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2013年11月21日木曜日

初めて経営者と知り合いになって思い出したこと

あの~、わたしはプチ経営者なんです.でも、まともな経営者じゃないんです.まともな経営者って何なのか? わたしの定義では、ファイナンスもできる経営者のことです.ファイナンスが苦手な経営者のことをマトモな経営者とはわたしはみなしません.そういう経営者はどこかで無用な危ない橋を渡ることになります.もちろんわたし自身もマトモな経営者ではないと自覚しています.

企業に勤めていた頃、わたしは技術にしか興味がありませんでしたから、金のハナシには頓着せずに20年間ぐらい過ごしてしまいました.でも最後の数年間で、少しだけですが金を専門にする職種の人と仕事をする機会があり(ソニーでは管理屋と呼んでいましたが)、なるほど企業は金で廻っていると実感した次第です.見聞きしたのは大企業の管理屋の片鱗に過ぎませんでしたが、「企業=金という原理主義」を脳の奥深く、脳幹レベルで思い知ることができたのは、何物にも代え難い体験だったと痛感しています.その前までは、大切なのは資本じゃないよ大切なのは技術だよ、などと青臭いことを考えていたわたしでしたが、それは誤りでした.

先日リフォームのお手伝いをした方が会社経営者だったのですが、その人のハナシを聞いていると、IT系企業だったり、不動産業だったり、飲食業経営だったりと、やってる業態が様々に分散しているので、あれ~よくわかんないなぁと思いまして、尋ねてみました.

ひら   「Kさんって、最初から経営者だったんですか?」

Kさん   「最初にすこし税理士事務所で働きました.数年で辞めましたけど.やっぱ金の事を知ると企業経営の役に立つでしょうし」

これで合点がいきました.要するにKさんは、経営することが目的で経営者になった人で、そのための基本的スキルはファイナンスなのだと.そういうタイプの経営者とは今までご縁がありませんでした.今までわたしと縁があったのは技術系の会社の経営者ばかりで、ファイナンスに長けた人々ではありませんでした.

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ファイナンスに長けた経営者に会って、わたしが関わった技術開発projectのかなりヤバいエピソードを思い起こしました.といってもファイナンス以前の問題なのですが...

飲食店を開業するような案件の場合は、必要資金を調達できれば、たとえ紆余曲折はあろうとも開業まではこぎ着けられると思われます.開業後に客が入らないリスクはありますが、そこは企業努力でがんばってくれと.

けれど技術開発プロジェクトは、飲食業の出店とはかなり違います.技術開発のプラン(画に描いた餅)はあれど、それを試作してみなければ本当に実現できるかどうかはわからない.その試作成果で出資者を募って、市場投入し、それが狙い通りに売れて初めてお金を手にすることができる.試作フェーズと市場投入フェーズが1年以上かかることはザラであり、お金を得るまでに長期間かかります.なのでいくらすぐれたアイデアがあっても、初期資金がないと何も始まりません.企業努力以前にファイナンス問題ゆえにオダブツです.

さて、わたしが関わった技術開発projectをKプロ(仮称)と呼びます.Kプロのkick-offミーティングには、プロデューサ、アナログ屋、デジタル屋、ソフト屋、アプリ屋、が出席しました.各々の参集者はプチ経営者です.わたしの役目はデジタル技術者で、数ヶ月先行して趣味的に試作してきて技術面での目処はある程度立っていました.技術的ブレインストーミングがひとしきり終わって、それでハナシが終わってしまいそうだったので、いったいなんじゃそりゃ~?と思って、プロデューサに問いました.
「ところでさ、Kプロは、絆方式でやるの? それとも金方式でやるの?」

プロデューサ殿の返答を記する前に、「絆方式」と「金方式」とは何かを解説しましょう.

技術開発projectは、上で述べた理由によりハイリスクハイリターンになりがちです.そのリスクを誰が負担するのかが、「絆方式」「と「金方式」の違いです.
「絆方式」
Kプロ参加者全員がリスクを負担する.全員が無報酬、手弁当で働く.失敗したら骨折り損のくたびれもうけになる.成功したら、莫大な利益を全員で山分けする.ベンチャービジネスの創業者7人衆の固い絆がその典型例である.
「金方式」
プロデューサが一人でリスクを負担する.他の参加者は、たとえ失敗しても僅かだが報酬を受け取ることをプロデューサが保証する.成功して得た莫大な報酬は、プロデューサの総取りである.参加者はいわば金で雇われた傭兵である.

↑これは両極端ですが、Kプロ発足にあたり、絆と金をプロデューサがどう思っているのかを語ってくれないことには、気づかぬうちにリスクまみれになっていたり、報酬をもらえなかったりと、バカバカしいことになりかねないので、わたしは絆と金をボカしたプロジェクトの発足なんか許しません.だから尋ねたのです.「絆方式」か「金方式」かと.

そしたら、プロデューサ殿が言ったことがすごかった!
「いや、それは金のハナシだから、今は話す必要がないでしょう」
だってさ.金とリスクについて少しは考えたらどうだと言いたい.
実を言うと、その人のことを知っていたので、想定内の返答のうち最悪の返答だったのですが、こりゃぁダメだと思いましたわ.その後、わたしは諸事情によりKプロを離れたのですが、風の噂ではかなりヤバいことになっているそうです.どういう風にヤバいのかは想像にお任せします.www

ファイナンスを武器に経営者をやっている人もいるかと思えば、絆方式と金方式を問われてキョトンとしてしまうほど金(とリスク)に疎い経営者もいる.世の中いろいろ、人生いろいろ、オトコもいろいろ、、、、なのであります.

ぷしゅ~
←ワカコ酒

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2012年12月26日水曜日

起業してみようと思ったりして(その25) 固定資産

クリスマスが過ぎ、製造業にお勤めの方は事実上の仕事納め状態でプラプラしていたりしている12月26日という方もいらっしゃるのではないでしょうか? そういえば会社を辞めて2年が経とうとしているな.

さて、前回が11月4日でしたからすごく久しぶりな「起業シリーズ」です.法人登記したのが4月でしたからかれこれ8ヶ月経過しますが、まだ営業運転に至っておりません.我ながらスローテンポだとは思っているのですが、他にやりたいことがいろいろあるので突貫工事的には物事を進めてませんでー.経営者になると誰にもそれを咎められないので1人ぼっちのお気楽起業と開き直っております.

