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2026年9月3日木曜日

ドチョンボ基板を作ってしまった

基板アートワークをドチョンボしたという話.

夜中に眠くて、雑にアートワークしてJLCPCBに発注した基板がある.火入れしていて、ひでぇチョンボだと我ながら呆れた.

↓CPUでコイル電流を制御して測定するってな基板であるが、、、
●チップ抵抗を2012で作るつもりが、全部1608で作ってしまった
●裏面にベタGNDを形成するのを忘れた
基板はなにかしら間違うのでリカバリ可能なように作っておくけれど、この基板は全面に渡って数多くのチョンボがありすぎてぐぅの音もでない.単位面積当たりのチョンボ密度は歴代最悪じゃ~ん.

↓フツーの小信号TRだと200mAの300mWとかが限界だけど、300mAの1Wぐらいが欲しくてこのpackageにした.いまどきあまり見なくなったpackageだが秋月ではまだ売られている.
ひら的には懐かしいpackageで、高校生の頃に作ったAudio ampの差動初段がこのpackageで、1980年代にはTRもFETもこの形状がたくさんあった.

ーーーー
今日は変な事がもうひとつ。

電流制限抵抗56Ωだと制限がキツいので47Ωにしたら何故か制限が10倍になってしまう超トラブルが発生。そんなのあり得ない。

原因は47Ωの抵抗ケースに470Ωが混合しちゃってた。
「470」は47Ω
「4700」は470Ω

中華通販で買ったcut reelが1桁違ってたからだと思ふ。同じトラブルが33Ωでも生じた事があった。

かしこ

2026年9月1日火曜日

コイル巻き巻き女工さん(2)

今日はコイル巻き治具をpower upしました.

↓コイル巻き巻き女工さん(1)は2024年10月に投稿しました.
ボビンを所定の回数グルグルさせたら停まるっていうだけでした.
こんなシンプルな治具でも100回巻きぐらいなら良かったんです.

しかし、1500~2000回をキッチリ巻かなくちゃいけなくなりました.5~6個作ります.

↓秋月で買った0.16mmポリウレタン線を使います.1500回巻くには130mぐらい消費するんです.
1500回だとプアな巻き治具ではもう無理だなと.なぜかというと、巻いてる途中で電話がかかって来ても中断できないよとか、集中力が尽きたとか、スタミナが尽きたとか、トイレに行きたいとか、そんな悪い事が起きないわけがない.

↓そこでgrade up!!! コイルボビン(右)は30mm径、長さ50mmです.
Arduinoで回転制御してます.
機能:
・USB接続でPCのterminalから巻き数を設定できる
・巻き数を変えたら前途はクリアされる
・terminalのenter keyを押す毎にGO/PAUSE
・所定巻き数で自動停止
・現在巻き数をterminalに表示

しかしながらコイル巻きの重要ポイントは、
 ●テンションをどうやって発生させるか?
 ●巻き位置の長さ方向制御をどうやるか?
両方ともメカニカルな要件ですが、一段と大変になるので今回は見送りました.
これらを完備すればフルオートになりますけど、設計難易度は高いなぁ.

テンション制御と撒き位置制御は「指でやる」ことにしました.
1500回巻くには15分ぐらいかかりますので、人間がつきっきりです.

↓1500T コイルの完成です.とりあえず1個.
整列巻きならば理論値は114mなんですが、ザンバラ巻きしかできないので重量増から逆算して148mも消費しました.無念・・・
ボビンの下端が曲がってるのは、ヒートガンでわざと曲げてあります.巻いてる最中に凸部が引っ掛かって事故るから.またヒートガンで元に戻せばいいじゃ~ん.

コイル屋さんって偉いと思った・・・

翌日追記:
実測したら理論値よりも磁力不足だったので1500→2000Tに巻き増しました.そしたら直流抵抗180Ωになってしまって、電源電圧15Vだと100mA流せないや.失敗です.線径を0.16→0.29mmに増やさなくちゃいけません.これから秋月に買いにいきます.ちくしょう.

かしこ


Arduino sourceを以下に貼っておくね. Programed by Gemini.
terminalの改行コードはCRでお使いください.

