わたしは広範囲の回路設計ができる方です.(上には上がいる)
狭い範囲の回路しか設計できないヒトもいます.(年齢には無関係)
それはどうゆうヒトかというとこんな感じです.
・3端子レギュレータを使える
・opampを使える(フィルタぐらいまで)
・オープンコレクタでLEDを点灯できる
・アートワーク業者に丸投げ
測定器のようなシビアな装置をチームで作る技術総量を100とすると、↑これだと3ぐらいしか担えません.3/100ですから、アーキテクチャに喝を入れるような設計刷新なんかできないし、設計修正ぐらいしかできません.
そうなっちゃう根本原因は人格です.弱気だからです.
「やったことないからやらしてよ」 ←強気
「やったことないからやらない」 ←弱気
10年も20年もそんな風に設計から逃げていると、設計できない回路屋になります.
でも回路屋がクビになるようなことはまずないです.
なぜか?
1)回路はもはや中核技術ではないから
アナログビデオデッキの時代には回路は技術総量の60%ぐらいを占めていた印象ですが、現代では必要な技術総量の5%ぐらいまで低下していると思う.つまり自力設計要件が少なくなって、その代わりに設計ガイドラインを真似ればOKになっている.moduleを貼り付けるだけみたいな.
2)雑用がたくさんあるから
回路図描き、AW業者とのやりとり、部品リスト、試作部品手配&棚卸、実装手配、試作基板火入れ、安全規格
↑これらは設計じゃないです.雑用です.だけどこれらの合計で1人分ぐらいの仕事量にはなります.
3)チームの回路屋の人数が1~2人に減って減らす余地が無いから
①回路屋の仕事が簡単化したり、②それでも雑用がたくさんあったり、紆余曲折の果てに回路屋の人手は1~2名で落ち着いています.だからクビなりません.
設計できない回路屋でもクビにならない理由は以上です.縮小均衡のミニマムレベルに落ち着いたからだとも言えるでしょう.
話題を少し変えて、、、
Q:「やったことないからやらしてよ」などと言えるほど暇ではない
A:
そうでしょうね.雑用はひっきりなしに舞い込みます.
わたしは雑用拒否して開発業務を率先してやってました.
雑用を拒否する理屈はこうです、
「差動増幅すら設計できないような奴らばっかりなんだから雑用はそいつらにやらせろよ、オレまで雑用やるようになったらこの組織はスッカラカンで終わるぞ」
20歳代の頃からこんな風に強気でした.
事業部の上司なんか雑用のことしか眼中になくて開発の意義をどんだけ判ってたのか疑問だったけど、上司を教育するのも部下の仕事ですから.
最後に、
Q:ヒラサカさんはパワハラだ!
A:そのとおり、ヒラサカはパワハラが服を着て歩いてるような人物です.部下が上司にパワハラします
この投稿を読むだにパワハラ臭がプンプン漂うでしょ
かしこ
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