2025はアニメトレンドに大きな変化があったと思う.
1)ボリューム視聴層が新参一見さんになった
2)ドーパミン中毒のZ世代向けアニメが主流になった
3)ガチ恋愛作品のヒット
4)アニメ業界、カネ余り
1と2はほぼ同じことを言ってるんだけど、、、
かつては、長い長いアニメの歴史を渉猟した者が保守本流のヲタクで、そいつらがアニメ企画の対象視聴者だった.
ところが、2020年ごろから新参一見さんの声が大きくなりつつあり、2025年は完全に新参一見さんによって制圧完了という感じ.
例えば「薫る花は凛と咲く」なんつう初歩の恋愛storyなんか昭和40年代には使い古されただろってな古い焼き直しで面白い要素が無い.だけど、「使い古し」「古いアニメの焼き直し」という概念の無い新参一見さんによってアニメ市場は完全に制圧されたので、「薫る花」はすこぶる評判が良いのだ.
実を云うと、123の全てに象徴的に君臨しているのが「チェンソーレゼ」なんだよ.
チェンソーレゼはアニメ史の転換点かもしれない.
どういうことか?
「TV版チェンソー」は実質的にヒラサカの歴代No.1アニメなんだが、Z世代からは拒絶された.Z世代が拒絶したものを定義するとこういうことだ.
・ATG様式を拒絶した
・ATGというのは古い邦画の様式で、ロングショットで生活感のある静かな画を撮る
・Z世代はtubeとtiktokで脳神経の発達が阻害され、静かな映画を耐えられない
・Z世代は、急急急急・・・な映像しか受け付けないドーパミン中毒になってしまった
そこで、MAPPAはチェンソーレゼの作風を大きく変えた、
・情緒も緩急もへったくれもないただの高速紙芝居にした (退化である)
それがZ世代から大絶賛されている.
3(ガチ恋愛)についてもチェンソーレゼには刮目すべきものがある.
結婚しない、SEXしない、DTと処女ばっかりという世相.
そんな世相を反映してと思われるが、アニメ企画もガチ恋愛やガチ百合とは逆の、エッチくない淡い恋愛ものが主流を成してきた.
それなのに2025年にもなってチェンソーレゼったら、キャバ嬢との疑似恋愛物語が飛び出してきたじゃぁないか.
レゼ萌えのお前らに問いたい、
「あざとい女子にしなだれかかられて鼻の下を伸ばす性欲がまだあったのか!?」
レゼだけじゃなくて、「わたなれ」もガッチガチの百合だもんね.
おかしいなぁ、ソフト百合じゃないと嫌、生っぽい百合は嫌なんじゃなかったっけ?
どうやらDTと処女ばっかりのヲタクの本心は、粘膜接触と体液交換が大好きなようだ.
2025年はそれがバレてしまったように思われる.
4(アニメ業界カネ余り)については、、、この3パターンに分類されるかなと.
・ニッチに振りすぎて爆死 (ChaO、果てスカ、トリツカレ男)
・手抜きオリジナル作品 (永久のユウグレ、メイクアガール)
・原作つき不愉快作品 (チラムネ)
消化すべき予算が余っていて、手抜きだろうがなんだろうが構わないんだろう.
だがその本質は、、、
ヲタク向けサービス業であるべきアニメ業界なのに、4兆円にならんとする産業に育った結果、他業種(TV屋、商社、海外勢)の非ヲタエリートがpositionを見つけて入り込んでバカやってる構図も2025年は明るみになったと思う.
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以下は各クールを見ていく.
言及すべき作品はそんなに無かった2025だ.
【1月期】
Unnamed Memory
心に残った作品.だがアニメ史に名を刻むほどではなく.
全修。
MAPPAはこの監督さんにやらせてみたかったのでしょう.しかし出来はいまいち.
・storyや演出などの基礎体力が欠けているので作品として成立してない
・キャラ設定が凡庸
【4月期】
履いてください鷹峰さん
今期でBDを買った唯一の作品.
こうゆうエロい女子が大好きだ.依姫奈緒ちゃんと結婚したい.
ジークアクス
無茶苦茶やって視聴者を押し倒したクレイジー作品.
思えばこれが2025の最優秀アニメだったな.
忍者と殺し屋のふたりぐらし
殺す殺す、朗らかに殺す.胸糞でよかったよかった.
【7月期】
わたしが恋人になれるわけない
ガチ百合!
ダンダダン、よふかしのうた、サイレント・ウィッチ
これらは良かった.
ぬきたし
露骨エロへの極振り.着想は正統なんだけど、良い結果は残せなかった.
なぜだろう?
ねっとりとしたフェチを組み込むのに失敗したからだと思う.やっぱり女子と片っ端からやらないとヨスガノソラには勝てないってことなのだろう.残念だった.
私を喰べたい、ひとでなし
アルマちゃんは家族になりたい
この2作品を是としたい.
【劇場作】
メイクアガール
GQuuuuuuX -Beginning-
チェンソーマン レゼ篇
ガールズバンドクライ 前後編
計5本しか見てない.
少ないな.
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最後に、
フリーレン、SPY FAMILY、メダリスト、
など普通だったら見るだろうと誰もが思う作品を敢えて見ないわたしだ.
理由は、見切ってしまって程度が知れているから.
わたしを驚かせてくれる要素が無いのが明らかだから.
同じ理由で怪獣8号にもあまり興味ない.
SAKAMOTO DAYSは1期で2話斬りしちゃった.
それよか、得体のしれないゴミかもしれない作品を観るように心がけている.
さぁて、2026年もアニメをがんばるぞ!
かしこ





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