消費税は１０％が阻止される期待があるのかどうかもうよくわからない

なにかが違う．．．．消費税８％の判断の時、つまり今から１年前の今頃は、新聞各紙が

「安倍総理はすでに８％を決断したのだっ」

「増税しなければ景気が悪化する」

「三党合意を覆してはならない」

「これで財政破綻が遠のいた」

などとこれでもかっていうくらい８％増税で決まりなのだ～と絶叫してましたよなぁ．

だが、今は１０％増税の前夜であるにも関わらず、報道が大人しいですよねぇ．

かくいうほどに、マスコミという生き物は誰かが作ったストーリーを下々の人民に教え込むためにだけ生きているクソ野郎である事がよく判ります．

１０％に慎重だっという政治家の発言も事実いまあるわけです．もしかして１０％にしないって可能性がマジであるのか？？？　各方面のハナシを拾ってみましたー．

１．某税理士の話
「１０％にするんですって」

ひら解説： 財務省→国税→税理士 というルートで情報が降りてくる税理士ってのは財務省の末端組織ですから、１０％増税を織り込んどいてねという情報が降りてくるのは当然でございましょう．

２．元大蔵省事務次官の話
「オレにはもうそんな相談は来ないよ」

ひら解説： 財務省ではなく大蔵省の元事務次官の親戚と知り合いなんです．オレこれ自慢なんだよ．へへへ．その人から聞いた話がこれ．

３．菅官房長の話
「７～９月の景気動向で判断する．凍結の可能性はある．来年の通常国会で凍結法案を出すかどうか？ いや～それを今わたしが言うの？ ウハハハ」
http://www.news-postseven.com/archives/20140901_274045.html?PAGE=2

ひら解説： ８％の時に最後まで増税に否定的だったといわれる菅さん、軽いなぁ（笑）

４．甘利経済大臣の話
「現時点で安倍晋三首相の判断は『全くニュートラル』、仮にいろいろな手を尽くしても経済が縮小する危険性がある時には、首相は引き上げに相当慎重になる」
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPKBN0H00NO20140905

ひら解説： 誰かの振り付けでしかしゃべらない甘利さんが、こう言ってるということは、増税しない観測気球を上げても良いと財務省が認めてるって事なのではないか？　ところでこの人ってホントに昔ソニーの厚木TECに居たの？

５．谷垣幹事長の話
「慎重に見極める必要性も指摘した」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140903/stt14090313180013-n1.htm

ひら解説： この増税原理主義者にしてこの発言とはいささか信じがたい．唖然としちゃう．

６．黒田日銀総裁の話
「政府の財政健全化の意思、努力が市場から疑念を持たれることになると、確率は低いとは思うが、そういった事態が起きると、政府・日銀としても対応しようがない」
http://jp.reuters.com/article/jp_column/idJPKBN0GZ0ZA20140904?pageNumber=1&virtualBrandChannel=0

ひら解説： 増税しろ、さもないと国債が暴落かもよ、と言ってます．まぁ財務省出身の黒田さんですから財務省と同じ事をいうのはさもありなん．ただ、８％増税に合わせて金融緩和を強化するような事は結局ほとんどやらなかった日銀ですから、１０％のために隠し球として黒田バズーカならぬ黒田ミサイルを留保してあるんじゃないか、などと思ったりするんだがいかがなものか？　まぁそのミサイルが効くかどうかは知らんけどね．

７．経済記者長谷川幸洋の記事
「『あの谷垣さえも安倍の増税見送りに賛成した』となれば、それ以上、増税をごり押しする政治的な勢いはそがれてしまう。安倍にとっては、増税見送りに最大のハードルになる谷垣を幹事長に据えたことで、谷垣を口説けるかどうかが勝負の分かれ目になる。そういう大一番の舞台を作ったとみるべきなのだ」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40358

ひら解説： これ以上解説することはないです．

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こんな風に１０％増税に慎重な説が飛び出してくるのは、去年の８％の時とはまったく状況が異なります．

これはもしかしたら、吉兆なのか？？？

＃８％でイッちゃって、いま賢者タイムだから１０％にしなくてもいいやって思ってる人が大杉

かしこ


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