現ジェームズボンドを演ずるダニエル・クレイグの007は、まず「カジノ・ロワイヤル」が面白かった.次の「慰めの報酬」は発散気味であった.「スカイフォール」はまだ観てません.00ナンバーを与えられたばかりのジェームズボンドはまだ新米スパイで、やりかたが粗暴すぎて上司から文句を言われてばかりいるというのがダニエル・クレイグ版の設定です.そしてスペクターという悪の秘密結社が初登場するという流れのようです.
先日「カジノ・ロワイヤル」を観ていて気になったのがこのシーン.
ポーカーで10億円ぐらい負けて不機嫌なボンドが、カクテルをオーダーします.
ボンド 「ウォッカマティーニを」
バーテンダー 「ステア?シェイク?」
ボンド 「どっちでもかまわない」
ウォッカマティーニってなんだろ?と思ったヒラサカでした.通常のマティーニはジン+ベルモットですから、ジンの代わりにウォッカを使うんだろうなぁなどと想像はしました.
ボンドさんはウォッカマティーニが好物なんだそうですね.しかも必ずシェイクだとか.
シェイクというのはバーテンさんがシャカシャカ振って作ってくれる製法です.ステアというのは、氷を入れたビーカーのような容器でサラッとかき回すだけの製法.ステアの方が空気が入らないので味は違って来るのだろうと思ふ.
というのは嘘で、「ウォッカマティーニってあるらしいですね.007が好きなカクテルだそうで」とマスターに云うと、『こりゃまた面白いオーダーだ』と思ったらしいマスターが見せてくれたフランス語の本に書かれていたのがそのものずばり「James Bond Vodka Martini」でした.
ウォッカ+ドライ・ベルモットで作るんじゃろ、と思って見ていたらそうじゃぁないんですねこれが.
↓まずジン(タンカレー左端)は通常どおりに使うんです.そして中央のがネーミングどおりのウォッカ.意外だったのは右端の「リレ」という見慣れないベルモットです.フランス語の本には「リレ」を使うと書かれています.マティーニに多く使われるのは甘みのないドライ・ベルモットですが、このリレには甘味があるらしいです.
※ボンドさんはGordon's Ginを使えと云ったそうです
↓こちらが「J.B. Vodka Martini」です.オリーブではなくレモンの皮が入っています.そして味ですが、リレのおかげだと思われますが、ふくよかな味わいで、かと云って甘すぎず、すげ~美味でした.マティーニにもいろいろ在るものなのだなぁと感心しました.もしも使ったのがリレではなく、通常のドライ・ベルモットだったら全然違う味だったと思われます.
皆様も「007 スペクター」を鑑賞の後に、新橋のジンアンドトニックに行かれまして、ウォッカマティーニをオーダーしてみたらいかがでしょうか? ボンドさんに少しは近づけることでしょう.
ちなみに、同店の一部のお客で流行っている「強化カンパリ(仮)」というのがありまして、通常のカンパリソーダにジンを少し投入して強化した飲み物です.わたしが上野にある飲み屋のメニューで見かけて興味を持ち、ジンアンドトニックで再現実験してもらったところこれが旨かったので定着の兆しあり.喉が渇いたときには強化カンパリもどうぞどうぞ.
リレよしっ、、、 (ステマじゃないのよ)
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ソニー・ピクチャーズは、最新作「007 スペクター」で契約が満了だそうですが、再契約できるでしょうかねぇ。
返信削除東芝は白物、PCを手放すようですね。
PC統合で、バイオ社が継続会社になるかもっていう報道もあったけど、うーーん、どうなることやら。
契約終了の件はわたしどこかで読みました.ダニエルさんはもう何作かボンド役をやってもよいのではと思います.
削除PC事業統合のブランド名はFMVaioBookで仲良くおやりくださいませ.