今日は台風なので家で製作してました.
低音用の巨大なホーンを作ったろかと思います.Onshapeで設計しました.開口寸法500mmぐらいありんす.直線で130cmぐらいあるので曲げました.製作機材はもちろん3DP.
↓ホーンSPKを鳴らすために暫定手作りのnetworkで実験しています.今日はちょっと大きめの音を出してみました.そしたらドラムスのドスドス音が歪むんです.いったい何が起きたんだぁと原因究明しましたら、歪の原因はコアの磁気飽和でした.
networkごとき、小信号とまでは言わないが、そんなに巨大なコアでなくてもいんじゃね?って思っていたのだけど、計算してみるとEE28(PC40)フェライトが磁器飽和して死ぬレベルの電流がサクサク流れるものなんですね.
↓こりゃいかん、てなわけでコアを巻き直しです.EとEの間に0.4mmほどのgapを設けて磁気飽和を防ぎます.コア透磁率が激しく低下するので巻き数を3~4倍ぐらい増やさなくちゃいけません.その結果アンペア・ターンは増えるのでいたちごっこですが、ひとまず飽和から逃げれました.
いまだにコアにギャップを入れると飽和しないのでイイという電源屋さんのいうことが理解できなくて。多分,透磁率が下がった分を補償するには(巻き線間のカップリングのために)巻き数はそれほど増やさなくてもよい,ということだと思うのですが,教科書探すのもめんどくさいので,すぐ忘れて次の仕事しています。たしか,起磁力を磁気抵抗で割れば磁束で~,磁束密度が飽和に関係して~,を逆にさかのぼると,Lは巻き数の二乗に比例するのに,起磁力は巻数と電流の掛け算だから~,得かしら~,えっと,もうわからなくなった。磁器回路の断面積広げるより,ギャップ入れたほうが体積として(同じLを得るなら)得するのかな。
返信削除コアギャップは、行って来いで元の木阿弥じゃないのと思ってしまうんですが、やってみると効果ありなんですね、なぜか...
削除>巻き数はそれほど増やさなくてもよい
結果的にそういうことのようです.
透磁率が激落ちするのですが、思ったほど巻かなくて済んでしまう感じです.
>Lは巻き数の二乗に比例するのに,起磁力は巻数と電流の掛け算
これのおかげに一票です