。さらに領収書書くのに4分はかかったか。何やってんだ?とレジをチラ見しつつ狭い店内で待つ。
会計待ちのわたしの目前で素人客が店員に「買ったケーブルの切断方法」などというイミフな質問をしてて、そんなの自分で考えろよバカ、と思いつつ異次元店員の異次元遅い会計処理を待っていた。
レジ付近が混んで来たので店頭付近に移動してハイパー亜空間遅い会計をひたすら待つ。
そこへ60代の男性客。
白いイヤホンの右耳だけ外して、
「ここは切り売りするお店?」
どうよ、イヤな感じがピリピリするだろう。
わたしが答えるturnだ。幾つかの候補から穏当な回答を発する。ケーブルの切断方法な素人客ではなく、技術者風な匂いを感じたので同類のよしみって奴だ。
「こちらは切り売りもやるお店です」
イヤホン片耳老人は言う。
「30番線で、、、」
やっぱ技術者だ。そして重要なのはこの爺さんはオレを店員と見間違えている。
遮って言う、
「わたしはここの店員じゃないんで」
「あこれは失礼」
白イヤホン片耳老人は奥の店員に30番線を質問している。
わたしは次元波動爆縮放射機の暴走事故レベルの遅さの会計を待ちつつ、自分の服装とオヤイデ店員の制服を見較べる。オレ=グレーの半袖、店員=黒のブルゾン、全然違うじゃん。白内障だと同じに見えるのか?
だいたい会計が遅いからこうなるんだ。傷ついた。
かしこ
もはやこれは陰謀を感じるレベルです。片耳老人はこのブログの読者かも。
返信削除ずいぶん昔ですが、被覆がやたら固くなった時期があったような。rohs指令(綴り違うかも)が出始めの頃と重なっていたので、柔らかくするのに有害な物質を混ぜているのかなとなんとなく思ってました。自分も柔らかい被覆が好きかも。
そのころカドミウム使用禁止でもめてたなぁ
削除「オヤイデ電気」私はオーディオ関連のみの利用ですが、産業用のケーブルでも自社製品を作っていてメーカー技術者も重宝しているようで、客先でオヤイデブランドの産業電線をよく見かけます。コネクターはガード下の小沼が種類豊富かな?
返信削除その同じ日に秋葉原にいました。ベルサールで『洋服の青山』展をやっていたようです。
ニアミス歓迎!
削除オヤイデさんは秋葉原老舗ですね。
秋葉原でここまで残っているお店は皆さん特定のpositionを占めている気がします。