// 1回転あたりのパルス数は200で固定
const long PULSE_ROTATION = 200;

// グローバル変数
long turn = 100;            // ターミナルから変更する回転数(初期値100、最大10000)
long i = 0;                 // ループカウンター
bool is_running = false;    // 起動時は回転しない
String input_buffer = "";   // シリアル入力バッファ

void setup() {
  Serial.begin(115200);
  pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);
  pinMode(2, OUTPUT);

  // 2)起動メッセージに、デフォルトの回転数100を表示する
  Serial.println("\nSTART COIL MAKI JIG");
  Serial.print("Default Turn: ");
  Serial.println(turn);
}

void loop() {
  // シリアル端子からの入力を監視
  while (Serial.available() > 0) {
    char c = Serial.read();

    // (\r) を受信したら「データ確定」として処理
    if (c == '\r') {
     
      // バッファに文字が入っている場合(数値入力の確定)
      if (input_buffer.length() > 0) {
        long val = input_buffer.toInt();
       
        // 3)terminalから数値が送られてきたら、表示するとともに、あたらしい回転数を表示する
        Serial.print("Received value: ");
        Serial.println(val);

        if (val > 0 && val <= 10000) {
          is_running=0;
          i=0;
          turn = val; // 入力された数値をTURN変数に代入
          Serial.print("New TURN: ");
          Serial.println(turn);
        } else {
          Serial.println("Error: Value must be between 1 and 10000");
        }
       
        input_buffer = ""; // 数値処理後にバッファをクリア
      }
      // バッファが空の場合(何も入力せずにEnter/CRを押した=STOP/GO切り替え)
      else {
        // 連続する改行コード(\r\nなど)による二重動作を防ぐチャタリング対策
        static unsigned long last_toggle_time = 0;
        if (millis() - last_toggle_time > 50) {
          is_running = !is_running;
          if (is_running) {
            Serial.print("\n--- ROTATION START ---     now:");
            Serial.print(i/PULSE_ROTATION);
            Serial.print("   target:");
            Serial.println(turn);
          } else {
            Serial.println("\n--- ROTATION PAUSE ---");
          }
          last_toggle_time = millis();
        }
      }
    }
    // 数字であればバッファに溜める
    else if (isDigit(c)) {
      input_buffer += c;
    }
  }

  // 回転処理(GO状態、かつ目標値「PULSE_ROTATION * turn」未満の場合のみ実行)
  if (is_running && i < (PULSE_ROTATION * turn)) {
   
    // 画面表示ロジック
    if ((i % PULSE_ROTATION) == 0) {
      Serial.print(i / PULSE_ROTATION);
      Serial.print(" ");
    }
    if ((i % (PULSE_ROTATION * 20)) == 0) {
      Serial.print("\n");
    }

    // パルス出力
    digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH);
    digitalWrite(2, HIGH);
    delayMicroseconds(500);
    digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);
    digitalWrite(2, LOW);
    delayMicroseconds(2000);

    // インクリメント
    i++;

    // 目標値に達したら停止
    if (i >= (PULSE_ROTATION * turn)) {
      is_running = false;
      Serial.print("\nTarget reached. Finished.  ");
      Serial.println(i/PULSE_ROTATION);
    }
  }
}


JLCPCBが少し変わった8月 (JLCONE)

9月になってしまいました.今年はあと4ヶ月しかないじゃん.

7月末にJLCPCBに発注してから8月は1件も無く、本日発注しようとしたら、、、なにかが違う.最安価格が¥650+送料に上昇しています.なんで?なんで?

web画面には「JLCONEを使って発注すると安くなる」「クーポンもあげる」と書かれているのでインストしてみました.windowsだけでなく、android、iOSでも提供されています.
これが「JL-CONE」なのか「JLC-ONE」なのかは不明です.

↓JLCONEの画面です.
・UIはwebと同じ
・webでの発注履歴は引き継がれる
・安心して使える
・画面の右が切れるので横スクロールせないかん

↓JLCONEで発注してみましたら、1ドルの値引きが適用されました.最初だけだと思いますが、嬉しいですね.

JLCONE使っても大丈夫そうです.

かしこ

2026年8月30日日曜日

秋葉原へRFICを買いに →工学書が本屋にないわ

1997年ごろ、HPで1GHzぐらいの小信号アンプを設計する機会を得た.
NECのft 10GHz超のTRで作った.

