プリント基板をつくった.すごい久しぶりだ.数年ぶりだ.
製作方法は、いまホビーエレクトロニクス業界で流行の、レーザープリンタ&アイロン転写方式をトライしてみた.
機材は定番の組み合わせ.
レーザープリンタ=LBP3000 (キャノン)
プリンタ用紙=画彩 (フジ写真のぶどうの紙)
プリンタ用紙は、いろいろ試したが、最終的にぶどうの紙に落ち着いた.主に試みたのは、用紙にPVCの剥離剤を塗布する方法だったが、うまくいかなかった.
△ぶどうの紙 → トナーの乗りはよいが、剥離性が悪い
×PPC用紙 → トナーの乗りが悪いが、剥離性はよい
×PVCの剥離剤を塗布したPPC用紙 → 水分で皺になるのでだめ
×PVCの剥離剤を塗布したぶどうの紙 → 水分で皺になるのでだめ
×PVCの剥離剤を塗布したOHPシード → 微妙な凹凸でダメ
×PVC塗布の凹凸を抑制するためにアクリル板で平滑化 → 微妙な凹凸でダメ
ところで、なんでPVCの剥離剤なんかを持っていたのかというと、それは単なる洗濯ノリなのである.といっても、洗濯ノリのために買ったのではなく.スライムを作るためだった.調子にのって500mlものスライムつくったものの、すぐに飽きて部屋に放置しておいたら、いつのまにか子供とその友人がそれをちぎっては投げちぎっては投げして部屋が壁も床もスライムまみれになったというおぞましい事件があった.みなさんもスライムの放置には注意されるとよいでしょう.
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife/9446/neba.html
で、何のためのプリント基板だったのかというと、これだ.中央線のプラレールにライトをつけてくれというかったるい要求に応えたのであった.白色LEDは電池一本じゃ点灯しないから電圧アップ回路が必要なのでね.最初の3つは空中配線で作ったんだけど、もっと作れと子供がうるさいので、レーザープリンタ&アイロン転写方式の試しがてらプリント基板を作ったのである.
回路はこれなんだけど、ここでタイマーICの555への苦情を書いておきたい.
このICは30年以上前からある定番ICなんだけど、どういうわけか、ピン配置が最悪なのである.
どんな応用回路作るにしても、2ピンと6ピンをつなぐとか、4ピンと8ピンをつなぐとか、配線に苦労するようなゲロゲロなピン配置なのだ.だから555をつかう電気工作は昔から嫌いなのだ.これを決めたのは、どこの会社の人だったのかな? テキサス?フェアチャイルド?モトローラ? そいつには心からfuckと言ってあげたい.
555といえば、大学生の頃APPLEⅡの回路図を眺めていたら555が使われていて、配線を追っていくとカーソルのブリンクに使われていた。
返信削除Wozの手によって超天才的にロジックを削減しているのに、カーソルを点滅させるためだけにわざわざタイマICを使っているところに鳥肌が立った。設計というものの本質を学んだ気がした。
てか、555で昇圧回路とはさすがな感じです。
もとは秋月のキットの回路なんです
返信削除なるほど~。
返信削除そういえば何年も秋月行ってないかも。