その社業はプリント基板の製造・通信販売ですので、プリント基板の基本設計はほぼ終わり、量産性を考慮したプリント基板設計のための情報収集をしているところです.ソニー時代にお世話になったプリント基板屋の方に量産基板の設計指針を教わったりしています.その方にはお礼のために飲みに誘わなくてはいけません.   >   O殿、サンクス    ------もしかしてそれが初の接待になるのか?------

量産で使うパーツは中国からの激安輸入パーツで、ほぼ購入済みです.サプライチェーンはグローバルにw.  ------普段は円安歓迎なわたしですが、輸入依存度の高い経営者としては「円高は悪いことばかりじゃない」とどこかの安物アパレル業の社長のようなことを1人ほざいてみるが、そんなことを口にするとやはり口が腐りそうです-------

オタク風な通販サイトデザインにするつもりでして、わたしは学生時代にマンガ研究会に所属していましたので、マン研会員のなかからプロのマンガ家やイラストレータになった人がいるので、その中の1人にサイトイラストを依頼中なんです.     >  QUZ竜 殿 よろしく~

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先週、都税事務所から、課税するので会社の固定資産を申告してくれという通知をもらいました.家でもそうですが固定資産って、なぜか国税じゃないんですよね? 地方税なんです.なので、会社の固定資産も都税事務所が徴税窓口ってことのようです.

こんなこともあろうかと、当社はいまのところ固定資産を一つも持っていません.行けるところまでアセットライトで行くつもりです.でも、クルマを買い換えたら会社資産にした方が得ってことなのかな?  そもそも、節税を真剣に考えたくなるほど当社が儲かるという気はしてませんのでたぶん杞憂ですが...

「申告の手引き」によると、
・1月1日の所有固定資産を1月31日までに申告するそうです.
・固定資産を持たない法人でも「もってません」と申告しなくちゃいけないようです.
・税率は1.4%なので、個人所有の家とたしか同じような気がする.
・自動車は固定資産としてカウントされないようです.----2重課税になってしまうから?---

というわけで、なにも申告するものがないので住所と名前だけを書いた書類を都税事務所に提出しに行くとしようそうしよう.

かしこ


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2012年11月4日日曜日

起業してみようと思ったりして(その24)wordpressはgoogleにヒットする?

よくあるお問い合わせフォームというのを設けようとweb編集ソフトをゴニョゴニョといじっていたら、技術的には少なくとも3通りあるよなぁと、あたりまえのことに気づきました.

1)  mailto: xxx@bangflat.com  とhtmlに書いておき、メアドをクリックすると、defaultのmailerが起動するタイプ.これを使うとわたしの環境ですと、Windows Liveが起動しちゃうのでうざったい.環境を選ぶので万人が使えるとは思えません.
2) お問い合わせフォームでよくみかけるタイプ.【送信】を押すと相手の会社にメールが届きます.これならユーザーの環境に依存しないのでGOODです.目指すのはこれかと思います.
3) お問い合わせフォームでよくみかけるが、入力し終えて【送信】を押すと、なぜかWindows Liveが起動してイラッとするタイプ.結局1と同じなのでダメでしょう.
2のカラクリは、webサーバで動いているsendmailに文章を投入するとサーバが送信するので、クライアントのmailer設定から解放されてるようです.

このようにwebデザインはサーバ側でやってるのかクライアント側でやってるのかという場所の違いがあって、わたしのようなcgiぐらいしか知らない初心者にはわかりにくいと思いました.目下のところ、スタイルシート、php、wordpress、MySQL、などの理解不足なキーワードが続出して先に進めず、まるで「ドラクエの毒の沼」のせいで一歩ごとにHPが2のダメージを受けるような状況といえるでしょう.もっとも、cgiにせよphpにせよsource codeを直接書く気はさらさらありませんで、DLしたsourceをどうやってサーバに組み込んで使うかにしか興味がないわたしです.

数ヶ月前のことですが、どのweb編集ソフトを使うか考えてたときに、wordpressを味見したことがありましたが使うのをやめました.もちろん便利なんですが、当社のホームページには向かないかなぁと思ってやめました
wordpressを知らない人のために解説すると、まずワークフローが簡単なのがうれしいです.
       ●web編集ソフト     自分のPCにhtmlファイルが保存される  →  ftpで転送
       ●wordpress         htmlファイルがサーバに保存される
うれしいその2は、できあがったホームページの体裁が誰がつくってもだいたい同じになります.どんな体裁になるかというと、シンプルなtopページからサブページへリンクする理路整然とした体裁です.編集時にサブページを追加すると、自動的に上位ページのフレームにリンクが挿入されるので誰が作っても階層構造ができあがります.
たとえばこの↓ページが典型的なwordpressです.左のフレームに下位階層のリンクが自動挿入されてます.  https://sites.google.com/site/picencounter/

逆にですね、フレームのないベターッとした縦に長いページを作りたくても、出来ないと思われます.わたしは、フレームのないベターッとしたトップページを作りたいんです.これいいなぁと思うお手本がこれ↓.  画像が多くてリンクが少ない理路整然としないページです.フレームもありません.   http://www.onsen.ag/program/home/index.html

理由1: ホントかどうかは知りませんが、文字と画像が少なく短いページはgoogleにヒットしにくいのだそうです.ヒットするキーワードが少なけりゃヒットしないはずだから信憑性ありか?

理由2: 小売り店の「ドンキホーテ」とか秋葉のジャンク屋のようなゴチャゴチャ感が好きだから.

という好みを実現するにはwordpressは似つかわしくないように思って使うのをやめてみたんです.その代わり敷居の高いweb編集ソフトをガチで使う羽目になっているわけなんですが....

かしこ


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2012年11月2日金曜日

起業してみようと思ったりして(その23) 透明pngを知ってますか?

当社のホームページをデザインするために、web編集ソフトをいじっています.webデザインのイロハからお勉強中というわけですが、透明pngという画像ファイルを知ってこれは便利だと思いました.なんで今まで知らなかったのか???

今までわたしは画像編集にはjpgばかり使ってました.gifとかpngは使いませんでした.

↓画像を編集していてブチ当たる限界は、下地画像に上地画像を貼りつけたときに上地画像の余白が四角く残ってしまうことでした.邪魔だなぁ.
余白を透明にするには、illustratorのようなフォトレタッチソフトを使えば余白を消去できると知ってましたけど、わざわざillustratorを使ってまでやる気はなかとです.

↓そこで透明pngの出番です.png画像には「透明」という属性を与えることができるようです.それを「透明png」と呼びます.透明pngならば、余白なしで貼つけできます.これぞわたしが長年求めていたたものです.

jpgを透明pngに変換する「手軽に透明png」というフリーツールがあります.
http://www.officedaytime.com/toumei/index.html

↓jpg画像を読みます.
↓余白をマウスでクリックすると、透明になります.あとはpngで保存すれば透明pngのできあがりです.あとは、パワポでもweb編集ソフトでも貼りつければ背景を邪魔しません.
印刷関連の仕事をしている知人に透明pngって知ってますか?と聞いたら、ご存知でした.さすがに職業柄ですね.  しかし今までどうして知らなかったのだろう?  >  オレ


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2012年10月31日水曜日

起業してみようと思ったりして(その22) WEB編集ソフト

当社のホームページを作ろうとしています.編集ソフトはどうするんだろう遍歴について.

