2014年9月11日木曜日

iPad2 修理完了です ¥2300

奥さんのiPad2は、何度もコンクリに落とされ、フロントガラスが割れてしまい、業者に修理してもらって¥15000を支払った前科があります.

修理後、あまり日は経っていないのですが、また何度かコンクリに落として、今度はタッチパネルの半分が不感症になって、もはやパスコードの入力すらできないというどひさんな状況になってしまっていました.

フロントガラスが割れたのだったら、判りやすい故障ですから、そこいらのバッタ業者に持ちこんで修理してもらえば良いと思うものの、タッチパネルの半分が不感症っていうのは故障推定が難しいため、そこいらのバッタ業者にゃ手に負えないんじゃなかろうかと思い、そこいらのバッタ業者ごときとはちょっとばかし訳が違うこのわたくしが故障修理へ乗り出したのは10日ぐらい前でした.

故障ヶ所究明
まずは開いてみなけりゃ始まらないので、下図のように開きました.驚いたことに、iPadのフロントガラスの固定方式は嵌め込み式ではなくて、接着式でした.通常はヒートガンで周囲を温めて粘着テープを溶かしつつ剥がすのですが、このiPadでは、修理の前科があったため接着力の弱い両面テープでおざなりに貼りつけてあっただけなので、最初から剥がれかかっていました.ゆえにさほど苦労せずにフロントガラスを剥がせました.
↓液晶パネルはネジ4本で除去できます.その下にはリチウムポリマー電池がほとんどの面積を占めています.プリント基板が取り付いている金属性の底板は、削り品で意外に頑丈でした.弱いのはフロントガラスだけのように思われます.
↓主なコネクタはこの2つです.上が液晶パネル.下がフロントガラスのタッチパネルです.
↓タッチパネルが半身不随ということで、どこかの接触圧を増やせば回復するかどうか、いろいろと試したところ、この写真のように、フレキの根元を押すと症状が消えることが判りました.これはもうフロントガラスを交換するしかないという状況です.
フロントガラス発注
amazonで¥2300で売られていたのでそれを買いました.中国発送なので、日数が10日ぐらいかかりました.
↓到着した物品はこれで全部.まずタッチパネルです.
↓これは両面テープです.あまり使わなかったが.
↓なんと分解工具も付属してたりする親切さには脱帽.こんなにたくさんの工具を何に使うのかは不明.
フロントガラス交換修理
フレキを外して新品をつけるだけですから、フロントガラスの電気的結線は簡単に終わります.ですが問題の作業は両面テープです.

↓こういう外周部に付属の両面テープを貼るのが仕事ですが、元々着いていた両面テープの残骸が汚らしく残っていて、表面が凹凸で、小型ドライバーでゴシゴシ掃除したけれど、付属の両面テープの脆弱さではダメだ、というのがひら判断でした.後で剥がれるのがオチと思われました.
↓そこで、付属の両面テープよりも厚みが2倍ぐらいあって、繊維を織り込んであるより強力な両面テープを手持ちしていたので、たぶん厚み仕様違反ですがこれを使って接着することにしました.
↓外周部のいろんなところに、厚み仕様違反の両面テープを切り貼りしてゆきます.
↓交換用フロントガラスにはこの2つのパーツは付属していませんでしたので、既設品を剥がして移植しました.これも接着というのはアバウトな仕様でした.
←カメラのところ
←SWのところ
新品のフロントガラスをグチャッと接着して、唐突に修理完了となります.

↓破損品のフレキコネクタをルーペで観察しましたけど、接触不良箇所の特定は出来ませんでした.
今後はコンクリに落とさずに使ってほしいと思います.奥さんは落としすぎです.

かしこ


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1 件のコメント:

  1. リャンメンコウご専門ですね。
    周りにスポンジクッションを付けると使いにくいです。

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