金沢は暑かった．しかし、東京に帰ったら東京の方が暑く耐え難しでした．
では金沢旅行を振り返ってみよう．
金沢
駅前にある堤門（つつみもん）は巨大ですが、遠目には鉄骨で作ったオブジェなんだろうと思っていたところ、近づいてみたら「集成材」で出来ていました．そうだよなぁこんな巨大な木材なんか、おいそれと調達できないしなぁと納得しました．
↓もちろん兼六園を見学しましたが、京都の日本庭園には負けます．他の名所旧跡等を見て思ったのは、京都が永らく日本文化の中心であって、その京都を一生懸命模倣した加賀藩という図式でした．悪く言えば京都の劣化コピー．手塚治虫がディズニーアニメに恋い焦がれて「ジャングル大帝レオ」を描いたのと同じ哀しさを感じざるを得ませんでした．まぁ庭園・書画・織物などに精通した人には判る加賀なりのカスタマイズはあるのでしょうけど、素人のわたしにはわかりません．全般的に金沢に対する印象はプチ京都以上でも以下でもありませんでした．
↓兼六園の多数生えている樹齢の長い松の木の枝振りは見事でした．
↓兼六園に隣接する金沢城址は、がらんとしていて、この暑い道を数１００ｍ歩きましたが誰もいませんでした．お盆の暑い時期に行くところではないみたい．
↓「ひがし茶屋町」は町屋の風景が連なる、祇園に似たエリアです．舞妓さんが出勤するような大人の遊び場なのかどうかは知りません．我々は１８時頃に訪れたところ閑散としていましたが、日中はごったがえしているらしいです．ジモピー曰く、夕方の空いた時間に訪問したのは正解とのことでした．
↓金沢駅のお土産コーナーには地酒の試飲場所がありました．
↓たしか￥８６４で３種類を試飲．お姉さんによると、石川県の３５の酒蔵と契約した地酒を在庫しているとのことでした．
神奈川県は１３ヶ所しか酒蔵がないのに比較するとさすがに米の産地だけあってたくさんの酒蔵があるようで、うらやましいです．
↓金沢駅のJR車両は、車椅子生活者にはかなり劣悪でした．国鉄時代の車両が未だに使われているために、、、
↓全ての車両の床が１段高い構造なんです．段差は２０ｃｍぐらいありますか．８０ｋｇの物体を２０ｃｍリフトアップするのはさすがに困難なので、いちいち車椅子用スロープを駅員さんにお願いする必要がありました．これはイマイチです．
↓富山県～石川県の土地柄でしょうか、家の屋根瓦が独特です．通常の屋根は★★の田宮模型風にいうと「つや消しブラック」なのがひら的な通念だったのですが、富山石川の屋根瓦は家電用語風にいうと「ピアノブラック」でして、ガラス質の釉薬のせいでツルツルピカピカです．なので、木製のサイディングがボロボロな古家なのに屋根だけはツルピカの黒光りしている物件が多々有って、リフォーマー的には違和感を感ずる光景でした．
↓「橋場」交差点近くにある「高山豆腐店」は奥さんの親戚なので、遊びに寄りました．豆腐をたくさんごちそうになりました．
富山
富山駅から少し離れたロケーションの「ブルートレイン」という喫茶店をわざわざ訪問しました．鉄ヲタには有名店らしいです．火曜定休にも関わらずなぜか営業していてラッキーでした．店内にはHOゲージのトレインが多数展示・走行していました．
↓富山地方鉄道は、黒部渓谷とか立山へと向かう路線で、「南アルプス天然水」な雰囲気はたいへんよろしいかと思います． （富山側からは北アルプスというのかは知りません）
石川県南砺市
ホテルの観光案内を見ていたら、南砺市が町おこしのために製作した５分間ｘ３本のショートアニメ「恋旅」が放映されていてびっくり．だって
製作はあのP.A.WORKSなんだもん．P.A.WORKSの拠点は南砺市なんですと！
ストーリーは、「オレ、、、やっぱりオマエが好きなんだ」、「ウン、あたしもよ」という内容です．彼氏彼女のエピソードの舞台が南砺市の名所だという設定ですね．このアニメは南砺市でしか観られないそうです．（わたしが金沢で見れたのはホテルの宣伝のため）
石川県七尾市
レンタカーで七尾へ行きました．金沢から７０ｋｍぐらい．のどかな駅前．
↓P.A.WORKS製作によるアニメ「花咲くいろは」の電車が走っていました．隣駅の和倉温泉が「花咲くいろは」の舞台だったみたいです．
↓ちなみにこれは和倉温泉にある有名温泉宿「加賀屋」です．スゲー巨大でした．遠目に見学しただけでおしまい．
↓七尾の海沿いにある「能登食祭市場」でお土産などを物色．
↓季節外れだが売られていた生ガキを食しました．
↓名産の「もみいか」を試食したら美味かったので買いました．内臓ごとスルメにしたのでホタルイカっぽくて美味いです．北陸をメインに展開している「カレーのチャンピオン」のレトルトをゲット．
石川県羽咋市
今回の旅行で最も面白かったのがここ、
千里浜なぎさドライブウェイ（ちりはまと読む）．砂浜なんだが、クルマで走れます．海水浴もできちゃいます．
↓こんな風な砂浜にRVが止まっていて、、、
↓そのRVの隣がすぐに波打ち際で海水浴というアバウトなシステム．こんなの湘南とか千葉の海でやったら、すぐに警察が介入してきて、車道と海水浴客のゾーニングがーみたいな横槍が入ってソッコーで潰されるでしょうな．羽咋市エライわ．
↓それで、砂浜じゃRVでしか入れないだろと思ったら甘い．レンタのビッツでも走れてしまうのがここの独特なところ．砂質が細かいためと思われますが、砂が硬くてタイヤが埋まらずに済むので、クルマで砂浜を走れるんです．これは面白いです．羽咋市エライわ．
↓タイヤが埋まらないのは車椅子でも同じで、なんと車椅子で波打ち際まで行けてしまうという、珍しくも楽しい砂浜でした．でも車椅子が波にさらわれると、一瞬で動けなくなりました．
記録は残しませんでしたが、毎日寿司ばっか食べてました．
以上、灼熱の金沢方面旅行でした．
これで夏休みはおしまいです．
かしこ
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