遍歴1) わたしが書いたSTM8Sのページは、TOPページに1階層下のページへのリンクを張っただけの平べったい構造です.編集ソフトはKompozerを使って書きました.Komposerは動作が軽いのでよいのですが、Kompozerで編集できるのは1ページだけなので、サイト構造を編集することはできません.フレーム編集すらできないんじゃないかな?なのでこのような平べったい構造しか書く気がしません.
http://stm8sdatasheet.web.fc2.com/STM8S_datasheet/index.html

遍歴2) わたしが書いたSTM32のページは、googleが提供するシステムに従って書きますので、誰が書いてもおおむねこのような書式になります.というかこの書式を逸脱する記述はできません.神様のhtmlファイルがサーバ側に置かれますので、いちいちftpしなくてよいのでお手軽で便利です.   https://sites.google.com/site/stm32datasheet/

当社のホームページをつくるにあたっては、1だと編集ソフトが貧弱すぎてサイト構造を作れないので困る.  2のシステムではサイト構造を変えられないので困る. というわけで有償のホームページ編集ソフトを使ってみようそうしようと思いました.

遍歴3) メジャーであるらしい「ホームページビルダー」を試用してみました.がっ、機能が豊富すぎてなんだかわからないので気絶して挫折.

遍歴4) 値段が安いSOURCENEXTの「ホームページV3」を試用して、簡単そうだという理由だけで買いました.買ったので使おうとしたんだけど、やっぱしよくわからんので放置プレイしてたんだけど、1ヶ月ぐらい放置しておいたら使ってみる気になってきました.

↓サイト構造を編集できます.階層構造をこのように一望して追加削除ができます.
↓各ページの配色は、defaultの配色から選べます.
↓最大関心事である各ページの構造は、スタイル設定画面で変更できます.これでフレームを簡単に使えますのでGOOD.   TOP階層でスタイルを決めて全ページを統一するという使い方をするのがフツーなのだろう.
↓objectもいろいろあるんですが、まだ使い方はわかりませんですー

我が身を振り返ると、わたしがweb編集ソフトの使い方をさっぱりわからんちんな事情がなんだったのかがわかりました.わたしは、古くは「pagemaker」今では「InDesign」のようなDTPソフトしか知らない人なので、段組→TEXT流し込みというワークフローでシーケンシャルなファイルを作ることしか知りませんでした.ですが、web編集のワークフローは、スタイル設定→階層構造→TEXTや写真を貼る というフローになるみたいです.DTPよりもWEBのほうが難しいなあ.あたりまえか?


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2012年9月7日金曜日

起業してみようと思ったりして(その21) 中国からの電子部品輸入の動向

まるで業界レポートのようなタイトルですが、このところaribaba.comaliexpress.comを利用して電子部品を輸入しています.aribabaってソフトバンクが出資したとかで名前をご存知の方もいるかもです.

なんでわざわざ輸入しているのかというと、とにかく安い! たとえば、16MHzのXTAL発振子が、わたしのような小規模業者向けの小売り業者として神様的な存在である秋月電子では、ボリュームディスカウントで@¥45となっていますのに対し、中国から仕入れたのが@¥7.4となってます.他にもブルーLEDが@¥1.6とか、USBコネクタが@¥5とか目を白黒させちゃうようなプライス.digikeyとかmouserでもここまで安いのはあり得ないです.秋月のキットの値段が安いのは、中国をサプライチェーンに組み込んでいるからだと推測していましたけれど、これほど歴然とした価格差があるとは思ってなかったです.

ただし、苦労もいろいろとありまして、通販のシステムが判らないのです.以下では通販システムの判らなさについて愚痴をたくさん書いて憂さ晴らしをすることにしようそうしよう.

●aribabaって何?
出店企業は主に中国.商材とかシステムが仕入れ業者向きです.aribabaを訪れても、たいていは単価表示がないので、メールでの問い合わせになります.決算手段はcredit cardではなくてpaypalとか銀行振込しか扱ってない業者が多いです.

●aliexpressって何?
aribabaのグループ企業.商材とかシステムが個人通販向きです.商品毎に単価が記載されていて、決済手段はcredit cardですので、楽天やamazonと似た感覚で取引できますので、システムを知らない故のトラブルは少ないです.システムが個人向けであるにもかかわらず、コンデンサ、LED、XTALのような汎用電子部品がドカドカ売られているのが中華風です.特殊部品であるLSIのラインナップはあまりないですので、LSIの調達はaribabaを利用しなくちゃいけません.

●手順は?
システムが判らず面食らってしまいがちなaribabaについて説明しますと、
   価格問い合わせメールを送る(英文)  →  単価いくらと返信が来る  →  じゃぁ買いますと返信  →  決済手段と送り方を教えてと聞かれる  →  返信する  →  本体+送料の連絡が来る  →  orderする  →  orderが承認される  →  決済する  →  商品が届く  →  webでcompleteボタンを押す

実際には、決済手段によって、フローがいろいろと変わります.貿易の決済って知らないことが多いです.また職業訓練で習いたいです.

●決済手段は?
わたしが利用したのは、CREDITまたはESCROWまたはPAYPALです.

CREDITはaliexpressでよく使います.特記事項はないです.

aribabaで取引するにはaribaba内システムであるESCROWが便利なんですが、ESCROWに対応している業者がほとんどないです.ESCROW取引だと、orderと決算と送り先がaribabaのシステム内で完結しているので便利なんですけど残念です.上記のフローはESCROWの場合です.

PAYPALによる決済はめんどくさいです.日本国内の通販でもPAYPALを利用された方がいらっしゃるかと思いますが、credit会社と通販業者の間に入って国際送金してくれます.通販業者からもらった本体+決算手数料+送料の合計額を相手の口座にPAYPALで送金します.めんどくさいのは、商品+個数+送り先をメールで連絡しなくちゃいけないことです.

●謎の費用X
商品受け取り時に請求される、よくわからん費用があります.

まずDHLやFedexの費用.どうやら上記の決済時点で送料を支払ってないってことで、いわば送料着払いみたいなもののようです.着払いをするために、DHLやFedexにアカウントを作る必要があります.法人のアカウントは簡単に作れますけど、個人のアカウントを作るには一悶着あるようです.

それと、通関時に消費税が徴収されたりされなかったりします.金額が小さいと税関をスルーしてるように見受けられますがよくわかりませんです.

●英語は大丈夫?
う~ん、大丈夫ではありません.yahoo翻訳のお世話になっています.
業者の中には、skypeで話せませんか?と言う人もいるのですがお断りしてます.
中国人で英文を読み書きできる人って大学卒のインテリ層なのでしょう.すごく平易でありながら、論理的な英文を書く人がいて感心する反面で、Hi!とかHey!とかBTWとかHow aboutとかばっかしな英文で全然意味がわからない人もいます.
わたしが決済手段とか送料決済を知らないので、教えてもらってます.  >  ゴメンネ、中国の人

●トラブルは?
大きなトラブルはないですが、リールパッケージを要求したにも関わらず、トレイだったということがありました.すこし残念.

