2013年7月31日水曜日

シロアリ&耐震、自己流リフォーム 61日目 クロス欠品、換気扇改造

先週の金曜日の伊勢原リフォーム(60日目)を終えて、なにか大切なものを忘れているような気がして後ろ髪を引かれながらクルマをバックさせ、頭の中のチリチリする感覚を振り切るように帰途についたわたしでした.そしたら、忘れていたのはクロスの採寸という絶対に忘れちゃイケナイ大事な仕事だったのでした.仕方ないので、写真と記憶を頼りにこんなもんかと仕様を決めて、いつものとおりスーパービバホーム豊洲店の糊付けサービスを利用し、今日伊勢原のキッチンにクロスを貼り貼りしたわけです.

そしたら、クロスが3.5mぐらい不足してやんの.継ぎ接ぎ(つぎはぎ)してリカバリ努力をしたものの、冷蔵庫の後ろ側辺りに貼るクロスの不足はどうにもなりませんでした.ショックでかかったですー.
というわけで、明朝は豊洲のSVHへ出頭し、クロスを4mぐらい買い、その足でレインボーブリッジを渡り、高速3号で用賀へ抜けるという余分な時間ロスを余儀なくされるわたしです.渋滞しないといいんだがなぁ.

↓クロスを貼る前と貼った後です.写真だと綺麗に見えてしまいますが、いろいろと忸怩たるものはあるんです.天井クロス貼りリベンジ編で学んだ、下地を霧吹きで湿らせてからクロスを貼るやり方はGOODだと思いますので、オススメします.
↓今回のシステムキッチンがクリナップだったかサンウェーブだったかはすでに忘れてしまいましたが、換気扇のスイッチにチビの母親の手が届かないというとてもショボイ事態になっています.わざわざ台に乗って換気扇を操作しているので、せっかくキッチンを新調したのにそれはないだろうと思い、換気扇を改造して延長スイッチを取りつけました.ちなみに、換気扇を天井へドンづけしたため、通常よりも+10cmぐらい高いとは言えます.この物件の1階の天井高が10cmぐらい高いためです.しかし、10cm低くしたとしても母親には全然不足なんです.ひ~
↓換気扇スイッチの裏側にはこのような板金BOXがついています.左が電灯で、右がSW-BOX.
↓板金BOXを外すと中身はこんなになっていて、目で配線を追えば簡単に理解できます.要するに、ACの黒線に換気扇と電灯のPUSH-SWがついてるだけのようです.
↓黒い線をほじくると、御愛嬌のようなヒューズが出てきます.ヒューズが切れたら修理がめんどくさそうな構造です.ヒューズなんて要るのかいな?
↓一年保証がなくなることなぞお構いなしで、さっそく改造です.まずACの黒線コネクタを引き抜いて、線を直接ハンダづけします.
↓換気扇の線にもハンダづけします.
↓AC黒線+換気扇+電灯 の都合3本の線をハンダづけし、引き出したところ
↓板金BOXを再び取付.3本の白いケーブルを外に取り出しました.この先にSWを取りつけます.
↓できあがりがこれ.白い壁に白いSWなので判然としませんが、暫定的に柱にSWを固定してあります.赤丸の中のがSWです.ちなみに、まだ新しいコンロは稼動してませんで、古いコンロを上に置いて調理しています.
しかし、こうでもして換気扇SWを延長しないかぎり、このシステムキッチンはかなり宝の持ち腐れ感が強いです.換気扇スイッチの延長というオプション設定をメーカーさんにはお願いしたいです.  >  クリナップ殿、サンウェーブ殿

かしこ

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2013年7月30日火曜日

ソニーから面白いエンジニアが辞めてゆくなぁ

わたしがソニーを辞めたのは2010年12月でしたが、その後、まさかこの人は辞めないだろうと思っていた人がどんどんソニーを辞めてゆくのが加速してるようです.とりわけ、7月31日が最終日になるMさんとIさんは、面白いのをはるかに通り越して血の臭いのするエンジニアだったので、ついにあなたもですか感が強いです.昨夜はIさんの送別会ということで、本厚木で飲み会でした.

