【中東情勢】 ゲゲッ、これではガソリン価格がどこまで上がるのやら

面白い、とはとても言えませんが、自分が生きているうちにこんなドラスティックな中東情勢の変化が生じるの？ マジですか？ という予想をキャッチしました．ホントにこんなになったらガソリン価格はどこまで上がるのやら？？？

ソースは、「鍛冶俊樹の軍事ジャーナル 第１５２号（７月３日） イスラエルの戦略」というメルマガです．こないだまでこの人の「戦争の常識」という本と「エシュロン」についての本を読んでいてまぁ面白かったです．「領土の常識」という本も買ったけどまだ読んでません．

無断で引用しますと、こう書いてあります．
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イスラエルの高名な戦略研究家の話を聞いた鍛冶俊樹の印象に基づく分析である。モサドがこの位の計画をしていると聞いても中近東の専門家なら驚かないだろう。

●現在、中近東で起きている事象は、国家崩壊の戦乱である。イスラエルは周辺国家が崩壊していくことを好ましい事象と見ており、陰では推進している。
●イラクは、北部クルド地域、中部スンニ派地域、南部シーア派地域の３分割は不可避であり、イスラエルは既にクルド独立承認の姿勢を見せている。クルド人地域はイラク、トルコ、イランに跨っているからクルディスタン国家が成立すれば、必然的にイラク、トルコ、イランの解体となる。
●またイラク中部スンニ派地域が独立すれば、アルカイダが主導権を握ることは確実であるが、アルカイダはサウジ王家を標的にしているから、必然的にサウジアラビア崩壊に直結する。
●イスラエルがシリア解体を目論んでいることは既に知られているが、新たにヨルダンの解体を目論んでいる。現在イラクに侵入しているイスラム武装勢力ISILはシリア、イラク、ヨルダンに跨るイスラム国家の樹立を目指しているのである。
●ヨルダンが解体されれば、パレスチナ人をヨルダンに強制移住させ、かくてパレスチナ問題は解消する。イスラエルが中近東全面支配を目指しているかの印象を与えるが、そこは巧妙なバランス・オヴ・パワーを考えている。
●イラク南部シーア派地域をイランに併合させ、イラン北部クルド地域独立の見返りにし、さらにはイランの核開発を承認し、イスラエルとイランの２大核武装国で中近東を分割する。
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ぶっ飛んでしまうような事がかかれていますが、地図で説明しますと、、、、、

↓現状はこんな国境になっていて、イラク北部からISISという超過激派組織（スンニ派）が南下侵攻中で、バクダッドも占領されてしまうのか？とか、北部油田はすでにISISの手中にあるとか、そんな情勢不安から原油価格が上昇し、ガソリン価格も上昇しているというこの頃です．ともあれ今のところはイラク国内の争乱です．USAはゲリラ相手に攻撃目標が定まらないので空爆もやりようがないわ、とお手上げなどと言われています．

↓クルド人は古くからイラク、トルコ、イランにまたがって住んでいる民族で、不満があるからISISに協力しているそうです．それで、トルコとイランを巻き込んでクルディスタン国（下図緑色）が独立するのではないか？という予想がまずひとつ．
イラクはさらに、スンニ派の中部と、シーア派の南部に分裂し、南部は同じシーア派のイランに併合される．
イラク中部のスンニ派はアルカイダに支配され、サウジアラビアと戦争を開始．サウジに米軍が駐留しているのはいわずもがな．おいおいおい原油価格がぁ、、、、

↓ISISはイラク中部だけでなくシリアとレバノンも占領したいと考えているので、もしそうなったらこんな地図になって、当然イスラエルとも戦争開始．ひら的にはイスラエルが簡単に挫けるとは思えないけれど、こんなになってトルコがNATOを引き込んだりしたら第三次世界大戦めいて来ますが、いかがなものか？

プーチンさんはロシアの化石燃料を高く売れるので嬉しいでしょうね．

こうして化石燃料が暴騰してゆく最中に、日本は原発を再稼働させるのでしょう．

ペルシャ王国、、、


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