CH32V003をWCH-LINKで焼こうとしてダメだった件

秋月で売ってるCH32V003というSOP8の32bit RISCV中華マイコン．これでTIMER, UART, ADC, DMA, FLASH, RAMなど一通り入ってる．でも8pinじゃぁそれら機能のごく一部しか活用できまい．

このCPUのwriterが中華通販から届きました．WCH-LINKといいます．どんな素性ですかね？

緑と黒があります．Aliexpressの表示だと、２つは微妙に違うんです．

　緑：WCH-Link Download Debugger SWD Interface

　黒：WCH-Link Emulator CMSIS-DAP Download

それでWCH社のサイトによるとSWDとCMSISって違うらしいんです．

PCに挿すと、両方ともCOM portとして認識します．同じじゃん．

でもUSB IDは微妙に違いますな．

　緑：VID:1A86　PID:8012

　黒：VID:1A86　PID:8010

ただし、乗ってるICはCH549Gで両者同じ．

CH549Gは1chip CPUで、8051が載ってます．あとUSB 2.0 full-spd 12Mbps．

焼いてみましょう．

焼けませーん！

わたしが今回中華通販で買ったのはWCH-LINKでした．

CH32V003はWCH-LINKでは焼けません．WCH-LINKEでなら焼けます．

これの外観での見分け方はとても難しいです．

しかも、Aliexpressで売られているものは９９％がWCH-LINKです．

秋月で売ってるのはWCH-LINKEです．素直に秋月で買うのが吉ですね．

というわけで挫折しました．次回秋葉原に行ったときにWCH-LINKEを買います．

後日の解決編へ

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CH32V003の感想

・よくあるone chip CPUと同じ様な構成

・RAM 2kBはヒラ的には小さいかな

・FLASH 16kBはそれでいいと思う

・I2Sは無い

・DACは無い

・ADCは10bit

・ArduinoIDEを使うのだろう

・libraryがしっかりしているといいんだけど、そんなに期待できないだろうなぁ

たぶん、STM32C011J4M7の方がいろんな意味で使い勝手が良いだろう．

かしこ