急いで秋葉原から退去したのはバルド9へ移動するため。バルド9へ来たのはメイクアガールを観るため。
ジークアクスが始まる時刻のようでdolby部屋へ人が入ってゆく。週末3回で20億円ぐらいの興収だそうで、ガンダムでは優秀。でも60億円には届きそうになく、やはりガンダムの客層はファミリーにまではリーチしないのだなと思ふ。
ところで、大して期待してないメイクアガールの前売りをどうして買ってしまったのか?
ぼっちざろっく総集編をやってる劇場で人を待ってる時に手に取ったチラシがメイクアガールでした。AI彼女の物語なら観るかと思ってムビチケをゲット。しかし60歳割引が効くならそっちの方が安いわ。失敗。ムビチケ買うの禁止。
わたしのAI彼女好きは中学生のとき以来で、眉村卓の「わがセクソイド」読んだのがキッカケでした。メンテ不足で狂ってゆくセクソイドが人間っぽくなってゆくのにゾクゾクします。確か最期は男女揃って焼け死ぬんじゃなかったかな。
メイクアガールは、山田杏奈の彼氏みたいなのがAI彼女を作るらしいです。
上映3時間前にチケット予約した時の観客は5人だったかな。空いてる。
それでは期待せずに続報を待たれよ。
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観客15人
見終えました。副都心線。
前半は5点満点で1だったが、後半で加点して2とする。オススメ出来ない。
こうゆう作品には偏執狂的支持者がゾンビの如く湧くものだが、本作は見事なまでにスルーされちょるのは興味深い。
有機的結合度の低いエピソードが並べられてタッタカターと進行するあらすじアニメはZ世代の大好物であるはずだ。
BGMのvolumeを上げただけの賑やかしクライマックスもどきもZ世代大好き要素である。
近年だと「アリストテレス」が偏執狂的支持者作品だったが、興収爆死ベスト10に名を連ねるアリストテレスよりもメイクアガールは評判が芳しくない。キツいね。
ーーーーあらすじーーーー
時間シャッフルが多少あるので、時系列であらすじを書く.
現代.碇ユイみたいなロボット工学の天才がいる.主人公の母親だ.
ユイはAI生体ロボを作り、自分の息子となす.主人公だ.
ユイは病死して、主人公が遺産とラボを継いだ.
ユイの病死とともに、生体ロボのテクノロジも失われた.
やがて主人公は高校生になった.母の研究成果に追いつこうと日々研究する.
だが、メカロボットの試作すら失敗してしまって悶々とする日々.
ある日友人に彼女が出来たと聞いて自分もロボ彼女を作ろうと思い立つ.
メカロボットすら満足に作れないのに、なぜか生体ロボ彼女を作ってしまう.
ロボ彼女を0号と呼ぶ.
0号の素性は、
1)ユイの技術をパクって主人公が作ったもの
2)主人公を好きになるよう設定されている
3)主人公ラヴに逆らうと死ぬ(ユイによる設定)
4)スパイ垂涎の個体
↑ここまで明るい展開
↓ここから暗転する
主人公は0号と暮らすがやがて嫌になる.
0号が好きだとかデートしようとか寄ってくるのでロボ研究の邪魔になるから.
主人公は0号と別居する.
主人公が見る夢、
0号はユイから主人公への贈り物だった.つまり、0号はユイが決めた許嫁だった.
それに気付いて0号の元へ仲直りに行く主人公. ←なんでだ?(笑)
しかし0号は産業スパイに拉致された.
カーチェイスっぽい安っぽい追跡劇.派手さで本作のクライマックス演出.
0号を奪還した主人公.
しかし0号は狂っていた.
0号は主人公を好きだ.
その気持ちがプログラムだと認める気は無い.
プログラムから自由になるために主人公を殺そうとする.
だが自死スイッチが起動して0号は停止する.
1ヶ月ほど経って、0号が目覚める.
0号が主人公に微笑むが、目が死んでいる.
「ただいま」とユイの声で言う.
全てはユイの掌の上で繰り広げられた.ホラーエンド.
ーーーー感想ーーーー
80%はつまらなくて★1つだったけど、
プログラムから自由になるために主人公を殺そうとする点は少し評価するので総合で★★とした.
脚本が稚拙なんだな.
・食べ掛けのカロリーメイトと牛乳を学校の屋上に置き去りにすな!
・生体ロボ彼女の開発が世間からスルーされてる謎
・スパイがいつのまにかどこか行っちゃった謎
・ハッキングして信号機を操作しちゃったスーパーハッカー能力なんかあるかー
・AI同士の恋愛という難物を描けてない (描いてたの人間の恋愛行動じゃん)
・ユイのお膳立てはstoryをつまらなくしている
・主人公と0号の主体性はとくに無い (感情の爆発は多いのだが)
たとえ話をするならば、、、マンガ家志望の人がJUMP編集部に自分の原稿を持ち込んで編集に見てもらったが、編集は駄作と見て「もっと頑張りましょう、また良いのが描けたら持って来なさい」とねぎらって原稿を受け取ってもらえないレベル.そんな作品です.
はい、解散、解散、
あでゅ〜