エンジニアには限らないだろうけど、会社組織に加わって、その組織にある情報を学習してその組織のやりかたを踏襲してただ情報処理する人っていうのは二流の人材だと思うんです.どこからともなくやってきて、その組織にない考え方や技術や規範や生き方や逝き方をドーンと持ちこんできて、その他の人を魅了し、その組織のパラダイムまでをも変えてしまいうる人材、そういうのが一流の人材なのではないかと思います.シューマッハーの走りには別に感銘を受けないけれど、セナの走りはなぜか悲しくて感銘を受けずにいられない、そんな有り様に喩えることもできるかもしれません.たくさんいたとは言えないけれど、ソニーにはプチセナみたいな人材がしぶとく棲息できていたように思われます.

ところが、2000年代後半からソニーも急速に世知辛くなって、リストラと管理とオフショアにしか組織を回すモーメンタムを見いだせなくなって、「オレはこう考える!」みたいな主張が通る余地すらなくなって、一流のエンジニアにとっては「ここはオレの居場所じゃないわ」って思うようになったので、どんどん辞めているって感じかなぁ?

Mさんは、回路系エンジニアで、その開発能力は、わたしをザクとすると、Mさんは赤い彗星ぐらいの戦闘力を有する超絶的人材でした.わたしがソニーに戻ってくるキッカケを作ってくれたのもMさんでした.

Iさんはソフト屋で、体育会系筋肉体質な少数精鋭ソフト開発体制を何年もかけてつくり、これがあるべきソフト開発体制だと彼が主張する体制には皆が「すごーい」と思っただろうし、そこで鍛えられた若手ソフト屋はソフト屋稼業の最初のキャリアでお手本を学んでラッキーしたんじゃないかと思う.

MさんもIさんも、誰に教えられたわけでもなく、自身の独学の成果を粛々と実践していたわけであって、あなた方こそが真の一流であると、そう思っております.

たくさん楽しませてもらいまして、ありがとうございました   >   Mさん、Iさん

かしこ


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2013年7月28日日曜日

【にわかAVマニアの遭遇】 ドーナツ盤がPAシステムで稼動中ってあり!?

だーっ、今日はドーナツに関連する信じがたいモノを見てしまいましたーーー.

わたしがスポーツが全然できないというハナシは以前書きました.完全に病気です.
http://hirasaka001.blogspot.jp/2012/02/blog-post_26.html
ゆえにスポーツに限らず、ダンスとか、盆踊りとか、創作ダンスとか、新体操とか、そういうものも忌避して絶対にやらんぞーというのがわたしの矜持なのであります.

そんなわけなので盆踊りなどというイベントに居合わせたのは、記憶にないくらい古い記憶でありまして、小学生以来盆踊りに出没したことは無かったかと思うのですが、今日はなんと驚くべき事に町内会の盆踊りに出席してしまいました.出席といっても、焼きそばをつくる係としての参加です.町内会には、祭典部とか防犯部とか防災部とかいろんな部局があって、イベントの際には労働力を融通し合うので、わたしは防災部から人身御供として焼きそば係として提供されました.他の人は盆踊りのやぐらを組む係として提供された人もいました.
焼きそばの麺がどれだけ準備されているのかとおもったら、なんと30kgもありました.焼きまくったら途中でキャベツが欠乏したので24kgで打ち止めになりましたが、一生かかっても焼けない量の焼きそばをつくりました.担当のお爺さんが焼きそばの作り方にこだわりがあるなぁと思ったら、中華料理屋の料理人だったそうで、さすがプロの腕はすごいっちゃ.
こうして、わたしは齢48歳にして真人間として更正されてゆくのでしょうか? わたしは根暗な変態オタクの微妙な人物として一生を終えても構わないのですがwww.

さて、17時ごろに盆踊り会場の八幡公園に集合したものの、まだ人の集まりには早すぎたようで、「宇宙戦艦ヤマト2199」をワンセグケータイで観るぐらいの時間の余裕はありました.今日は17話で真田さんが古代守の思い出を語るエピソードでした.来週はいよいよゲートをくぐって大マゼンランへワープアウトする最高にアツい回だぜっと気合いを入れた頃、盆踊り会場のPAに東京音頭が流れ始めました.