いま、100MHzぐらいかできれば300MHzぐらいの小信号アンプを設計したくなって、TRを物色などしていたら、近頃ではRFICというものを使うらしい.

RFICって初耳だなぁ.そんなジャンルがあるの?

AIに聞いたらこんな歴史だったらしい.
 1)かつてはMMICだった
 2)1990年代後半にGaAsのRFICが出た
 3)2000年代~シリコン製RFICが普及期に入った
こうゆう時間線だったならわたしがRFICを知らなくても仕方ないってとこだ.
G帯アンプはほんの1~2年間しか設計しなかったもので.

↓まず面食らったのはAmazonだ.こんなのが数100円から売られている.SMAコネクタ代だけで赤字なんじゃないのかと心配になってしまう.AmazonでG帯アンプを買えるとはどんだけ酔狂なんだか?
基板写真を見るだにマッチング回路がどこにもない事に気づく.RFICの入出力が内部で50Ωに作られているのでいきなりマイクロストリップラインのいきなりSMAでOKよというわけだ.こんなんで3GHzぐらいまで20dBぐらいという.高周波もずいぶんお手軽になったもんだと感心する他ない.

そんでもって秋月ではどうか?
↓こんなのとかが10種類ぐらい売られているかんじ.
汎用広域帯アンプIC DC~2.2GHz BGA2851 電圧利得:24.6dB ¥50
世の中から10GHz超のトランジスタが消えちまったのは、みんながRFICを使ってTRが使われなくなったからなのだろう.

WIFIとかスマホで知らぬ間にRFICにお世話になっているわたしたち.

それでは今宵はここまでにしとうございます.

ーーーー
翌昼、秋葉原へ
行き先は秋月と書泉とダイソー。
RFICとトランジスタとポリウレタン線を買う。chip attenuatorも欲しいけど1x1mmサイズじゃハンダ無理なので買わない。
書泉で高周波回路のノウハウ本で良さそうなのがあれば買う。

まどかマギカは今日は観ない。期待は高かったが、取っ散らかし気味なんですって?

ーーーー
アキバ書泉
目的の本が無かったので神保町へトボトボと歩き始めた岩本町。かなぴぃ

神保町
三省堂は雰囲気で「ダメっぽい」と感じられた。工学書コーナーはソフトウェア本が主でハード系は無し。売場の通路を広くしたエレガント風に店内改装して品揃えが損なわれている。売れ筋だけ。能無し三省堂神保町店。

書泉神保町店
昔ながらの面影のある店内。精神世界オカルトコーナーが嬉しい。しかし工学書の面積減は痛い。数学、ソフトウェアに圧されてハードウェア書籍は乏しい。

大手町へ移動してみる。丸善という本屋があるらしい。

丸善
かつての八重洲ブックセンターのようで合格。だが目的の本は無かった。絶版直前なのだろうか。amazonで買うけど中身見ないで買うと期待外れかも。

大手町で地上へ出たら昨今話題の平将門の塚があった.意外と広々とした場所.地価高そう!

歩き疲れて帰宅する。

ーーーー
帰宅して、Amazonで高周波の中古本を2冊注文した.
シミュレーションで始める高周波回路設計: GHz高周波信号のふるまいと回路の動作をパソコンで体験学習
高周波技術センスアップ101: 数M~数百MHzの高周波信号と上手につきあうために
このクソ長いタイトルはなんだ!? ラノベを笑えないぞwww
両方とも初版は20年以上前で絶版になってる.古いので絶版するのは仕方ないけど、類似の後続の本が出版されないというのは技術の継承のためには問題だよねぇ.

以前、USB audioのDDCを作ったのを当ブログで連載したけど、USB audio classという公開情報かと思いきや細かいところは作ってみなくちゃ判らんわけで、そうゆう設計ノウハウが企業の内部に沈殿して外部に出てこない状況が垣間見えた.

高周波回路設計も企業の設計部隊に沈殿して外部に出てこなくなったらマズイと思ふ.

わたしは所属会社にある設計ノウハウごときで設計なんかしてないからね.所属会社にない技術情報をその会社に注入する仕事をしている.だから技術情報が隠蔽された社会だと困っちゃうんだよなぁ.ネタ収集をできんくなるから.

