USB3.0、便利ですね.ストレージをPCに繋ぐには欠かせません.
USB3.1というもっと高速なのが出たようですが、まだ使っていません.
さて、今回はだんだん手元の本数が増えてきたUSB3.0ケーブルを1つ潰して、どういう構造になっているのかを調べました.
↓分解対象はこういった基本的なタイプです.
↓構造的に上に凸になったこちら側のコネクタから分解します.まずはモールドを撤去.
↓板金外装を撤去すると、凸に増設されたUSB3.0の高速端子が5ピン見えました.
↓ヒートガンを使って溶かして分解しまして、これがUSB3.0(上)+USB2.0(下)全ての配線です.
USB3.0のケーブルには2x(ツイストペア2本+シールド)の合計6本が通っています.そのうちシールドを1本にまとめてUSB3.0コネクタの5ピンに接続されています.
USB2.0のケーブルには電源2本+ツイストペア2本+シールドからなる5本が通っています.そのうちシールドを除く4本がUSB2.0のコネクタピンに接続されています.これは従来どおりのUSB2.0の結線です.
感想としましては、
・USB3.0が2対の信号線を持つのは、上がりと下りを別に装備したのかな?
・USB3.0のツイストペア線の見た目の品質が、意外に普通というかダサくてUSB2.0のそれと同じだ.もっとも、HDMIのツイストペアと同じ感じなのでGbps級でもこんなので間に合ってしまうのだろう.
↓次は反対側のこれです.モールドはすぐに外れます.
↓板金外装を撤去しますと、平べったいコネクタにUSB3.0の5ピンを追加した結果が明らかになります.奥に5ピンが仕込まれています.苦しそうな実装です.
↓コネクタへの結線はこうなってます.
こちら側がUSB3.0の結線
反対側がUSB2.0の結線
ほぼ想像していた通りの構造でした.分解して納得できました.
#USB3.1ケーブルは1本しか持ってないのでもったいないから分解はまだできません.
かしこ
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