根っからの電気屋稼業であるわたしとしては、東電がテンポラリに電柱から引き込んだAC100V30Aの配電盤とか、PAシステムをチェックしたくなるのはもはや習性なわけでして、八幡公園内をうろつきましたら、東京音頭を流しているPAシステムがすんごいことになっていたので、おもわす写真を撮影したのがこれです.

↓まず、東京音頭のソースはレコードプレイヤー!  レコードプレイヤーなんて、ちょっとアンティークなバーの内装で飾られているのはたまに見るけれど、稼動している様を見たのなんか30年ぶりぐらいじゃなかろうか?  うぉーっ廻ってる廻ってるとガン見しちゃいましたー.シェーッッッ.
 ↓そして、、、、ストレージメディアは、45RPMのドーナツ盤ってやつ.FLASHが32nmプロセスで製造されている量子力学の時代にだよエジソンのテクノロジが稼動しているとは思わなかったっす.正直ベースで述べるに、音源はwindowsのノートPCぐらい使っているだろうと思っていたんです.そして、Ustreamから派遣されてきた人がMACのノートでネット中継してるんだろと.もちろん、流れる音頭は初音ミクぐらいは当然だろと.スクリーンには踊るミクが投影されてと、、、、ところがここはいったいどういう時空間のエアポケットなのじゃ?
↓サイド6でアムロ・レイが再会した父親に「こんな古いモノを」と言わんばかりの追体験をしてしまったわたしでした.
↓焼きそばを作っている最中に盆踊りは盛況だったかというと、ちっとも踊ってないじゃん!!
食いに来てるだけですかー???
時空間の旅をしてしまいました.

かしこ


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2013年7月27日土曜日

【にわかAVマニアの圧縮】 コンビニ傘の雨音が聞こえないにょ

にわかサラウンドシステムにて、手持ちの様々なソースを再生しています.くっきりと5.1ch録音を感じさせるソフトは新しいソフトに限られるように思われます.時代で区切ると、なんでもかんでもCGで作るようになった時代は音響もコンピュータで加工しまくっているためか、音の移動がくっきりと感じられる作品が多いみたいです.「2001年宇宙の旅(BD)」や「地獄の黙示録(BD)」は苦労して現物を撮影していた時代の作品なので、音像についてはあまりパッとしない出来だと思われました.

わたしをにわかAVマニアに変身させたステレオサウンド社での「言の葉の庭」の視聴会.
http://hirasaka001.blogspot.jp/2013/07/blog-post_8.html
http://www.stereosound.co.jp/review/article/2013/07/09/22789.html
そこで聴き分けられた音はいろいろありましたが、なかでも新宿御苑を歩くタカオが差すコンビニ傘に当たるバタバタという音がかなり印象に残ったわたしです.都会の騒音と鳥の鳴き声が遠い距離感を伴ってバックグラウンドに存在するところに、すぐ近距離から聞こえるコンビニ傘のバタバタいう雨音.その距離感の違う2種類の音を再現できるものなのか、こりゃすごいや、と思ったのでした.
というわけで、にわかサラウンドシステムにおける重要チェックポイントは、そのコンビニ傘の雨音ということで、目下の処のわたしのリファレンスになっています.しかーし、 にわかサラウンドシステムではちっともコンビニ傘の雨音が聞こえやしない.少しは聞こえるんだけど、距離感なんて全然ないない.やっぱ投資額¥5000じゃダメかなぁ.
スピーカはエンクロージャのサイズが10cmもいかない小さなやつなのでショボいのかもしれないです.あるいは、リニアPCM5.1chをdtsに変換してAVアンプに注入しているので、dts圧縮のところで音像の距離感が脱落してしまっているのかもしれません.音声圧縮って人間の耳のマスキング効果を利用してバッサリとそぎ落とす原理なので、圧縮に強い嫌疑をかけているわたしですが、検証するためにはHDMI付きAVアンプを調達しなくちゃイケナイわけなので、結局お金の問題に帰着します.

検証するためにHDMI付きAVアンプを誰か貸してくれないかのぅ?

逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ


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シロアリ&耐震、自己流リフォーム 60日目 ガスコンロ取付

今日の伊勢原リフォームはいろんなことをやりました.ガスコンロ取付、壁と天井の細かい補修、シーラー塗布、ガス配管の穴あけ、そんなこんなで22時を過ぎるまで残業でした.