技術情報を埋もれさせないためにCQ出版の貢献は大だけど、今日大きな書店を巡ってみて、CQ出版の本を陳列しているのはアキバ書泉だけと言って過言でなかったわ.
↓こんな状況よ、
 アキバ書泉  陳列あり
 神保町三省堂 なし
 神保町書泉  なし
 丸の内丸善  あるけどアキバ書泉に負けてる
 有楽町三省堂 なし
昭和時代は本厚木の有隣堂だってCQ出版の本をたくさん並べてたのにな.

各書店でなにが起きているかというと、工学書の売り場面積は昔から変わってなくて、昔は存在しなかったコンピュータ、ソフトウエア、MS-officeみたいな新参書籍が工学書売り場を100%占拠してしまって、CQ出版のハードウエア本は店頭から消えた.

CQ出版えいめん

2026年8月20日木曜日

【回路】ハンダ付け向上委員会活動報告(第17回 センタポンチ)

今日はアルミケース加工マン.

ところでLEADっていうアルミケース屋をご存じでしょうか? この会社は2025年にケース事業から撤退しました.LEADのケースを使ったアンプのコピー品を作ることになり、LEADが消えたのを知りました.代替品なんかないです.タカチの高級品を使う事にしました.

↓それでタカチの高級アルミケースに穴あけというお仕事になったのでした.
細いドリルがヒヨるので、センタポンチを打つことにしました.

↓ドリルBOXを探しますと、センタポンチが3つ入ってました.
↓ところがなんということでしょう、、、センタポンチの先端が削ってあって平坦になってました.これじゃぁアルミ加工に使えません.ぎゃふん
フローリングを張るときに釘を打ちますが、最後の1発を打撃するのに平坦なポンチを使うと便利なので先端を削ったのはそのせいでした.ただし左の太い奴はなんのためだったか忘れました.ぎゃふん

センタポンチ無いなぁ、困ったなぁ、と思ったら、
↓先の尖ったハンドリーマが見つかりました.あーもーこれでいいや.

神よ、HDDを置いた机の上で打撃する事をお赦しください・・・

えいめん

2026年8月13日木曜日

わたしもAIに侵蝕されてるという件(怠慢)

回路技術枠でお送りいたします.

近頃は自分で調べるのを放棄してしまって、いろんなことをAIに聞いてしまいます.

Q:INA849をゲイン40dBにセットしたとき、高域の-3dB周波数はいくらですか?

A:8MHzです

Q:ゲイン40dBにセットするときのゲイン設定抵抗はいくつですか

A:60.61 Ωです

Q:LMH6629でゲイン1000倍、入力抵抗3000Ωのとき、出力に現れるオフセット電圧はいくらですか

A:最大で45.8V〜111.8V(典型値で15.8V〜45.8V)  ←だめだこりゃ

↑以前なら英語のdatasheetを読んだり自分で計算したものですが、怠慢です

Q:0.2mm径のホルマル線が約240グラムあります.どれだけの長さがありますか?

A:約800m〜850mです

↑昔は、銅の比重を調べて、電卓でちょいちょいと計算したものですが、怠慢です

Q:内径25mmで長さ50mmのソレノイドコイルを作ります.100mA流して1mTの磁界を発生させるには何回巻けばいい?

A:450回

Q:それには0.2mmホルマル線を何m必要としますか?

A:38〜40メートル

↑ソレノイド計算式を調べたりせずにいきなりこんな質問を投げてしまうのは怠慢です

Q:コイルを上手く巻くにはどうしたらいいですか?

↑いじわる質問ですが、「インパクトドライバで巻け」「接着剤で固定しろ」とか言われました.実作業に関してはAIは苦手なようでした.


ソフト屋界隈なんかもっとAIに侵蝕されとるんじゃないの? しらんけど....

えいめん

2026年8月3日月曜日

【回路】ハンダ付け向上委員会活動報告(第16回 中華ルーペってさぁ....)

ハンダ付け向上委員会の皆様こんにちは.
回路設計の皆様におかれましては、酷暑など無関係なラボに閉じこもって青白くて不健康な夏をお過ごしのことと存じます.お盆休みも回路設計.

本日の話題はプリント基板をやる者には不可欠なルーペについてです.