あと、送料着払いのためのDHLとFedexのアカウントですが、まだ取れてないです.DHL/Fedexから確認電話がかかってくるのですが、不在で電話に出れてなかったりするので.そのせいで、業者が発送できなくなっている商品があります.その商品はAliexpressでorderした商品なんですが、Aliexpressには特殊な機能があります.それは、数日以内に商品が発送されなかった場合はそのorderが自動的にcanselされるという機能です.わたしのせいで商品出荷がstopしてorder canseledの恐れがあります.で、Aliexpressには、出荷までの日数を発注主が延長できる機能がありますので、延長しました.この機能は日本の通販システムにはない中華風な機能だと思います.

それと、多数の商品を同時に発注するのはやめた方がいいです.「your order」などという見境のないsubjectのメールトラフィックが増加するので、どのメールがどの商品のメールだったかしら?と判らなくなってしまいます.subjectに商品名を入れてくで.  >   中国の業者殿

サプライチェーンは大事だよ.


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2012年8月31日金曜日

起業してみようと思ったりして (その20) 当社に初めて電話がかかってきた

人は人それぞれに感動するポイントは異なります.オリンピックで金メダルをとるのを観て感動する人もいることでしょう.わたしは先ほど当社に初めて電話がかかってきてまるで会社みたいだと感動しました!

プリント基板通販会社を営むことを当面の目標としている当社ですが、まだ売る物を設計している最中だし、通販サイトもまだ作ってないので、電話を引いたけれどtestのために電話をかけたきりで使用実績はありませんでした.

がっ、突如として、わたしのデスクに聞き慣れない電話の音が鳴り響きました.長い間沈黙していたバンフラット株式会社の電話が鳴っているではありませんか!?
加持君からの留守電のボタンを押すミサトさんのごとく恐る恐る受話器を取り、どもりながら「バッバンフラット、ですっ」と名乗ると、DHLの通管担当の若い女性からでした.声質から20歳台であると推察されました.要件は通関のために社名の確認とのことでした.

なんでDHLが通関しているかというと、いま、電気部品を中国から大量に輸入しているからなんです.digi-keyなどで調達するよりか安くて、およそ半額で調達できます.

日本で電子部品を調達しようとすると、ICをリールで大量に小売りする店なんか無くて、せいぜいdigi-keyとかRSのような通販のみで、しかもそんなに安くはない.商社と売買契約して売ってもらう正統なやりかただと、与信審査がかったるそうだし、たぶん零細業者なんかフンッとか笑われておしまいだろうからやる気にならんとです.

なので、プリント基板通販会社をやるにあたっては、パーツの調達は絶対に中国でやると決めていました.中国の部品市場っていかにも中国的ななんでもありマーケットでして、日本の大企業が調達している価格とたぶん同じ価格帯でパーツがたくさん売られています.商社が手っ取り早く稼ぐために横流ししちゃうのかな? そういうスポットマーケットで調達した部品を使って製品を作っている輩がたくさんおるというわけです.だからISOなんかぜーったいにパスできませんし、IC不良に起因するサービスなんかできるわけがありません.それが中国.パーツを安くスポット買いできる中国を活用するのはわたしがする商売の避けて通れない必須事項なのです.
なので、飛行機に乗って中国のシンセンに自分で足を運んで、ATMで人民元を何万元も引き出して深浅の街で筆談でパーツを仕入れてハンドキャリーするつもりだったわけです.ただし、通関のやりかたがわからないので輸出入業務の職業訓練に行けばヨカッタかなちくしょうなどと思っていました.

ビックサイトに行くと、アリババという中国の通販サイトの広告がデカデカと掲げられているのをご存知の方もいると思います.そのアリババがやっているのは、amazonとか楽天のような小売り商品とは違って、日本の輸入業者がハンドバッグを大量に中国から買い付けるための通販をやっています.しかも、与信なんかそっちのけで、creditかpaypalで支払ってくれるなら誰にでも売るよってなスポットマーケットがそこにある.これはラッキーかもぉ....  日本のアリババでは電子部品は全然売られてないんだけど、中国のアリババにはなんでもある.ただしヒロセのコネクタなんか本当にヒロセ製なのかどうか知らんけどね...さすがにICのパチモンはないと思いますが.

というわけで、中国人と英語でいくらだ?みたいなメールをして電子パーツを買いあさっているこの頃なのです.skypeで話しませんかと言われても話せないので断りました.

一度シンセンの街をブラついてみたいと思います.誰か一緒にシンセン見学に行こうよ.


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起業してみようと思ったりして (その19) 申告の誤りを税務署に指摘され

その18で、法人税を申告したんだけど間違いを発見したと書きました.その後日談です.税務署から間違ってます~という電話がかかってきました.ぷしゅ~

何を間違えたか?
法人の規模にもよりますが、4月1日以降の事業年度の法人税が18%→15%に減税されました.それを知らずに申告書を提出して税金も納付ってしまいました.少し多めに.

何で間違えたか?
税務申告ソフト「税理士いらず」の15%に対応したH24年度版がリリースされるのが8月末でした-------昨日DLしてupdateしたばかり-------.      そんなことに頓着せずにわたしが使ったのはH23年度版(18%)でした.ただし「税理士いらず」のversion upが遅いと非難する気はありません.H24年4月1日以降の事業年度に適用される法律ですから、フツーは税務申告の季節はH25年5月ごろになるわけで、フツーは8月末リリースで全く問題ないです.ところが設立初年度の当社は事業年度開始4月4日、決算6月30日という変則的事情なのでハマったと.
さらに、再提出するのを断念した個人的理由は、申告期限が8月31日なんですが、税理士いらずH24版のリリースが8月末なので間に合わんかったのです.それと、単純に数式を15%に修正するだけじゃ済まない部分があるんです.
申告ソフトのXX年度税制対応というのをマジメに確認するべきでした.

税務署から電話
税: 4月1日以後は15%が正しいけど18%で計算されてます
ひ:  それ認識してます.提出後に知ったんです.すみません
税:  これ修正していただきたいんで、来週あたり来られませんか?
ひ:  行くのはOKですけど、過払い額は¥2000ぐらいなんで、そのままあげますけどどうですか?
税:  いえっ、そうは参りませんので返金いたします
ひ:  ああそうですか、わかりました.来週でよろしいんで? 申告納付期限は今日ですけど
税:  書類の修正ならなんとか許す
ひ:  決算書類等を作り直してお持ちするべきですか?
税:  それも可能ですけど、書類を刷新してしまうと校正手続きはいろいろとめんどくさいですよ
ひ:  わかりました.じゃぁ印鑑で修正ってことで、来週4日の午前ではいかがでしょ?
税:  OKです.