↓天井の既設のジプトーンにクロスを貼る予定です.事前にクロスの糊が接着するかどうかを確かめたところ、ダメでした.糊が乾いた後にジプトーン表面の塗装もろとも簡単に剥がれてしまうんです.そこで、ジプトーン表面の白い塗装をスクレイパーで剥がせば糊がつくことが判ったので、全部剥がしました.おかげで全身が真っ白になっちゃった.この写真の上は元のジプトーン、下は表面塗装を剥がした状態です.この物件のジプトーンは40年近く前の製品ですので、いま売られているのは違う仕様かもしれませんのでご注意のほど.
↓先日母親から「要らない」と言われたシングルレバー水栓を「やっぱりつけて」と言われたのでつけました.後進的な家ですので給湯器を備えていないので、シングルレバーである必要がありません.しかも、シングルレバー水栓についているお湯の配管を塞ぐ必要がありますのでかえって手間がかかります.しかし取付は驚くほど簡単でした.天板面からのネジ締めだけで作業完了するような仕様になっています.感心しました.

↓コンロの取付もとても簡単でした.これは梱包状態.
↓蓋を外すと、五徳などが出てきます.なんで五徳っていうんだろ?
↓その下には、コンロの天板が入ってました.
↓そのさらに下にはガスコンロ本体を発見.
↓システムキッチン本体の穴へガスコンロを装着.わたしは机の引きだしのように挿入するのだとばかり思っていたのですが、そうではなくて上からドンと置くようにして装着します.
↓4隅にこのようなネジがあって、システムキッチン本体に固定します.
↓天板を乗せて、ネジを8個締めたらできあがり.あとは五徳をゴトゴトと置くだけ.すごく簡単です.ただし、ガスの結線はまだしてません.ガス屋さんに後日頼みます.
かしこ

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2013年7月25日木曜日

【声フェチ】 声優カーナビ byクラリオン

あぁ、この手の記事には反応せずにおられない.カーナビの音声を声優さんがやってくれるという.声優は小野大輔(古代進)、金元寿子(イカ娘)だそうです.
http://www.stereosound.co.jp/news/article/2013/07/25/23268.html
「電影クロスゲージ明度20」とか「そこを右折でゲソ」とあからさまなパロディ演出があるとは思えませんが、いいですねぇ声優カーナビ.

そしてわたしはこれを言う義務がありますから言いますが、
吉谷彩子カーナビをぜひともお願いしたい   >  クラリオン殿

しかし卜部美琴の音声を脳内補完して考えるだに、卜部カーナビは難しいかも、、、テキパキとした指示を出すキャラじゃないからなぁ.
「無断で飛ばしたりしないでね」
「今から右へ曲がるけど、今日の右折は特別だから気をつけてね」
「なんだかすごく近い.今まで感じたことのない近さ」

というわけで、代わりにこちらの卜部美琴の動画を密かにお楽しみくださいませ.【禁拡散】
かしこ


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【にわかAVマニアの隠蔽】 スピーカーケーブルの配線

サラウンドシステムの致命的欠陥というか、導入にあたってのハードルは、スピーカーケーブルの引き回しではないでしょうか? ステレオサウンド社の雑誌「ホワイエ」に紹介されるようなハイエンドAVマニアはAVシステムのためにリフォームしちゃうくらいのリッチな人々ですから、スピーカーケーブルのことなんか意にも介さないでしょう.でもわたしのようなにわかAVマニアの場合は、まさかサラウンドシステム導入のためにスピーカーケーブルを壁に埋め込むなんてことまではしないのがフツーです.わたしは自分でリフォームできますから、スピーカケーブルの壁内配線をやれば出来ますけど、石膏ボード剥がす → 電線を通す → コネクタを設置 → 石膏ボード補修 → クロス貼り という作業になるのでかなり面倒くさいです.

