2021年4月13日火曜日

石定盤 自作3Dプリンタ、ベアリング問題のその後

3Dプリンタを作ろう!

前回報告したプーリーのベアリング締め付け問題の解決についてレポします.丸を付けた部品で生じた問題です.Y軸のプーリー受け部品です.

→前回の末尾でこのようなプーリー固定方法を決めました.
要点は、
①ベアリングの下側はモールドに締結
②同上側はダブルナット
③ベアリングに締め付け力を加えない
しかしこれには問題があります.
問題1)グリーンのモールド厚が5mmと薄くて全体が傾いている
問題2)ナットのため、プーリーの高さが4mm上になってしまった

そこで、モールドを改善しました.

↓まず、前回のモールドはこのような形状でした.プーリー固定の長穴部分のモールド厚は5mmでした.5mmだと薄すぎます.
↓たかがプーリーを固定するボルトナットなのだからさほど強い力で締結する必要もないだろうと思われるかもしれません.理由はベルトのテンションスプリングです.テンションに打ち克つ根性がプーリー固定軸に必要なので強い締結力が欲しい.

↓そこで改善したのがこれ.座ぐりは高さ合わせのためです.
裏から見る.プーリー固定部分を肉増ししました.15mm厚になってます.
しかしこれでも問題が発生.ボルトはM5、D12のワッシャを挟んでグイグイと締め付けたら、モールドが陥没して死亡しました.3Dプリンタで作った部品の中身はスカスカですから、ピンポイントで強く押すと陥没しちゃうんですね.

↓さらに改善.これが現時点での完成版です.D25のワッシャでサンドイッチにして陥没を防ぎました.


かしこ



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