STM32でDCC/DDCを作ろう! INDEXページへ
情報が間違っていても責任とらないし賠償とかしないです.
STM32F205を採用した理由を書きます.
連載10回でCPU選定について少し書きました.
安いCPUが好ましい
→中華通販のAliexpressで205は安価で売られています.@¥250ぐらい
ピン数が少ないのが好ましい(はんだ付けがかったるい)
→205には、64ピンQFPがあります.
処理スピードは?
→205はSTM32の中では非力なCoreTex-M3ですが、なんとかなりそうだったので.
必須なperiperalは?
→USB HS(480Mbps)と、SPIは必須.205はUSB HSが使えるCPUで最もlowendなはず.
USBとSPIには少し解説が必要です.
STM32で480Mbps USB2.0を使うには外付けPhyが必要です.例えばUSB3300のようなPhy ICが必要です.USB Phyとのinterfaceは規格化(ULPI)されていて、下図の緑色の13pinを占有してしまいます.この13pinがSPI1 pinを妨げないことが要確認です.
SPI2 SPI3は30MHzのAPB1にぶら下がっているので速度が遅くてダメです.
SPI1だけは60MHzのAPB2にぶら下がっているのでOKです.
32bit 384kHz 2chのbitclkは24.576MHzです.24.576MHzを外部クロックとしてSPIに入力します.このbitclk周波数からはSPI123のどれでも使えそうに思えますがそうではありません.SPI内部で30MHz/60MHzのsysclkで外部clkをre-sampleするからです.なので外部clk周波数は15MHz/30MHzが上限になってしまいます.ゆえにSPI1を使います.
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