簡単にスピーカーケーブルを隠蔽できるとしたら、モールによる電線隠しだろうということで、¥2700を投資してやりました.全部で14mのモールを消費しました.
↓before
↓after     写真では判然としませんが、天井側をモールで配線しました.それと床側からTVに向かう太いモールも追加しました.中にHDMIと光音声とCスピーカが通ります.
↓そしてこれが床置きしたウーハーと、AVアンプ.「言の葉の庭」をサラウンド再生するときはPS3を移動してきてここに置いて使います.近日にYAMAHAのAVアンプを譲っていただくことになっているんですが、はてさてそれをどこに置こうかしら???
サラウンドシステムを導入することを想定して屋内配線を作っておくとしたら、どうするのがいいかなぁ.床に配線溝を設けて普段は蓋をしておく手はあるが、部屋の四隅に向かって配線溝が走るのは見苦しいのであまり普及しそうにない.壁内に可とう電線管を通しておき、部屋の四隅に壁埋め込み型のジョイントボックスを仕込んでおくのなら有り得るかと思います.機会があったらそんなリフォームをすることにしようそうしよう.
ステレオサウンド社がpanasonicと共同で屋内AVバスシステムでも提唱したらどうよ? 有線LANだけじゃ不足なのでねー.     >   ステレオサウンド社殿
←可とう電線管
かしこ


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ガンダムユニコーンをようやく観た、ラプラスの箱とは?

これを観なくちゃアニメファンの名折れだろうという「ガンダムユニコーン」の1~3をようやく観ました.まだチラ見程度なので細かいところはあまり理解できてませんが~.
http://www.gundam-unicorn.net/

富野由悠季に仲人をしてもらったというほどのガンダムファンである福井晴敏がガンダムUCの小説版を書いたというのは知っていたのですが、アニメ版を観てちょっと驚いちゃったのは、こりゃぁ福井晴敏ワールドじゃん、ということでした.アニメ自体が福井晴敏の原案によるものと言えるんじゃないでしょうか?

わたしが福井晴敏の小説を読んだのは、「亡国のイージス」→「Twelve Y.O.」→「川の深さは」 の3作品で、なんと偶然この絶妙の順序で読むことができたのは幸運でした.この3作品は 亡国→12YO→川 の順で前日譚へと時間を遡る展開になっています.読むのを止められないほどに感情移入したキャラ達がひょっこり登場したりするんでうれしいです.まだ福井作品を読んだことのない方はこの順序で読まれることをオススメします.

福井晴敏作品の特徴のひとつは、謎のアイテムを軸としてストーリーが展開するところだと思います.「GUSOH」、「アポトーシス」、「ウルマ」、「ローレライ」などなど.そして登場人物がそれら謎のアイテムに振り回されることでストーリーが展開してゆく.謎アイテムは、戦力バランスを根こそぎ変えてしまうほどの新兵器だったりするんだけど、動作が不安定だったり、あると言われたが実は存在しなかったりで、最終的には歴史を塗り替えるようなことにはならないのだが、それでもその時点における教訓のようなものを関係者に残し、余韻をもってepilogueを迎える.

それでガンダムUCの謎アイテムはなにかというと「ラプラスの箱」という、連邦にとってスキャンダラスな何かみたいです.「イージス」「ローレライ」との類似性でわたしが大胆に推測いたしますと、
  ●ニュータイプ能力を最大限に発揮させうるが搭乗者の心身的ダメージゆえにあまりにも非人道的な謎の新兵器
  ●ニュータイプ能力に覚醒した者の残留思念を集積し地球圏を包みこみ、人類全体にニュータイプ能力の覚醒を促すことのできる謎のシステム
  ●ジオン・ダイクンの忘れ形見の兄妹が合体することで発動する宇宙をも破壊するほどの謎の超兵器で、やがて第六文明人のエネルギーシステムへと発展する礎になる
こんなところでしょうか?w
ガンダムUCは6巻まで出ているようですがわたしはまだ3巻までしか観てないので、すでに謎解きが済んでいたらあしからず...

それにしても、いままでのガンダムシリーズにはいわゆる「謎解きストーリー」は一つもなかった(実はあまり観てないんだが)ように思われますが、それをガラッと転換して福井晴敏風味に染めてしまったことに驚いた、というか正直言ってUCのセカイ観に少々たじろぎました、わたしは.こういうガンダムにしたのか~ってね.

キャラ的には、スベロア・ジンネマンのことに懐かしさを憶えました.「巨神ゴーグ」の船長みたいなんだもん.このキャラを見るとUCは安彦キャラデザを忠実に再現しているのがわかります.脚本はガラリと変えたのにキャラデザは先祖返りした.「Zガンダム」ですら安彦キャラから大きく変わってしまったので、まさかこのタイミングで安彦先祖返りをしてみせるとは思いませんでした.エンドテロップを見たらキャラ原案が安彦良和だったんですね.なるほどなるほど.

