スバルというと暗い思い出が蘇るんです。黒ではないが、灰色の思い出といったところ。
その灰色さを説明する前に、S57年(1982年)型日産サニーについての灰色の思い出を話さねばなりません。わたしが最初に乗ったクルマがこれでした。下りの峠道でエンジンブレーキの不足分をアシストする程度にブレーキを踏むだけでも前輪のドラムブレーキから焦げ臭い匂いlがしてくる。ハンドルもクラッチも重い。当時の日本の大衆車なんかそんなもんというクルマでした。
不満は走行性能だけでなく、エンジンの騒音があまりにもうるさいのには参りました。当時はご多分に漏れずサザンやユーミンのカセットを聞いてたのだけど、高速に乗るとゴーッという巨大騒音でカーステどころじゃなかったです。
次に90年にシビックに買い換えて、騒音がサニーよりも10dBよりもっと減った気がしました。高速に乗ってもちゃんと音楽を聴けるようになりました。さすがに1982年のクルマと1990年のクルマだと進化したんだねと思いました。
さらに時は経過して2006年、北海道に旅行に行きました。レンタカーはこれでした。スバル インプレッサの2000-2007型です。雪国なので4駆のスバルがレンタカーになってるみたいでした。
(その時の謎めいた写真がこちら http://hirasaka001.blogspot.jp/2011/10/001.html)
これで広い北海道の南の方をちょっとだけ、千歳-阿寒湖-室蘭のあたりを走りました。
そしたら驚いちゃった。エンジン音がすごくうるさいんです。1982年型のサニーを髣髴とさせる騒音レベルでした。懐かしいなどとは思いませんでした。2006年にもなって24年前の日本大衆車の騒音レベルってありえるんでしょうか? ボクサーエンジンのエギゾーストノーツを楽しんでくださいというセッティングなのかと思いましたけど、あれは心地よいメカ音なんかじゃないもん、サニーと同じゴーッというただの騒音、もとい爆音。
歴代のインプレッサってそれなりに評判のよいクルマでしたよね。でもね、試乗しても高速道路には乗らないから、もしも気づかずにこんな爆音クルマを買ってしまったら後悔するだろうなぁと、少しダークグレーな気分の北海道旅行でした。
今売られているスバル車では改善されているものと期待します。
他のスバル車にはこれに乗ったことがあるのよ。狭かった。
かしこ
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