2021年3月20日土曜日

石定盤 自作3Dプリンタ(中型)進捗報告

3Dプリンタを作ろう!

石定盤タイプの中型3DPを作っています.大型3DPはペンディングです.

3DP自作の目論見は、
1)1万円で買った100mm級小型3DPを活用して250mm級中型3DPを自作する
2)250mm級中型3DPを活用して500mm級大型3DPを自作する
3)500m級大型3DPでホーンスピーカーを自作する  ←これが最終目的
このような計画になっているんです.
それでいきなり2に着手したのだけど、ちょっと苦しいので、初心に還って1を実行中です.

今日の午前中はグラインダーで鉄を切ったり石質タイルを切ったりしてました.

↓本物の石定盤なんか高くて買えないので、床材の石質タイル(表面ピカピカ)を375x270mmに切断して石定盤モドキとして使います.
↓石質タイルの裏に短く切った2x4材をシリコンで接着します.
↓こんな感じになります.この上に機構を組み立ててゆきます.機構の固定は接着だとチト弱いと思うので、穴を開けて木ネジで止めます.→穴開け風景

↓石定盤もどきの上にXYZ軸を置いてみました.サイズが分からないので文庫本を置きました.350mm長のシャフトロッドを使っていますが、ホルダにシャフトロッドを差し込む長さが喰われて可動範囲は狭まります.結果的に各軸250mmぐらいの可動距離を取れると思いますが、そこは現物合わせの出たとこ勝負です.まだまだ作り込まなくちゃいけないパーツはたくさんあります.
↓ペンディング中の大型3DPではアングル材を構造材として使いましたが、寸法調整がかったるいです.寸法調整できるモールド部品を自作しなくちゃいけません.
↓その反省から、中型3DPでは8mmの寸切ネジを構造材として使いました.全体寸法が小さいのでこれでも強度はなんとかなりそうです.寸切ネジは全部ネジですから貫通穴さえ開ければ寸法調整はナットで済むので便利です.

この3DPの設計情報は完成したら公開します.

でもデッドコピーで誰でも作れるという期待は禁物ですね.なぜかというと、モールド部品を作る3DPが発生するバリを見込んで嵌め合わせ寸法を決めたりしているので、CAD dataをそのまま打っただけじゃ上手く組み上がりません.それと、組みつけで寸法誤差を吸収している部分もあるので、メカセンスのある人じゃないと組んでも動かなかったりするだろうな.

わたしはメカ設計者じゃないのでメカセンスを持ちませんが、自分でゼロから設計して作ると身につくものが多いわけなんですね.と前向きな姿勢で筆を置くなり.


かしこ



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