とまぁこんなことになったわけです.税理士を通さずにした設立初年度の申告なので隅々までチェックしてくれたんだろうなぁ.願わくば一昨日ぐらいに指摘してくれたら、「税理士いらず」のversion-upがギリで間に合ったりして丸く収まったかもしれん.というかわたしだったら、多めに受け取った金はオイチイオイチイと言ってそのまま懐(国庫)に入れちゃいますがな~.

国庫に納付というと、左折違反で罰金¥6000を納付した先日の痛みが思い出されました.

この度はゴメンナサイ  >   国税殿  orz


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2012年8月16日木曜日

起業してみようと思ったりして (その18) 申告したが間違い発見

さきほど、税務署と都税事務所に申告書類を提出して、郵便局で納付してきました.

がっ、郵便局を後にしてこれで完了とせいせいしたのもつかの間、、、、、「税理士いらず」がまだ復興税に対応してないから、決算書のつじつまが微妙に合ってないことに気付きました.------復興税とは法人税が10%増になることと思えばだいたい合ってます.

その件でネットをうろついていてもうひとつ間違いを発見しました.24年4月1日以降の開始年度における小企業の復興税と法人税の合計税率が19.8%→16.5%に軽減されるという件を無視していたこと.試算すると、ひっくるめて¥2000ぐらい税金を払いすぎました.払いすぎなので仮にバレても怒られないとみて黙殺することにしようそうしよう.

設立間もない当社は第1期がH24.4.4~H24.6.30とイレギュラーに短いので、いきなりH24税制改正に該当してしまい、8月末に予定される「税理士いらず」のバージョンアップが間に合いませんでした.来期からはこういう事態はないはずです.

復興税の反映の仕方を「税理士いらず」に問い合わせ中ですが、たぶん一筋縄ではいかないと思います.実装されたアルゴリズム的に、x=a(y+z)ならできるけど、x=ay+zに分解するには不毛な手作業になると予想します.正しい決算書は「税理士いらず」のバージョンアップ後に得ることにしようそうしよう.


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2012年8月13日月曜日

起業してみようと思ったりして (その17) 「税理士いらず」使用中

「税理士いらず」をつかって申告書類を作っているわけですが、このソフトは事業所が1つだけの小さな会社向けですという位置づけです.その片鱗がわかったのが特定同族会社についての処理です.

同族会社というのは、家族が経営の実権を握っている会社です.同族会社の中で、社長が50%超の株を占有している会社を特定同族会社と呼ぶようです.

特定同族会社には特別の税金がかかるそうです.その税金とはなにか?

会社がすげえ儲かった年の特定同族会社では、税引き後利益を家族にドカンと配当することになります.けれど、ドカンと配当すると家族の所得税がかさんでしまうので、今年は配当しないで内部留保しておこうなんていう、カワイイ飛ばしをする自由が特定同族会社には生じてしまいます.なので、特定同族会社の内部留保に税金がかかります.その税額を計算するのが別表3(1)です.

ただし、資本金1億円以下なら別表3(1)は免除されるので、当社には無関係です.「税理士いらず」には別表3(1)の出力機能がないっぽいので、資本金1億円を超えるような法人は「税理士いらず」の対象外なんだなぁと思われました.

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申告書類でわからないことがあったので、税務署+都税事務所で質問しました.
●法人税申告書は、別表1写し→別表→決算書→内訳書 の順に閉じて提出する.
    (別表1のOCR用紙は閉じないで単独で提出)
●適用額明細書、復興特別法人税申告署 はOCR用紙なので閉じない.
●地方税申告書の法人番号は都税事務所で教えてもらえる.
●地方税申告書には決算書の添付は不要.つまり用紙1枚だけでおしまい.
●法人税も地方税も、申告書を2通作り、ハンコを押してもらって、1部は保管しておく.
●申告書提出後、納付書でお金を振り込む.
●納付書は、法人税、復興特別法人税が別々なので2枚ある.地方税は都民税+事業税+地方法人特別税を一括して納付書が1枚.都合3枚の納付書がある.

8月16日に申告して手続きを完了することにしました.


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2012年8月12日日曜日

起業してみようと思ったりして (その16) 「税理士いらず」便利便利

決算申告の季節につき、会計+申告ソフト「税理士いらず」¥12,600を使用中です.こりゃ便利でいいわ.起業してみようと思ったりした方にはオススメします.以下、その感想.

期初日設定ミス
開業日がH24.4.4であるにも関わらず、今期をH23.7.1を期初日にして使い始めたのは巨大な過ちでした.期初日をH24.4.4に訂正したところ、7万円もする都民税が正味営業期間2ヶ月に圧縮されるので下記のように税額が減りました.おかげで税引き後に黒字になりました.
  法人税                ¥9300
  都民税                ¥71500   →   ¥13100に訂正
  事業税                ¥1500      →  ¥1400に訂正
  地方法人特別税  ¥1100
  合計                    ¥83300   →  ¥24900に訂正
ただし、期初月日をあとから変更できないので、再設定して最初から伝票入力をやり直さなくちゃいけませんでした.

決算報告書
BS+PL+販管費+株主資本がほぼ自動的に生成されます.これらは会計ソフトでもフツーに生成される書類です.けれど申告ソフトでもある「税理士いらず」ならではの費目がBSに追加されます.それは、未払い法人税等が流動負債としてちゃんと計上されるんです.これには感心したわたくし.

法人税申告書類
こんなにたくさんあります.これらのうち、当社の当期に関係ある書類は青色の書類だけとなります.
確定申告書+適用額明細書+同族会社判定+所得計算+資本計算+税納付状況+所得税控除+欠損金+貸倒引当金+寄付金+交際費+減価償却+繰延資産+小額減価償却+一括償却+預貯金+手形+売掛+買掛+仮払+仮受+棚卸+有価証券+固定資産+借入+土地売上+事業所+役員報酬+家賃+雑損失

確定申告書以外は全て明細書です.個人事業の申告ではBS+確定申告書だけでOKでしたが、法人の申告では追加で様々な明細書が要求されるんですね.税務署の人はこんなの全部読むのかしら? 伝票データから集計して明細書を作ってくれるのが申告ソフトの重要な機能であるとわかりました.
たとえば、2万円の電話+9000円のソフトは、自動的に「小額減価償却明細書」に記載されて生成されました.こりゃ便利でいい.

同族会社判定書はセミオート生成であって、株主構成をinputして完成させます.

