2016年4月2日土曜日

我が家の電気の謎の行方について

電力が自由化され、電線にはいろんな電気が混ざって走るようになりました.わたしはいかんことにまだ東電契約になっています.

ところで、2015年の電気料金伝票から我が家の消費電力を転記しました.(5月と9月が抜けているのだが)
  2015年1月 809kWh   ¥26,124
  2015年2月 755kWh  ¥24,508
  2015年3月 678kWh  ¥22,139
  2015年4月 799kWh  ¥26,026
  2015年6月 684kWh  ¥21,581
  2015年7月 820kWh  ¥25,126
  2015年8月 836kWh  ¥25,017
  2015年10月 572kWh  ¥16,453     ←ここが年間最小な理由は謎
  2015年11月 722kWh  ¥21,014
  2015年12月 674kWh  ¥19,578

バカかと云わんばかりに電気を喰らっています.べつに変な植物を栽培してるわけじゃぁないんですw

夏はエアコンで電気をたくさん喰いますけど、冬はガス暖房なので電気使用量が少ないはずなんです.だがしかし、不思議なことに季節変動が大ではありません.エアコンによる寄与を排除すると、ベース電力をおよそ600kWhと読むことができます.

600kWhものベース電力は一体何なのだろう?と昔から不思議に思っているんです.
    600kWh/月 → 20kWh/日 → 常時830W消費している
と計算されます.常時どこかに830Wが消えてゆく家って、そんなに誰が使っているのかなぁ?不思議だなぁ.きっと電力計も一日中グルグル回っているに違いありません.

試みに、最も電気を喰っているであろう、わたしの部屋の電力を測定してみたところ、わたしの部屋では常時 250W を消費しています. 30%はオレのせいだった! 250Wの内訳は概算でこんなです.これらは常時オンにしています.
  AVアンプ                          10W
  古いFAX電話                    10W       累計 20W
  レーザプリンタ                    10W      累計 30W     (白黒)
  レーザプリンタ                    10W      累計 40W     (カラー)
  光モデム                             20W      累計 60W
  多数のACアダプタの電力    30W       累計 90W     (ハブや外付けHDDのちりつも)
  core-i7のPC                        30W      累計120W
  Athlon II X2 250の古いPC   65W      累計185W
  Athlon II X2 250の古いPC   65W      累計250W

最大のガンは2台の古いPCです.多数のサーバーを置く企業にとって旧くて電気喰らいのマシンが嫌われるのもごもっともという感想です.Athlon II X2 250はTDP 65Wですが、同等の処理能力でTDP 25W程度のCeleron等が今は在るので、置き換えしたくなりました.

油断していたのは光モデムでした.5Wぐらいだろうと思っていたのですが、たくさんの演算処理をするためか、常時20Wとそれなりに電気を喰っています.

その他の器具は、FAXにせよレーザプリンタにせよ、10W程度のちりつもとして地球温暖化に貢献しているようです.

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全体で常時830W消費していると考えられる我が家において、250Wの行方は判明しましたが、まだ残る530Wの行方は杳として知れません.

そこで家を見回って常時オン的な使い方をしている電気器具の推定消費電力を合計したら245Wと試算されました.バカになりません.
  冷蔵庫               100+50W
  屋外灯               20W (duty50%)
  TV-HDD             20W
  トイレ                   20+20W    (ウォシュレットの予熱)
  無線LAN+ハブ   20W
  FAX電話             5W

これでもって、830Wのうち、250+245=495Wは推定できました.残は335Wですが、家族が4人居て、それぞれが別個の部屋で灯りを点けてTVを観ていればアベレージ335Wぐらいは喰いそうだと思われました.

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結論は、
 1) 常時オンで使う電気器具のちりつもで大勢が決まっている
 2) 旧いPCはガンである

実はいま、人感センサー付きLEDランプがマイブーム(死後)であって、玄関と洗面とトイレぐらいはこれに交換しようとしているところです.1ヶ¥3000もするので高価なのがゲスの極みなのですが.

だがしかし、玄関と洗面とトイレを人感センサーLEDにしたところで、トータルで考えてみたらまるで節電の役には立たない、重箱のすみつつきのムダ骨であるという事実を実感いたしました.

素直に死ぬことにしようそうしよう.


追記2016.7.21:  2台あるAthlonIIマシンのうち1台を省電力PCに変更し、3ヶ月間測定して、平均消費電力211Wという測定結果を得ました.40Wぐらいの省電力に成功というわけですので目論見どおりといえます.もう一台のAthronIIマシンも省電力マシンに変更しようと思いました.

かしこ


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8 件のコメント:

  1. メーターの動きを見ながらブレーカーを切ってどこが良く食うか見られてはいかがでしょう。

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    1. そうですね.メーターが瞬時電力を表示してくれるとありがたいのですが.

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    2. あのメーターって、どのくらいの精度があるんでしょうか? ±1%だとすると、ラッキーな人とアンラッキーな人とで電気料金が2%異なる勘定になりますが.

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    3. あと、ガススタンドのガソリン流量計の精度も気になるわたくし.
      最後にホースに残ったガソリンはどこへ行ってしまうんだろうとか.

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  2. ±1%法規上決まっていまして、実質0.5%級です。
    売り物機械にもう少し高いの(0.1)を付けて使っていました。
    (その後電子式0.1を導入、制御は初めモステックのタイマーを3.6ばいしてつかい、後日立のマイコンZTATでカロリーワット瞬時積算表示)
    1時間積算して計るんですが、パルスをひらって、瞬時も変換。
    ガススタンド此も計量法検定付きです。
    古いの(買えば1万以上)をもらってきてコンセントプラグを付け、円盤にマジックで筋を書き光学読み取りすれば制度はそれなりです。
    残ったはできるだけホースを上げても手元バルブが閉まっています。
    それと検針は1月2月でせうか?


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    1. 結構ハードなスペックなんですね.まぁそうでなけりゃ叱られそうではありますが.
      WiSUNとかいうnetworkで検針の自動化を目指すようですが、半導体で±0.5%の実力を出すのはなかなかハードな目標specのように思います.全温度でspecというのが厳しそう.

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    2. WiSUNは知りませんが使ったのはY電気の0.25加重積算、Mさんのは使えなかったし、
      急速降下法、ハイブリッドコンプリート変換器、改造して0.1に、内部を高精度高速OPAMPにして、抵抗類もPR金皮0.2に、
      国産やビシェイ0.05より温度バランスが良く校正後は一番良かった。
      マイカコン、高精度CTPTにしてなんとかできあがるも、Yの理論が間違っていて、位相制御の波形補正ができなかった。
      正負逆接にしてなんとか達成、国家検定を取って販売(内製付属品)できました。
      検査用ですからオーバースペック、取引用はもっとお気楽です。
      探すと今はもう無く、すでにディジタル時代です。

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  3. だいぶ思い出した。
    www.intersil.com/content/dam/Intersil/documents/icm7/icm7226a-b.pdf
    普通は秒単位も電力は時間単位、でこのクロックを3.6倍(秒)にするとフリッカは増えるがタイムピリオドを時間単位に換算できた。

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