2021年7月2日金曜日

石定盤 自作3Dプリンタ、モーター発熱対策はやはりアルミ

3Dプリンタを作ろう!

3号機、もうトラブルは生じないだろうと思っていたのも束の間、前回書いたようにモーターの発熱(60度ぐらい)のせいでPLAが変形し、モーターが傾くというトラブルが生じました.

モーターは金属製ブラケットで固定せにゃいかんかねぇ?

もっとも、わたしの3DPはモーターに負荷が多くかかる設計になっているせいもあります.
↓X軸とY軸にはベルトテンショナーをつけてあるので負荷が大きいと思われ.
↓Z軸はバックラッシュレスリードスクリューなので負荷が大きいはず.
↓さらにExtruderはボーデン型でテフロンチューブがこんなに長い、負荷多い.

各軸の冷却状況をまとめるとこうなっています.各軸で様々です.
  Extruder: 鉄ブラケット、空冷                ←対策完了
  X軸:         PLA取付、空冷                      ←問題あり
  Y軸:         アルミブラケット、空冷無し    ←今回この仕様に改造
  Z軸:         PLA取付、空冷無し                ←無問題

↓X軸も金属ブラケットに変更する必要があるのですが、構造が複雑なため考え中です.
Z軸には熱対策がありません.しかしZ軸はほとんど動かないのと、左右2ヶのモーターにトルク分散されるため、ほとんど発熱せずに済んでいます.

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というわけで、Y軸の改造です.

before: PLAにモーターを取り付けてあります.FANで空冷してるけれど焼石に風.モーターは60℃を超えるぐらい.
↓向こう側のモーター取付ネジ穴が陥没しています.熱で柔らかくなったせいです.このままではどんどん悪化します.

after:モーターを5mm厚のアルミブラケットに取り付けます.
↓PLAは介さず、アルミブラケットを石定盤に直接固定します.
↓Y軸シャフトを固定するPLA部品をアルミブラケットの上から被せるように固定します.アルミとPLAは接触しません.アルミと石定盤へ熱が逃げるためかモーターは55℃ぐらいに低下.PLAは人肌ぐらいの温度.

次はX軸の改造だ.

かしこ



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3 件のコメント:

  1. 消費電力大きそう。500Wくらい?
    1KW超えてたら夏はエアコンと電力の取り合いして双方ヘタリそう。

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    1. それほど大電力ではないです.実測で平均12V3Aぐらいですから平均36Wってとこ.ピークで5Aぐらい.Hotendだけで3A喰ってます.

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  2. なるほど。
    ありがとうございます。

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