上記の書類の中で最大の難関は「適用額明細書」です.これは、今回の申告が援用した租税特別措置法の条文はどれかを記載する明細書です.リンクをクリックしてもらうと判っていただけると思いますが、こんな激生な法律文書は素人にはわかんね~よ.サンスクリット語の仏典をいきなり読むくらい判らんであろうよ.
こんな書類は普通スルーするんじゃね?と思いつつ、「税理士いらず」に自動生成させてみたのが下記です.なんと当社の申告に2件ヒットしていました.条文を逆引きしたところ、第42条3-2は法人税率18%のことでした.第67条5-1は電話+ソフトを一括償却したことでした.なにげにしっかりひっかかってるわ.

地方税申告書
都税・事業税の確定申告書+均等割額の計算書だけです.これらの書類には、法人税で計算した値が引用されてほぼ自動生成されます.均等割額は住民税7万円を月割り計算する書類です.

法人事業概況説明書
税務署に提出する書類です.これにはいままでの数値が多数引用されますので一番最後に作るようです.けれど80%は自分でinputして完成させます.inputする事柄は、海外取引の有無+電算機+事業状況+所有設備などです.

消費税
当社は免税業者なので消費税の書類はありません.

復興特別法人税
震災復興のため、納める法人税を10%増しにするという法律のようです.この機能は「税理士いらず」に装備されていません.どうすりゃいいのか調査中.

「税理士いらず」をつかって自力で申告できそうです.


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2012年8月9日木曜日

起業してみようと思ったりして (その15) 「税理士いらず」体験中

税務申告の季節を迎え、会計ソフト+申告ソフトが合体した「税理士いらず」に乗り換えると決めました.いまDLして体験版を使っているところです.

●伝票入力のしやすさは、「弥生会計」や「わくわく財務会計」に較べると地味.自動仕訳機能は無し.費目毎に貸方借方が登録されていて、それにならってinputすればなんとかなるようではある.

●創立費の処理法は3通りあるらしい.  1)創立費とし繰延資産として計上し5年以内に定額法で償却   2)創立費とし繰延資産として計上し当期末に全額償却   3)営業外費用として逐次経費化する       わたしは3でやります.ちなみに2をやろうとしたら「税理士いらず」が5年償却を主張するのでうまくできませんでした.

●2万円の電話を買いました.全額を当期の損金算入できる決まりですが、資産計上すると「税理士いらず」が期末に全額償却するように自動的にやってくれました.

●「わくわく財務会計」のような会計ソフトですと、減価償却処理まででおしまいですが、申告ソフトである「税理士いらず」ではこの先に申告調整があります.社長の給料とか、去年の未納税額、消費税の既支払い分などを調整します.がっ当社は誕生間もないのでそういう調整の必要がないのでなにもせずにスルー.

●申告税額が確定しました.たとえ赤字でも都民税の7万円は取られます.
  法人税                ¥9300
  都民税                ¥71500
  事業税                ¥1500
  地方法人特別税  ¥1100
  合計                    ¥83300

●税引き後は赤字3万円でおしまい.たぶん来期も赤字かな.

●申告書類はライセンスを取得してからじゃないと印刷できません.これから金を支払ってライセンスを得ようと思います.

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2012年8月7日火曜日

起業してみようと思ったりして (その14) 決算申告書作成で会計ソフト変更

永田町では内閣不信任案と問責決議案が野党6~7党によって提出され、熱い季節を迎えているようですね.今日提出されて採決は10日になるそうです.不信任と問責は最優先事項として処理されるそうですので、即日採決されるのかと思ってたのですが違うようです.それと、すでに他党から提出されちゃったのに、後から自民も提出するかもとのことで、ダブって提出することになにか意味があるんでしょうか? 自民が不信任に相乗りすりゃいいだけじゃんと思うのですが?

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さて、当社は4月4日設立で6月30日が期末ですので、ほとんど営業実績がないままに税務申告の熱い季節を迎えてしまっておるわけです.ちなみに、申告書提出期限は期末+2ヶ月後ですので8月31日ってことになります.なのでそろそろやらなくちゃ、すりつぶされてしまうわ.....

8月に入って税務署から申告書類一式が郵送されました.6月20日ごろに早々と来るのかと思っていましたが、その逆で、期末+1ヶ月でやっと来ました.いまいちやる気を削がれるなぁ...

経費節減のため税理士先生のお世話にならずに自力で申告しようと思いますが、送付された申告書類をみるとなにやらいろいろとあって、かなりめんどくさいことがわかりました.国税の書類を見ておののいているわけですので、他に地方税もありますから、なんか宿題をやるのがめんどくさい小学生のような気分に叩き込まれつつ、どうしたものかとUSB扇風機の風に当たりながらしばし考えるわたくし.

税務申告ソフトってないのかと思って調べたところ、こちらの解説がもっとも参考になりました.
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1327673523
曰く、
●税務申告ソフトはある
●「楽々法人税」    1万円ぐらいで操作も簡単だが、弥生会計3万円との連動ソフトなので、弥生会計を買わなくちゃ使えない.
●「法人税の達人」    会計ソフト縛りはないが、税の知識が必要で、値段が3~6万円.
●「税理士いらず」    会計ソフトと申告ソフトが合体していて、値段が1万3千円.税の知識は少々必要.

すでに「わくわく財務会計」(9千円)を使っていて特に問題ないわたしにとっては、いまさらどれも寸足らずといった状況です.サイトを見たところでは「税理士いらず」は事業所がひとつだけの小規模法人向きのソフトだそうなので最適だと思われました.そこで、もったいないですけど、「わくわく財務会計」を捨てて、「税理士いらず」に乗り換えようと思います.「わくわく財務会計」にinputしたデータを「税理士いらず」に再inputするということです.手間ですが仕方あるまい.

ここで教訓 : 会計ソフトはいろいろあるが、自力で申告するつもりがあるなら、先に申告ソフトを決めてから会計ソフトを決めるべきだ

というわけでまずは「税理士いらず」をDLしてガリガリと使ってみようと思います.がっ、いまはネットインフラのない伊勢原の実家にいるので、明日帰宅してからDLします.



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2012年7月25日水曜日

起業してみようと思ったりして (その13) 国税から怒られました

今日の昼に、国税から電話がかかってきました.

7月10日は源泉徴収税の納付期限日ですけど、バンフラットさんは納付されてないですけど、どうなさいましたか? という電話でした.

まだ給与支払いの実績がないんで、納付すべき源泉徴収がないんで、スルーしたんです、と回答しましたら.ああそうですか、目黒税務署にそう伝えておきますとのことでした.

「源泉徴収ゼロだとしても、その旨を税務署に届け出るべきだったでしょうか?」と尋ねたら、届けるべきだったようです.わたしはそれを知らずにサボってしまったことになってしまったようで、しまったです~.

ごめんなさい > 国税殿

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2012年7月20日金曜日

起業してみようと思ったりして (その12) 決算税務申告

4月設立の当社の決算は6月末ですので、実働たったの3ヶ月ですが初めての決算を迎えています.