あのときソロモンから脱出なさったミネバ様、美しくご成長されました.口唇なんか柔らかそうだし.これがドズル様のDNAとは思えませぬ.もしやガルマ様のお手つきだったりとかしないだろうな? ザビ家再興は無理なんでしょうなぁ.

さて、ガンダムUC4,5,6を観なくちゃなるまいな.

かしこ


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2013年7月24日水曜日

シロアリ&耐震、自己流リフォーム 59日目 キッチンパネル

キッチンリフォームはようやく終盤戦となってきました.今日は、キッチンパネルの下地を作り、キッチンパネルを1枚貼りました.キッチンパネルの施工は職業訓練で体験済みでありますが、キッチンパネルって182x91cmサイズのが¥8400もする高価な部材なんです.ちょっとボリ過ぎじゃないかと思うんですが、高価な部材ゆえに緊張しちゃうのです.もしも失敗したら立ち直れないと思う.

↓キッチンパネルそれ自体にも耐火性があるのですが、下地に12mmの石膏ボードを張って耐火性をアップさせるのが、ご推奨な施工方法だそうです.しかしわたしの施工では、9.5mmの石膏ボードを使いました.仕上げのキッチンパネル(3mm)と接着剤(1mm)と合わせてトータル13.5mmぐらいになるのを狙ったからです.捨て張りにつかう12mmの合板とほぼマッチする厚みってわけです. この図の接着剤の位置を誤りました.正しくはキッチンパネルの下地に接着剤でした.訂正いたします
↓キッチンパネルを貼りたい場所に石膏ボードで下地をつくっている風景.新品のシステムキッチンは哀れなことに材料を切り刻むための作業台として利用されてしまっています.
↓これがキッチンパネルの梱包を解いたところ.ダンボールで丁寧に梱包されていました.表面保護のビニールシートなどは一切ついてませんでした.さぁ~てこれを切り刻むのだー.
↓切断するにはカッターで傷をつけてパキッと割るそうですが、度胸のないわたしはジグソーで慎重に切断しました.ジグソーのせいで表面にわずかに傷がつくので、マスキングテープで切断ラインの両サイドを養生してからジグソーを走らせるのがよろしいかと思いました.次からはそうしよう.
↓ダンボールもろともザクッと切断しました.
↓キッチンパネルにビスを打つわけにもいきませんから、接着剤で固定するのがキッチンパネル施工の基本です.接着剤が固まるまでは両面テープの粘着力で固定します.なので、下図のように両面テープを田の字に貼って、さらに接着剤を両面テープの周囲に塗ります.この両面テープがクセ者で、一発勝負で位置決めしなくちゃいけない宿命を負います.一発勝負をしくじると施工に失敗して死亡になりますので緊張します.
↓キッチンパネル専用接着剤の成分はよくある変成シリコンですが、フツーのシリコン接着材よりも粘性が強く感じられました.値段は¥680だったかな?
↓なんとか位置決めに成功し、奥の壁へキッチンパネルをつけた風景.
↓次はシステムキッチンを壁にドンづけして固定します.ところが左端の床が歪んでいたため、後部に隙間が開いてしまいました.みっともなくてすごく嫌なので、内部の左隅に角材を打って、壁に向かってネジを打って矯正しました.
↓その副作用で、手前が3mmほど浮いてしまいました.
↓こういう時のために1,3,5mmのプラスチックのシムが同梱されているので、3mmのを利用しました.
↓こうしてシステムキッチン本体はようやく固定されたのです.排水パイプを取りつけて、使える状態にして今日の作業はおしまいです.
↓シングルレバー水栓も同梱されているのですが、母親曰く「いらない」とのことでしたので、既設の蛇口をそのまま温存することにしました.ここにだけ昭和の残像が存在します.
次回は金曜日.キッチンパネルをもう一枚買って貼ります.あとは、ガスコンロを取りつけます.そこまでできれば、残るはクロス貼りとフローリングを残すのみとなります.もう少しだ.

かしこ

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