2021年6月27日日曜日

石定盤 自作3Dプリンタ、トラブルは忘れた頃にやってくる(モーター発熱)

♪きっと来る~♪

数10時間は快調に動いていた3号機ですが、忘れた頃になってトラブル発生.

不調に気づいたのは、ベルトの動きがパタパタしていたためでした.ベルトプーリー固定ネジが緩んだかなと思ったのですがそうではなく...

↓Z軸に載ったX軸モーターを覗き込んで、なぬ~っと思った様子がこちらです.モーターが斜めになっています.原因はモーターの発熱でPLAが柔らかくなって、ベルトテンションに負けて徐々に傾いたのです.長時間稼働時のモーター温度は60度ぐらいでした.数10時間かかってPLAがゆっくりと変形したようです.

↓モーターの発熱といえば、Extruderの発熱が激しく、80度になってしまうわ、PLAが溶けて詰まるわで早々に気づいて対策しました.鉄製のブラケットでPLA部品に吊るすようにしてさらにFANで冷却しています.
実を言うと、今ではExtruderの発熱はかつてほど酷くなくなっています.3DPを稼働させて間もない頃、なるべく高速印刷してやろうと思い、樹脂吐出量が多くExtruderの負荷が大きかった時期にはアッチンチンになっていたんです.しかし高速印刷すると精度が悪化するので、今では40mm/sぐらいでゆっくり目に印刷する事が多いため発熱は少なくなりました.

さて本件の対策です.
↓まずはひん曲がったモーター固定部分をヒーターで炙って元に戻します.周辺部は変形しないよう願うぞ.
↓恒久対策になるかどうかは不明ですが、紙エポ基板(1.6mm)2枚をモーターに被せて断熱します.PLAにアルミが接して直接熱伝導するよりはだいぶマシと思う.
↓対策完了

↓Y軸も似たような発熱なので溶ける兆候あり.モーター固定ネジが沈んでいます.紙エポ基板を追加しました.

トラブルは終わらない.これでまた数10時間使ってみてどうなるか...

かしこ



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