京アニ青葉くんが「あの時はヤケクソだった」と公判で言ったそうですが、そもそもヤケクソになる理由なんか無いのにな~にヤケクソになってんだと笑いました.
青葉くんはさておき、なんとあの自民党がヤケクソになってませんか? なんかすごいな自民党と近頃思うんです.それはどうゆうことか?
90年代は竹下派が強かったけれど、小泉純一郎以来清和会に主勢力が移ったように思います.安倍も清和会です.ところが1年前に安倍が射殺されて自民党に地殻変動が起きました.最大派閥の清和会の事実上の瓦解です.清和会はグループとしては存在しているけれど、会長選びに失敗し、総裁候補を出すのもままならず、キャスティングボードを握れるわけでもなく、談合で自民党総裁選の票を出すだけの烏合の衆に落ちぶれたとわたしは見ています.
清和会瓦解によって自民党内に派閥争いが起きて、現在の主流派は岸田総理を輩出した宏池会になった・・・ それで増税やり放題の岸田を誰も止められない.
自民党の変遷を大雑把にいえばこんなイメージかと.
80年代の田中派の時代 →談合、経済好調、強い自民党
90年代の竹下派の時代 →談合、バブル崩壊、徐々に弱まる自民党
00年代~清和会の時代 →説明責任を果たそうとする弱い自民党
2022年安倍暗殺
23年~宏池会の時代 →談合、増税、説明責任無視、ヤケクソ自民党
かつて、竹下登の頃までの自民党税調ってめちゃ強かったじゃん.「国民の声?説明責任?そんなの知るか~っ」て威張ってた.その自民税調でも、やれたのはたかが消費税3%ですから、岸田に比べたらお子様レベルでした.解散総選挙の後には消費税25%やりますからねマジで岸田は.
でもヒラサカは、岸田増税をヤケクソと言ってるわけじゃないんです.岸田が増税なのは想定通りですから.
2000年頃から2022年までは清話会が強くて、「国民に向けた説明責任があるよね」というのが自民党のマインドセットだったと思います.
ところが岸田は、、、安倍暗殺からたったの1年で「説明責任というマインドセット」「談合よりも自由化というマインドセット」を自民党から消し去ってしまいました.
なぜなら自民党議員は安倍暗殺後の1年間でこれらを目撃したのです.
1)木原事件を完全無視、首相補佐官から幹事長代理へスライド
2)エッフェルを完全無視、副幹事長という要職につけた
3)内閣改造で派閥均衡人事
4)スガ弱体化のため再エネ関連の汚職捜査をさせる
5)増税して配布する、政治と官僚のパラダイス
1~5を目撃した自民党議員はこう思ったでしょう.
「説明責任なんか無視しても大丈夫じゃん」
「不祥事なんか隠蔽すればいいんだ」
「自由化よりも談合でenjoyすればいいじゃん」
「原資は増税だ」
「大臣ポストは派閥順送りで回ってくる」
「国民は何もできないバカなので無視していればよい」
「私達はこの20年間余計な苦労ばかりしたと気付いた」
したがって、現在の自民党議員のマインドはこう変わりました.
自民党内の談合で岸田を総理総裁に選べば、不祥事はno damageで、派閥順送りで大臣に成れて、業界団体から献金もらって、日本人貧困化計画を推進すれば大蔵省が選挙区に予算をつけてくれる、安泰安泰・・・
もっともこれは、元々の自民党の暗黒面がガバチョと口を開けて、みーんなその中へ堕ちちゃっただけですけどね.
↑たった1年間で自民党のマインドセットをヤケクソにしちゃった教師役が岸田です.約20年間我慢してきた談合大好きが暴走してる.80年代や90年代の自民党の方が今よりマシだったと思う.
清和会がシャキッとしていたら別の流れもあり得たかもしれませんが、1年も引っ張ってあの瓦解ぶりじゃぁ清和会はもうダメでしょう.
自民党がここまでヤケクソになるとは驚いた.
#安倍暗殺の日に「岸田は増税するからみててごらん」と書いた投稿がありました.
えいめん