2022年5月6日金曜日

【謎の人・組織シリーズ】(1) 元気づけてもらうのが目的で他人を呼び出す迷惑な人

謎の人シリーズってできるかな? 人だけだと在庫が少ないので謎の組織にまで枠を広げたらシリーズ化できるかもしれない.てか書きたい人や書きたい組織はたくさんあるんですね.

第一回のお題は「元気づけてもらうのが目的で他人を呼び出す迷惑な人」です.

以前の投稿に少し書いたことがあるのだけど、、、「平坂さんにお話があるんで、駅前のコロラドで会いませんか?」と言われて指定の時刻に出向きました.その人をAさんとします.

Aさんは知人なので宗教の勧誘ではないのは知っていました.わたしに宗教やネズミ講の勧誘を仕掛けてくる奴はいません.ヒラサカを勧誘しても徒労に終わるだけだと彼らのゴーストが囁くのでしょう.

Aさんは地域社会活動に熱心な人で、独自の世界観を持っています.少し共産主義がかっているんだけど、Aさんの理想を言語化するならばこうなります.
目的:社会改革意欲に熱意のある地域住民が推進力となり漸進的な世直しを行う状態 (目的地は存在せず、そうゆう状態こそがAさんの目的)

方法論:序盤はこの指とまれ方式.やがて社会改革意欲のある地域住民がマジョリティとなれば上手く回ってゆく

Aさんの行動:この指とまれの発起人になる

Aさんの幸福:Aさんは総帥になりたくはない、社会改革を傍観して「素晴らしい状態だ」と眺めるのが幸福である

変わった人です.自費で社会改革運動を立ち上げてかなり金を浪費した実績があるらしい.Aさんは自身の問題意識として、少子高齢化、防災、などを挙げていました.AさんはLGBTやフェミニズムやアベガーには興味はなかったので、変な人だなと思いつつもまぁそれなりに付き合いは続けていました.

コロラドでAさんはわたしに自分のプランの説明をするんです.
社会改革運動を立ち上げるための資金集めプランとか、そんな話題です.
Aさんプラン実施のためにヒラサカに副代表に就任してほしいとかは無しでした.

想像通りでしたが、Aさんプランを聞くだに上手く行きそうにない絵空事でした.小室Kを弁護士にしてNYに生活拠点を設ける、というマコーリンのパッパラパーなプランの方がまだマシだっていうくらいプアなAさんプランでした.

疑問1:
Aさんの成功原理を煎じ詰めると「マジョリティになれば勝てる」だけなんです.しかし社会改革運動というものはマイノリティが担うものですから、少数精鋭化を目指すのならまだ理解できますが、マジョリティを獲得しちゃったらそいつらで仲良く守旧派勢力の出来上がりです.論理破綻してます.

疑問2:
マジョリティへの憧れが強いAさんは、動員のため莫大な資金が必要だとの認識は持っています.では資金集めの方策はどうするのか? たとえ話をすると、Aさんが趣味で油絵を描いている.その油絵を売って資金を作る、みたいなプランでした.なんだそのマイノリティの地道な活動は?

Aさんプランを聞くわたしの感情は哀れみでした.

ヒラサカのスタンスはこうです.
「わざわざ人を呼び出して事業プランを説明するからには、その事業プランの査定をしてもらいたいはずだ」
これは当然ですよね.意見を聞くつもりがないのなら自分一人で完結してるのですから他人に説明する必要がそもそもない.

だから疑問1と疑問2をAさんにぶつけました.あなたのプランはおかしいと言いました.

そしたらAさんは「ぜんぜんおかしくないんです」という反応で、事業計画の査定とかにはまるで興味がないし聞く耳持たないんです.

ではAさんは何のためにヒラサカを呼び出したのか?
ヒラサカに元気づけて欲しかったのでしょう.
鬱とか神経症の人の悩みを聞いてあげるカウンセラーじゃないんですけどねわたしは.カウンセラー役をする気なんか全然ないし.

わたしはAさんに言いました.
「わたしはこのプランが上手くいくと思わないので、その理由を指摘したいのだけど、それを聞く気がないのなら迷惑ですからわたしを呼び出すのはもうやめてください」

Aさんは、自分の事業計画に自信を持てないのか、逆に事業計画を自画自賛していてオレってかっこいいぜと盛り上がっているのか、そのどちらなのかは想像できません.(たぶん後者なのですが)
どちらにせよ自分の責任で実行するのですから、他人に貶されたら事業計画の価値が下がるとか、他人に褒められたら事業計画の価値が上がるなんていう代物ではありません.それなのに、まずは他人から褒めてもらってこそというAさんの精神性を1mmも理解できません.

ただ迷惑まき散らしてるだけでした.

コロラドのコーヒーは奢ってもらいました.Aさんと会ったのはそれが最期になりました.その後のAさんの消息は知りません.プランは有言不実行で終わったんじゃないかな.