現役で使ってるルーペが3種類あるんですが、、、左から、
1)中華通販 表示はx30だけど、実質x6ぐらいだろというインチキ品(しかもmade in GERMANYなどとイミフな表示がある)
2)中華通販 表示はx30だけど、実質x10でしょこれ
3)日本製PEAK 表示はx10
中華製は拡大倍率がメタメタなんです.

PEAKのx10は信用しているので、PEAKと中華を比較します.
ルーペ越しにカメラのピント限界まで近接して撮った写真で、倍率の雰囲気だけ感じてください.

3)PEAK x10 これをベンチマークとする
2)中華 x30 ←嘘つき!これx10でしょ? でも一番使い易い ¥240ぐらいと安いので3つ買った
1)中華 x30 GERMANY ←嘘つき! x5かx6じゃないのか? この倍率じゃ刻印が見えない、失格

というわけで、ハンダごてと同様に、使い易いルーペにもなかなか行き当たらないものですよね.

「このルーペいい」と思ったら2個か3個買うんですが、いまのヒラ的人気ルーペは2番です.

かしこ

2026年7月19日日曜日

測定機レポート 中華通販¥8900オシロ 2ch 50Msps (ご満足)

新潟出張以来、超小型moduleのアートワークというよりもほとんどメカ設計でう~んと悩み続けて2weeks近く経ち、神経が衰弱してもうだめだぁと、今日はもうその作業は打ち切りにしました.

出張時に使うポータブルオシロを中華通販で買いましたのでレポートします.なかなか良いですよ.お値段は¥8900でした.FNIRSIの2C23Tという機種です.

↓まずは外観から.大き目のテスターって感じのサイズです.重量は300g
↓リアにスタンドがあるのはテスターではおなじみの構造.でもねぇこのスタンド強度が弱いぞ.いつかバキッと折れそう.不満点は唯一これだけかな.あと強いて言えば携帯ストラップを取り付けできたら良かった.
↓ch1入力、ch2入力、波形GEN出力はBNC.

↓充電はUSB-Cで、0.8Aで充電してます.
↓機銘板によると3000mAhですって.バッテリは何が入ってるんだろう?

↓機能は3つ、オシロ、テスター、信号発生器

以下はテスターで測れる項目です.
↓AC電圧、DC電圧
↓導通してるとピーピー鳴るやつ、および抵抗値
↓キャパシタンス
↓AC電流、DC電流
↓温度は熱電対かと思ったけど本体内蔵温度センサを表示してるんじゃないだろうか

↓周波数GENは便利でいいわ.sine/矩形波/三角波/半波整流/両波整流.
周波数は最大2MHz.

↓オシロは2chで一通りの機能が備わっています.SWが少ないので操作性はそんなに良くはないですが仕方ないでしょう.
トリガ機能はシンプルなり.
 auto/normal/single
 up/down
 トリガフィルタは無し
 遅延トリガはやれるような気はする.

高周波数をどこまで観測できるか?
↓3MHz矩形波は全然OK
↓8MHz矩形波、この辺が限界かな.
↓10MHz矩形波はもうキツいです.エイリアシングというかモアレというか、周期的凹凸が出てきちゃいますんで.

2chで8MHzまで観れるハンディオシロが¥8900なら文句ないわこれ.

かしこ

2026年7月5日日曜日

秋月で売ってるDDコン(絶縁型)がノンレギュレーションだった MAU100シリーズ

きゃーっ!!
秋月で売ってるDDコン(絶縁型)がノンレギュレーションだった.

これなんですがね、
5V→-5Vを作るのに使いたい

でも動かしてみたら、なんかへんだなーと、焼いちまったかなーと、、、
 無負荷出力電圧 6~7V
 10mAぐらい負荷すと 5.7V

これはもしかして、、、レギュレータじゃないのか?
datasheetから読み取ってみる. →datasheet

BLOCK図には電圧FBが描かれていない.飽くまでも等価的な図なのだろうか?
Output Voltage Accuracy  Max ±3%
と微妙な数字は書かれているんだが測定条件はよくわからない.
ノンレギュレーションだとトランスの銅損とかで3%未満にはならんと思うので、レギュレータなのだろうか?

判断不能!

というわけでAIに聞いてみた.
AI曰く、
「あーそれフツーの現象だよ.なぜならMAU100シリーズはノンレギュレーションタイプだからさ」
「Max200mA負荷してみそ、5.0Vに近づくよ」
「あでも負荷抵抗のWには注意しな」

とのご回答.いま軽く瞳孔が開ききっているところ.

