その記事のフルバの評価は、
平坂の好みに「フルバ」は合わなかったので、「まぁあんなもんだろ」ぐらいのぞんざいな扱いをしています.「フルバ」フリークにはお悔やみ申し上げますが、わたしはあまり面白くなかったので、その意見は変えようがない.
そしたら今日、抗議のコメントが書き込まれました.曰く、
「上っ面しか読んでないのですね」
というぶっきらぼうな抗議でした.フルバ愛のある方には、「あんなもん」扱いは許し難く、一言抗議しておきたかったのではと推測しますが、「上っ面」はけしからんと言うわりに、ぶっきらぼうなために上っ面な抗議になってるのがおかしくて、以下のように真面目に「その抗議を評論」しておきました.--------「上っ面」抗議を評論する--------
上っ面しか読んでいないという上っ面な抗議に真面目に反応してみようと思う.
1) あなたはあなたなりの深読みで「フルバ」を愛しているのかもしれないが、それはそれ、好事家の楽しみ方としてアリだと思う.しかし、ライトユーザーのわたしには「フルバ」がすごく楽しい作品だったとは思えない.その乖離を埋めることは、わたしもそれなりにヲタクの趣味嗜好が固まっている人間なのでたぶんできない.だからすまないと詫びるつもりもない.
2)あなたは、あなたが愛する「フルバ」を「まぁこんなもん」扱いしているわたしを改心させたい欲求に駆られて「上っ面」ゆえにけしからん評論だと一言不満を述べたかった、そう推測するが、考えてみて欲しい.わたしはあなたにどんなに貶されようとも別に何も困らない.わたしはあなたの発言や趣味嗜好に従う義理もないし、あなたはわたしに何の強制力も働かせることはできない.だから、わたしはこの記事を削除したり修正する気はない.
3)ヒラサカというバカが、「フルバ」についてこんなプアなことを書いている、と2chにスレ立ててもしてくれればそれはそれで歓迎する.PVが増えて面白いからだ.また、このブログのコメント欄がどんなに炎上してもわたしは構わないので、炎上したらしたで面白いので面白い.好きにしろ.
というわけで、「上っ面」と批判をしたあなたがわたしの「上っ面」になんの影響も与えていないということを踏まえた上で、あなたはどうする?どうする?
客観的に観るに、フルバ愛のマスターベーションでしかなかったねと、お悔やみ申し上げるしかないが、いかがか?
「フルバ」はこう読み込めば楽しく読めますというコメントなら、こちらも反応のしようがあるのだが、「上っ面」という上っ面な抗議じゃぁ以上のような反応しかしようがない.
この記事が、フルバの検索結果で目立つ存在になっていることは承知している.この記事をけしからんと思うならば、フルバを褒め讃える記事をあなたが書いて、その記事が検索上位になるようにあなたも孤軍奮闘してはいかがか? あなたに奨めることができるのはそのくらいだ.
#ネットに於いては、ぶっきらぼうはトラブルの元ですよ
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コメントがぶっきらぼうすぎて反応のしようがないので、こちらとしては好き勝手に解釈して好き勝手に書くしかないという成り行きなのですが、このことって、わたしがtwitterやfacebookのような短文mediaを決して使わない理由がまさにこのぶっきらぼうすぎて真意が伝わらないからなので、ネットにおけるぶっきらぼうさゆえの危険に鈍感なこのコメに反応したくなったのです.
真意を正しく伝えるには、誤解を与えない書き方をしなくちゃいけないので、Twitterのような短文mediaは表現が難しいと思う.今までの当ブログで、誤解を与えないように最も気を使って書いた記事は、「乙武がイタ飯屋で追い返されて激怒した件で店を擁護する」を書いたときでした.乙武の何が悪かったのかを正確に定義しないといけませんでしたから.なにせ”一応”彼は弱者ですから、気を使いますわなぁ. http://hirasaka001.blogspot.jp/2013/05/blog-post_504.html
というわけで、ぶっきらぼうはネットに於いてはトラブルの元であるというのがひとつ言いたかったこと.
2つ目は、「上っ面」コメを書いた匿名殿には、懐かしい感覚を覚えました.この人って、
いまはあまり見かけなくなった、階級闘争をしたがるヲタク
なんです、たぶん.懐かしいなぁ.宮台真司という社会学者がいます.Video News Networkというネットメディアで評論しているのですが、あまりにもリベラルな頭の構造なのであきれて観なくなりましたが、真正のヲタクゆえに面白い人ではある.宮台が、サイボーグ009のフランソワーズに改造されて陵辱される場面が自分のズリネタだったというのには爆笑しましたわ.その宮台氏が言うには、かつてのヲタクは盛んに階級闘争する人々だった、というんです.それはつまり、オマエは百恵ちゃんなんか好きなのか? バカだなぁキャンディーズの良さが判らんのか?などという論争をするのが通常だった、というんです.
わたしが東京都立大学に居た1983~1987年は、すでに階級闘争ヲタクが滅びの最終段階だったと思います.マンガ研究会には一部に「そんなのはダメですよ」とことあるごとに発言する階級闘争ヲタクがいましたが、基本的に疎んじられていました.アニメ研には4年間留年している長老会長が居まして、かれは「カリオストロの城」を過激に貶すのが常でした.長老会長曰く、カリ城は「やぶにらみの暴君」から引用しているのでダメだ、という主張でしたが、わたしはカリ城の構造の一部が「たぶにらみの暴君」から引用されているにせよ、そのせいでカリ城のトータルがダメと烙印を押される理由にはならんだろ、という主張でしたので、全く鬱陶しい奴だなぁと思っていました.そんな風に、階級闘争ヲタクの絶滅の時期に立ち会った世代なんです、わたしは.
さて、「上っ面」抗議の人の根本原理とは何か?
フルバを深く読み込んで崇拝しない輩はけしからん
なわけです.
へ~っ、オレがフルバを深く理解しなけりゃけしからんの?
それは新鮮な意見表明だ.その階級闘争に熱心な姿は、あまりにも古臭くて、もはや面白いとしか言えんわ.こんな人に2013年になって出くわしたことに驚きを禁じ得ない.まだ棲息していたんですねぇ.懐かしい、懐かしい.
あの~、ここのブログの情報空間の神は平坂久門です.だから、主張を自由に書いて表明する権利は平坂久門だけにあるのです.
ゆえに、平坂久門に対峙する意見を申し述べるのなら、平坂久門にご意見申し上げる、その理由はかくかくしかじかと懇切丁寧に説明する意外にやれることはないんですよ.そのシステムを理解しているんだか理解してないんだか知らないけれど、情報空間の優劣差なんか無視して「上っ面しか読んでないんですね」と上っ面にすらならない抗議をしてしまうのなら、匿名殿はただの愚か者でしかない.少しは「フルバ」の良さを語る主張力を身に付けたまえ. > 匿名殿
かしこ
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フルバは虎に憑かれたきさちゃんが好きだなあ。あと紅葉君。
返信削除もっと深読みしないとけしからんらしいですよ (汗) そして愛さなくてはならないみたい
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