小学生から回路いじりを始めたわたしは、中学生の頃には秋葉原に出没する電気少年でした.
UJTというデバイスがあって、その名が2SH21という、21世紀を先取りしたような名称でカッコいいぜと思っていました.
1石で発振器を作れるとはけったいなデバイスだなぁと思いつつ、一度も使う機会がなく数10年の歳月が流れました.
2SH21は遥か以前にディスコンですからお店では売ってません.メルカリへ¥9800で出してる人がいますけど売れないでしょう.そこまでの骨董品的価値はないです.
↓利用方法は、CTへのチャージでAの電圧が上昇し、A>GになるとA-K間がショートして・・・を繰り返すという使い方をします.UJTってこれ以外の使い方ってあるのかな?
↓2SH21とは異なる原理のデバイスだと思いますが、秋月で外国産のを売ってます.回路図記号からも判るように、サイリスタの応用のようです.これを買ってUJTなるものを初めて動かしてみます.RTの代わりに定電流ダイオードを装着してます.↓CTの電圧波形はこんなです.もうすこし直線性の良いノコギリ波だと気分が良いのですが、ややダレています.TVがトランジスタで作られていた頃は、これを水平発振に使ってたんじゃないのかな?
↓10個買ったのだけど、まさかの個装.リソグラフで印刷したデータシートは、ネットの無い時代には有難かったけど、いまではもう要らないです.
>その名が2SH21という、21世紀を先取りしたような名称
返信削除なんと、当の21世紀になった途端に、この型番は、
https://www.alldatasheet.jp/datasheet-pdf/pdf/63064/HITACHI/2SH21.html
2SH21 : Silicon N-Channel IGBT
に、変わってしまったようです。(これも、マンデラエフェクトか・・・?)
・ちなみに、UJTの2SH21は「東芝」で、IGBTの2SH21は「日立」ですね。
(これが、同じメーカーだったら「モノホンのマンデラエフェクト」だったのに・・・惜しいですね。
※この件はこの人も言ってますね。
http://abcdefg.jpn.org/eleworks/putikousaku/cc029.html
2SH21という型番の部品
※ちなみに、秋月で売ってるのは「PUT」と言われる素子で、構造的には、サイリスタに近い(PNPN構造)で、強いて言うなら「トリプルジャンクション素子」なのですが、何故か「プログラマブルユニジャンクショントランジスタ」と、呼ばれてますね。(これ、日本だけの通称(一種の和製英語みたいなもので、よくある)かと思いきや、オリジナルのモトローラ(アメリカの会社ですね)も、そう呼んでいたのですね。ちょっと謎。)
おはよーございます
削除なぬぅ、IGBTになっちゃったってややこしい.
クルマのモデルチェンジか...
PUTはなんかおまぬけなのでUJTが好きです.
あとエサキダイオードも使ったこと無いんです.でももう売ってないと思います.
UJTでVFO作れそうですね。チュイーンとか,シンセサイザーごっこできそうですね。グランド端子にスピーカー挿入して音出ないかしら。先にデータシート見ないとですね。
返信削除短いパルス波形ですけど、ブザーみたいな音なら出ると思います.
削除たった1石なのに器用なUJTさんです.