まぁいいか、消費電流がダイナミックに変動する用途じゃないから....
先日のこの件でエミッタ側をマイナスに引っ張りたいだけだから....

かしこ

2026年7月1日水曜日

あらAIさん、TC74のアドレスを間違っていますわよ

microchipってPICの会社ですよね.
TC74という、どことなく心の琴線を逆撫でする名称のI2C温度センサがあります.
秋月でも売られています.

codeをAIに生成してもらってArduino IDEに組み込む.
がっ、うんともすんとも動きません.

datasheetを見ると、TC74には電源電圧違いの2種類あります.
 TC74A0-3.3  ←3.3V電源   秋月で売ってるもの
 TC74A0-5.0  ←5.0V電源
秋月で売ってるのは3.3V品なので、それに5Vを印加してしまいました.
焼いちまってウンスンになったかの?

datasheetを読むと、3.3V品に5.0Vを加えても焼け死ぬっぽくはないです.
別の原因でしょう.

困ったなとdatasheetを眺めると、codeと食い違いがあります.
 AI code  I2C address 0x4D
 datasheet I2C address 0x48
なんか変だなぁとAIの吐き出した文をscroll upすると、こう書いてある.
TC74は、末尾の型番によってI2Cアドレスが完全に固定されています
 TC74A0 ── 0x4D

別のタグでAIに「TC74A0のI2C addressはなんですか?」と問うと、
I2C温度センサー TC74A0-3.3VCTTR のI2Cアドレスは、0x48です
と違うことを言いました.

まったくもぅAIったら.

アドレスを48にしたらちゃんと動きました.
1℃ぐらい高い温度を表示してるような気がするけど、まいっか?

かしこ

2026年6月28日日曜日

arduino nanoにおいて、+5VとVUSBがダイオードで結合されています.もしVINとVUSBを同時に供給したら、+5VのレギュレータICが損傷しませんか?

arduinoに対してかれこれ30年ぐらい抱いている疑問があります.

電源のコンフィグについてです.
1)arduinoを外部電源VINで動かす  (2は無い)
2)arduinoをUSBの5Vで動かす  (1は無い)
3)12同時接続の可能性がある

↓arduino基板で1と2を適宜切り替える回路はこうなっています.shottkey Dで+5VとVUSBが自動選択される.なんかアバウトな回路だなぁと思っています.
いま3で使いたい.VINに6Vを供給し、同時にVUSBに5Vが供給される.
その条件でなら、shottkeyによってVUSBがブロックされ、専らLM1117の作る5Vでarduinoは円満に動く.

わたしの懸念点は、VUSBがLM1117を焼くんじゃないのか?

AIに問い合わせると「平気、平気、大丈夫ですよ」という回答.信じてよいのだろうか?

もしものハナシ、
PCがUSBに5.5Vを供給したらどうなるか? →VUSBがLM1117を焼く
つまりVUSBが(5+shottkeyのVf)を超えたら辺りが全焼するです.

規格から考えてみる.
・LM1117 datasheetから最小4.95V
・USB規格の最大は5.25V
・規格から高低差が0.3Vになることがあり得る
・0.3VをshottkeyのVfでブロックできなかったら炎上
・一般的にshottkeyのVfは0.2Vとも0.3Vとも0.4Vとも言われる
・Vfは指数関数なのでビシッと何ボルトであると言える筋合いのものではない

↓simってみたところ、shottkeyが軽く開いてるようでVUSBから120mAがダダ洩れしている.
↓Vfって温度が下がると小さくなるんだと思うんでsimってみたらイメージと逆だった.60℃でVUSBのダダ洩れが330mAに増えた.

結論:arduinoにVINとUSBからダブル電源供給するのは絶対安全とは言い難い

arduinoのダブル電源供給問題に対して昔からわたしがやってきた対処はこうでした.
正しかったかなと思ったにょ.

パターン1: VINオンリー
・shottkeyを外す =VUSBを切断する

パターン2: VUSBオンリー
・VINに何も接続しない   ←考えてみるとよく動いてるなこれ

パターン3: +5Vに外部から5Vを供給する
・LM1117を外す =VINを切断する
・shottkeyを外す =VUSBを切断する

パターン4: VUSBとVINの同時供給
・無理というか危ないのでやらない!