なんと、役員報酬をゼロとすれば利益が出ています.
・設立のための手数料等    約22万円
・電話器とか会計ソフト       約3万円
・設計請負の売り上げ         31.5万円
・利益                                約6万円

まさか利益が出るとおもわなかったので、役員報酬の事前届けをしてなかったんです.迂闊でした.------役員報酬の事前届けなんかしてないっていう人もいるんですけどね------

というわけで、1.5万円ぐらい法人税ってやつを払うことになるんでしょうな.でも、法人住民税を7万円請求されるので最終的には赤字ってことになるんでしょう.

決算の季節になると、税務署から決算申告書一式が送付されると聞いていたものの、いつまで待ってても来ないのでさっき税務署に行って聞いたら、設立から間もないので発送されてないかもしれないとのことでした.その場で書類をたくさんくれました.かなりめんどくさそうです.

ちなみに、給料をもらったら源泉徴収しなくちゃいけないのですが、月給が8万円ぐらいよりも少ないと源泉徴収されないんです.わたしはまだ源泉徴収の手続きを経験したことはありません.たくさん源泉徴収するくらいお金が儲かるとうれしいです.

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起業してみようと思ったりして (その11) 青色申告会退会

不動産収入を確定申告するために「青色申告会」の会員になっていましたが、退会しました.

青色申告会とは、個人事業主の税務をサポートする全国組織です.会費は年額¥12000.

確定申告の季節になると、青色申告会の事務所で追加料金¥3000で申告書類を作成してくれるというサービスが受けられます.これが青色申告会の最もありがたいサービスです.貯まった領収書をドサッと持ちこんで書類作成よろしくーみたいなやり方でも追加¥3000で応じてくれるのはとてもお得だと思います.その他には、保養所とか、共済保険とか、よくあるサービスがありますけどわたしはとくに利用しませんでした.

わたしが不動産賃貸業を始めた初年度の確定申告では中古不動産の資産計上と償却が全然わからなくて、青色申告会のサービスを利用できて助かりました.2年目以降は定率で償却するだけですので、自分で処理できますので青色申告会のサービスのお世話にはならずとも済んでいました.

で、先日法人を設立したので、もはや青色申告会に加入し続ける意味がなくなったので、さっき退会届を提出してきました.

青色申告会って意外とアツイ組織のようで、新規入会者目標XXXX人とか、共済保険顧客開拓XXX人とかいう雰囲気のところでした.退会しちゃってスミマセン.いままでありがとうございました.   >  青色申告会さま

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2012年6月9日土曜日

起業してみようと思ったりして (その10) 会計ソフト

ひさしぶりの起業シリーズです.実はわたしの法人は6月末が期末なんです.

そして今は6月ですから、そろそろ決算のことを考えなくちゃいけません.みなさんご存知の通り、当社の業務実態はまだないんですけど、6月決算にしたために4月設立からたった3ヶ月の命で当期はおしまいってことになります.

それを承知でなんで6月決算にしたのかというと、税務署が7月ごろは比較的ヒマらしいからです.そうすりゃ税務相談も親切にしてくれるかもしれないと期待したからです.

いっぱしの法人なら税理士先生に決算処理をお願いするのが普通ですけど、当社は(まだor永久に)いっぱしの法人ではありませんので、税理士先生のお世話になるほど固定費を支出できませんので、わたしが自力で決算処理をすることを前提として設立しております.

自力でというと、いろいろな地雷を避けて通らなくてはとても自力で決算処理できる知識も自信もありません.避けて通る地雷はなにかというと、
●資産の償却処理は素人には無理なので、資産を持たない  ※
●社会保険がシャレにならんくらいめんどくさいので、社員を雇わない
この2つを避けるだけでも法人会計はだいぶ楽になります.
※不動産業の個人事業の確定申告で、不動産の償却処理を自分なりに考えてやってみたけど、青色申告会の税理士先生に直されて完敗を悟りました.

で、会計処理のベースとなる会計ソフトを何にしようかなぁとここ数日物色してきたのですが、「やよいの青色申告」だと法人会計には機能不足のようです-------帳票類が足りないようなかんじ--------なので、なにか別の会計ソフトを買うことにしました.
高級な会計ソフトは数10万円もします.価格.comによると、「弥生会計」の安いバージョンが最安3万円で最もポピュラーです.ソリマチの「会計王」¥2.6万円が2位.「わくわく財務会計2」¥1万が3位です.「わくわく財務会計2」を試用ダウンロードしてみたら、つかえそうな気がしたのでこれを使うことに決めました.税理士先生に委託する場合はその税理士が推奨する会計ソフトじゃないとダメっていう制約があるらしいんですが、自力でやるわたしは自分の好みで決めてしまってOKです.

ともあれ、個人事業の確定申告で「やよいの青色申告」を2年間使った経験があってよかったですわ.見よう見まねでありますが仕訳入力してバランスシートをバランスさせて、総勘定元帳、仕訳日記帳、現金出納帳、貸借対照表を数値的に納得して帳票印刷するところまでやりましたから.この経験がなかったら「わくわく財務会計2」を味見してもチンプンカンプンで使えそうかどうか判断できなかったと思われます.

でもさっそくわかんないのが、バランスシートに出てくる「創業費」です.いままで支出した起業費用は、この「創業費」になります.これって経費で落とせるんだろうなぁ? 数年に渡って償却するとかいうかったるいことはしないんだろうなぁ? なんていう嫌な予感が頭をよぎっているこの頃です....

ところでこの償却って、バランスシート的に不思議なものなんです.以下のことって理解できますか?
1) 不動産を100万円かけてリフォームした.
2) 20%づつ償却するので1年あたり経費化できるのは20万円である.
3) よって、バランスシートには20万円の経費が計上される.
4) しかし、初年度の残りの80万円はバランスシートのどこにも計上されない.

ええっ??? 80万円はどこに???

税理士先生にやってもらった確定申告処理は↑この考え方で作成されていました.つまり、100万円を支払った事実はあれども、償却物件の100万円を現金勘定科目にも普通預金勘定科目にも記帳しちゃいけません.もし100万円と記帳しちゃったら経費が100万円発生したことになってしまいますから.だから、記帳できるのは期末の償却処理でポンと20万円が登場するだけです.それで、「謎の支出80万円」はどこかの誰かが立て替えてくれてたつもりになっておくようなんです.
もっとも、資産台帳には100万円の資産を20%づつ償却する旨が別途登場するんですけど、バランスシートには100万円が登場しません.

う~ん、わからん???

たかが80万円をオーナーのポケットマネーで立て替えておくのならありえますけど、1000億円かけて建設した半導体工場の800億円をどこかの誰かが建て替えてくれてたつもりにはできないだろうと思うんですが、大企業のバランスシートはどうなっているんでしょうか?

素人にはよくわからない会計の世界です.わからんでもなんとかなりますがw.

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2012年6月8日金曜日

やよいの青色申告サポートとは?