#よく「元気をもらいました」というセリフを吐く人っているけど、あれってキモくて鳥肌が立つんだよ

かしこ

9 件のコメント:

  1. >ヒラサカに元気づけて欲しかったのでしょう.
    そのAさんって、少なくとも、平坂さんのことは「それなりには」知ってたんですよね?
    ならば、(ちょっと、こういういい方は失礼かも知れませんが・・・)
    「平坂さんが、単純に『他人を元気づける』ような人ではない」
    って、すぐわかると思うのですが・・・
    ※補足しますが、平坂さんに「結果的に」元気づけられた人は居ると思います。
    が、基本的に平坂さんが最初から「この人を元気づけてあげよう」などと、思うことは無いんじゃないかな・・・と感じています。「そんなめんどくせーことは、最初からやらない」「その程度で元気が出る奴は、何もしなくても元気が出るでしょ?」みたいな感じで。
    ※つうか、実は自分もこんな感じで、
    「やりたい奴はやればいい」「私に頼らないでください」
    と、いつも思ってたり言ってたりしていたのですが、なぜか、
    「通りすがりさんのおかげで、元気づけられました!」
    と、言われたことが、時々ありました。
    (私に言わせれば、そんなの「あんたの勘違い」だよ、と思うのですが、とりあえずその時は「それはよかったですね」とは、言いましたが。)

    そこで思ったのは、実はその人は、
    「平坂さんに、自分のプランをはっきりと否定されたかった」
    のではないでしょうか?
    なぜか世の中には、
    「他人に否定されることに、快楽を覚える人」
    が、一定数存在して、(マゾ体質なんでしょうか?)
    会社とかでも、何回言っても決まりを守らずに、
    「上司に叱られることを、快楽にしてる?のではないか?」
    という人々が存在してたりします。
    ※これまた余計な話かもしれませんが、人ってこういう相談をされると、
    「あからさまに否定するような人」は、そんなにいません。
    (たぶん自分でも、内心は「そんなのダメじゃん」と、思っても、そうは言わずに、「まぁ、いいんじゃないですか。やってみれば」程度で、お茶を濁すと思います。)
    なので、
    「確実に、否定してくれる」平坂氏に、白羽の矢が立ったのだと思います。


    すみません、言いすぎましたね。でも、その後どうなったんでしょう?ちょっと気になります。

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    1. >「平坂さんが、単純に『他人を元気づける』ような人ではない」

      いえてますw
      Aさんは孤立してたので他に話す人がいなかったみたいです.

      >元気が出る奴は、何もしなくても元気が出るでしょ?

      その通りですw
      わたしが「元気をもらった」をキモく感ずる理由は、元気ってのは内発的なものだろうと思うからで、他人の動向や他人に何か言われたってそれで生じる元気なんか偽物だと思うんです.

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    2. >「他人に否定されることに、快楽を覚える人」

      それは野村幸代が視聴率をとる理由ですね.彼女の視聴率のぶんだけ世の中にはマゾがいるんでしょう.

      ちなみにわたしは奥さんから「ひねくれひねぴー」と呼ばれています.

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    3. >「確実に、否定してくれる」平坂氏

      わたしは誠実一途ですから.

      ロクに聞かずに「アタマ痛い」とシニカルな笑みを浮かべるような失礼はいたしません.ド直球勝負です.

      ただしそういう性格は女にモテません.
      女の低次元な悩みなんかに同調して一緒に泣くとかしないもんね~

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    4. >Aさんは孤立してた
      「上司に叱られることを、快楽にしてる」ように見える人も、ある意味孤立してましたね(別にその人の人間関係をすべて知ってるわけじゃないんで、少なくとも『私から見て』ですが)
      まぁでも、
      >自費で社会改革運動を立ち上げてかなり金を浪費した実績がある
      のならば、すくなくとも、他に「誰か」は、居たはずですよね?一人じゃこんなこと(金を浪費?ってよくわかりませんが)出来ないので。

      私に「よくわからない理由」感謝する人もそうですが、世の中には、そういう意味で
      「謎の人」
      が、たくさんいますね。人間長くやってると、時々そういう人に出会います。

      >奥さんから「ひねくれひねぴー」と呼ばれています
      私は奥さんから
      「変わり者」
      と、呼ばれています。(オマエのほうが、よっぽど変わり者だろ!と、いつも思ってますが。)
      ※つうか、本人が「変わり者」であるほど、逆に他人に「レッテル」を張りたがる傾向があるような気もする。
      ちなみに私は「他人(ひと)は他人」と、いつも思ってるので、よっぽど変な奴でない限りは「あいつはxxだ」とかは言いません。そんなこと一々言ってたら、キリがない。

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    5. >わたしは誠実一途ですから
      そういうところは
      「O型」っぽい
      ですね。(私の周りの「O型」の人も、婉曲な表現はせずに「直球」で、自分の意見を言う人が多いです。)
      ※私は「A型」なので、どうしても忖度して「婉曲な表現」しか出来ません。
      ビビり体質なので、否定したら怒られるんじゃないか?と、怯えてしまいます。

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    6. >他に「誰か」は、居たはずですよね?

      私財を投げ打って人を雇ったりしてたみたいです.あと業務提携とかも.
      でもそれって営利目的集団ですから、社会改革を目指す熱い市民集団じゃないですよとAさんに言いたかったけど言いませんでした.夢は夢で終わらせるに限るという不幸なお方.

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    7. >私財を投げ打って
      「私財を投げ打って」何か始めちゃう人って、私の周りにもいました。
      (時々「一緒にやらないか?」ってお誘いが来ることがありましたが。)
      私の知る限りでは、大概「自然消滅」しちゃってます。
      まさに音信普通、消息不明になってます(単に私から見てのことですが)

      なので、「私財を投げ打って」も、ロクな結末にならないよなぁ、というのが私の認識です。
      (別に、やるやつの勝手だから、どうでもいいことですが。)

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    8. 事業をガレージからスタートさせる知恵のない人っていますね.
      なんでか知らんけど、いきなりオフィスを借りちゃったりして、箔付けが好きなんですかね?
      銀行には一発で見破られるでしょうに.

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