かしこ

2026年6月25日木曜日

ノムネンにて、、、ほとんど回路のハナシ

こんばんは、ノムネン出席です。天気雨。早い時刻だし天気悪いからから空いてる。

ノムネンは水日が定休日なんで、水日だけ別の店に貸してるようで、水日は広島焼きの店になってる(まだ10日ぐらいか)。こんど奥さんと来る。ランチ営業もやってるのでみんなも中目黒にお越しの際は広島焼きをお食べ遊ばせ。

19:30過ぎて混んできた。。。


回路のハナシをさせてもらう。
いまのわたしの仕事は、、、
 磁気センサのlow noiseアンプと、
 信号処理でフィルタと、
 少し行列演算と、
 でも機械学習未満で、
 自営業の癖で土日も設計とトラブルシュートとアートワークで、
 noiseまみれでなにを測ってるのかわからんのを切り分ける回路思考
となっている。

low noise性を極限まで突き詰めると、
窒素冷却とかで電波天文学に行っちゃうけど、
そこまでしないんだったら、
「音声帯域で高性能なopamp使おうぜ」になる。
アナデバのICを物色だ。

↑コスト圧が弱い回路設計者ならお馴染みの光景だろう。(笑)

ところが「高周波へ行けぇ」という者が現れた。
高周波ゆうても今のところMHzだが。

それで、
「MHzとか軽いぜ、楽勝、極楽、朝飯前」
と舐めてかかってたヒラサカだった。

軽くやってみた。
「なんだよこれ?」
「わけわからん」
なんの回路現象が起きてるのかわからんのよ。

当ブログ読者のうち回路とかCPU関係者はご記憶だろうが、3MHz発振器とか作ってたのはこのせいだった。

わけわからんとはなにか?

多くの回路設計者にとって、
クロストークとかチャンネルセパレーションの悪化とかいう厄介事は、「浮遊容量による静電結合」がほとんど全部だと思う。フツーの小信号プリント基板ではそれで十分だ.

回路図をただの結線図と思ってしまうのは三流設計者であって、各々の配線のインピーダンスをダブらせてイメージできなくちゃプリント基板設計はままならない.

ところが、、、
磁気センサをMHz帯域まで拡げてみたわたしの目に映った光景(回路は目視出来ない)は、今まで目にした事の無いものだった。

従来は浮遊容量依存の飛び込みをイメージすれば済んでいたが、本件は違った、
 ・静電結合性の外乱
 ・磁気結合性の外乱
 ・静電/磁気の配合比率
を考慮すべき新世界。
なんじゃこのセカイは???
パラメータが1つ増えたら3次元→4次元みたく宇宙が変わる。
回路設計モードがすげー厄介になってる。
まだMHzだからいいけど、300MHz超えたらまじヤバイぞこれ。

そもそも回路工学なんか、マクスウェル方程式を回路網理論に落とし込んで、楽して手早くの世界を作った先人の成果をうまうまと食べているのであって、ポテンシャル変位を抵抗という点デバイスに縮退させているのだけ採ってもどんだけ楽してるんだかっていうノリなんだよww。
その極楽世界観がさすがにキツくなるんじゃないのか?
全部電磁界シミュレータ、みたいなのは勘弁してくれよ。

電磁砲の開発者にとっては「そんなの当たり前だ」なのかもね。がんばりましょう。

20:00
もっと混んできたので帰宅。

#6月初旬に秋月で通販した7806レギュレータが行方不明でまた買わなくちゃいけなくなっちゃった.

かしこ

2026年6月24日水曜日

【回路】CH224でUSB-C-PDを確認する(4)9V12V編

中華USB PD対応ACアダプタが真っ赤な偽物だったというのが前回でした.

今回は続編です.
ダイソーで¥700で売られているPD対応USB充電器を入手しました.今度は本当に9Vや12Vが出るのでしょうか?

USBダミーを接続し、USB電圧電流モニタも接続します.
↓まず5Vが出てくるのは当然です.
↓USBダミーのDIP SWを変えると9Vになりました.おおっ!
↓さらにDIP SWをいじると12Vが出ました.やったぁ!
というわけで、
USB ACアダプタをちゃんとしたモノに変えたら正常に動作しました.

かしこ