個人事業者として不動産業をやっています.会計ソフトは「やよいの青色申告」を使っています.ソフトの機能にとくに不満はありません.というか、まぁこんなもんだろうと思って使っています. http://www.yayoi-kk.co.jp/products/aoiro/index.html

「やよいの青色申告」を買ってユーザー登録すると、サポートを勧誘する電話がかかってきます.年間数千円のサポート費用ですのでぜひサポートをお受けください、という勧誘です.いまでもちょくちょくメールが来ます.

このサポートですが、わたしにとってはサポートされたいようなサポートではありませんでした.

結論を書くと、このサポートとは「やよい青色申告のソフトウエアの使い方を教えてくれる」という意味でした.そんなサポートならわたしには不要です.「やよい青色申告」を使っていて、マニュアルなんか読まないでも使い方が判らなかったことなんか一つもないですから.使ってみりゃ使い方が判る、それだけ使いやすく出来たソフトというわけです.複式簿記の仕分けを自動的にやってくれるのはとても便利です.なのであやふやな複式簿記の知識でもなんとかできてしまう.ありがたや.

サポート勧誘電話での会話.

やよい: 有償サポート申込期限が迫ってきてますが、有償サポートは必要でしょ?

ひら: そのサポートって、ソフトの使い方のサポートですか? それとも、減価償却率を何%にするべきかというような税務知識のサポートですか? わたしがサポートしてほしいのは後者であって、前者のサポートなら全く要らないんですけど?

やよい: 税務サポートはいたしておりません.税務サポートは別途税理士さんに問い合わせてください.

ひら: そういうことならサポートは全く要らないです.使い方はわかりますので.

税務相談を受けられる安くて便利なサポートってないかなーと考えて、青色申告会を利用しています.青色申告会のこともブログで書こうかしら?

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2012年4月25日水曜日

起業してみようと思ったりして (その9) 電話開通→名刺作成

最近当ブログの更新頻度が低下気味なのは、在宅業務でやっている回路設計がかなり大変だからです.大変というのは、コンパイラのバグのような自助努力で回避できないトラブルがあって、コンパイラのバグをいかにして回避するかみたいな不毛な作業をコツコツとやっているからです.FPGAの開発ツールにはこういうトラブルがあきれるほど多いです.とくに、IP coreに関連するバグはIP coreがブラックボックスなだけに、てこずることこの上ナシ.

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家に電話回線を一回線追加しました.NTTのひかり電話の料金が、このようになりました.
●従来の電話番号+光ISP+追加の電話番号+2年縛り = ¥5750(基本料)
●工事費用¥6090
●so-netからキャッシュバック ¥20000
このようになるようなので、光インターネットなんか全然不要なんですけど、総合するとややお得と思われ、契約しました.

KDDIでも似たサービスがあるのですが、値段でNTTに負けていました.

ただし、NTTってユニバーサルサービス料という得体の知れない金を徴収するので、それは¥5750に入ってないんじゃないかと推測します.請求書が来てからfuckだなぁとか思いそうな予感がします.

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電話番号が決まったので、名刺を作れます.わたしが注文したネットの名刺屋では、
              紙代    ¥1000
           印刷代    ¥1500
        代引送料   ¥1000     ←代引きしかない!
               合計    ¥3500
バカくさい料金体系なので、損した気分です.

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ここまでの起業費用は、
●法人登記印紙代     ¥15万
●定款作成             ¥58,020      (振込費用¥420+印鑑証明¥600を含む)
●謄本+印鑑証明     ¥3,800
●レンタルサーバー    ¥28,560   (うち¥21,600は年間利用料)
●電話工事費             ¥6,090
●名刺                        ¥3,500
合計約25万円

本業の準備を進めたいんですが、請負設計の手が離せません.まぁ設計で得たお金もbangflatの収益にカウントはするんですがね.請負設計は本業じゃないんでねー.


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2012年4月18日水曜日

起業してみようと思ったりして (その8) ファイナンスを開示するか?

読者の方から、実際に会社が回転し始めたら収支もブログに書いてくれるのかな?というご質問をいただきました.

これ、す・ご・く・重・要・な・質・問 だと思います.

お行儀の悪いネタを好む当ブログですけど、自社のファイナンス状況も暴露するかどうかは正直迷う部分もあります.ただ、それを書く価値はあるとも思っています.

なぜか?
法人登記する以前に、小企業の社長さんによるセミナーに何回か参加したことがあります.そのセミナーは「わたしはこんなことを考えて起業して、いまはこんなことをやってます」という話を聞くセミナーでした.そういったセミナーでわたしが会得したことはこうでした.

●起業に一般法則なんかない.たとえ同じ業種であったとしても会社毎に置かれる状況が異なるので、千差万別すぎて参考になんかなりゃしない.

●ファイナンス面について語ってくれないのが不満.起業セミナーにおいてファイナンスを語らないのは、つけ汁のないつけ麺みたく思うんですがね.起業の動機なんか20%でかまわなくて、80%をファイナンスについて語ってほしいっていうくらいです.ファイナンスとは起業費用+固定費+経費+収入+税務のことです.

だから、知人の経営者と話すことの方がためになるわなぁというのがわたしの感想です.

そんな思いがあり、アンチテーゼのために当ブログではbangflatの諸手続の顛末だけでなく起業費用も公開しています.今後は、電話、会計ソフト、ネット通販ソフト、クレジットカード会社、などへの出費があると想像しています.事務所を借りる気はないので、敷金礼金の出費はないです.bangflatの起業費用は日本の相場の最低ランクになると想像します.

固定費がだいたい確定したら公開します.bangflatの場合テナントを借りないし社員を雇わないので、通信費と税金ぐらいしかありません.目指せ固定費日本最低ランク.

経費+収入を公開するかどうかが悩ましいところです.bangflatはプリント基板を販売するので、一般的にはそのコスト構造は秘密にしておくのが普通.コスト構造を秘匿したままでどこまで経費+収入を開示できるかはその場になって考えてみます.まったく逆張り的に、プリント基板のコスト構造を全部開示して弊社はこれだけ利益を載せて販売いたしますと見せてしまうのもおもしろいかと少し思います.

税務はもちろん公開します.

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ちなみにわたしが考えたことは、セミナー風に書くとこんなことです.
●自分の好みにより、エレクトロニクスホビー向けの商品を売る.
●原則として在宅を旨とする.そのためにネット通販で売る.
●固定費をかけない.
●在庫リスクを小さくするため、部品・素材を売るが、ソリューションは売らない.
●アウトソーシングしない.なんでも自分でやる.
●ネット通販は広告戦略が最重要.   (ままならぬわけですが)
●楽天は固定費が10万円/月ときくので出店できない.
●銀行から借金をしない.
●お気楽がいちばん大事.
●以上にこだわった結果経営規模が小さいままでもよい.

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