「わたなれ」百合アニメの金字塔になっちゃったっていう（祝）

「わたなれ」劇場先行上映を観た．

いや～びっくりした．

これはウケざるを得ない．

上映終了時に劇場で拍手が起きた．

「わたなれ」は百合アニメの金字塔になったし、日本のアニメ史の必修科目になった．

あらすじ：

高校デビューで脱陰キャを目指した主人公女子であるが、量産型女子の域を出ないというのが自認．そんな主人公がＳ級女子２名から告白されどっちを取ったら良いのか悩んでしまうが、ラストで明かされた答えは驚くべきことに・・・・

属性：

ガチ百合、肉食系百合、高クオリティ、学園ラヴコメ

「わたなれ」が日本アニメ史の必修科目なのはなぜか？

百合アニメというジャンルの作品はそれなりの数がある．

百合要素を含む作品はたくさんある．

　リコリコ、裏世界ピクニック、クズの本懐、おにまい、、、

中でもリコリコはバカ受けしたけれど、あれを百合アニメの金字塔とは見做せない．

ならば百合ど真ん中作品はどうかというと、

　あだしま、ゆるゆり、やがて君になる、citrus、青い花、ささめきこと、、、

百合なだけあってソフトタッチでimpactには欠けるんだな．

だから従来の百合アニメはアニメシーンにおける主役にはなれなかった、とわたしは位置づける．

しかし「わたなれ」は非常にimpactが強いガチ百合なんだ．

TV未放送の13～17話をそのまま上映しただけなんだけど、17話の圧が凄いんだよ．

百合作品なのにガツーンとかましてくるのは、百合アニメをして初の出来事となった．

なので日本アニメ史百合部門の必修科目となったのである．

みんなガチ百合が好きなんじゃないのか？

ヒラサカはガチ百合が好きである．ガチ百合とは女子が女子をとっかえひっかえヤッてるみたいな作品だ．漫画でいえば「少女セクト」の世界観のこと．

「青い花」「ささめきこと」は2009年の作品だった．その辺を始点として現在(2025年)に至るまで、内面描写系の百合アニメが人気を博してきた．比較的最近だと「安達としまむら(2020)」は内面描写系百合で人気だった．

百合アニメが内面描写系に走った理由は、男子が草食化したせいだと言われる．

だが「わたなれ」はどうだろうか？

JK同士がホテルのお風呂に一緒に入ってキスしちゃうとか、もう肉食じゃん．

その「わたなれ」が大人気になるってことは、、、みんな本音ではガチ百合・肉食系百合が好きだったんじゃないのか？

また意外にも、ガチ百合はアニメ企画の隙間だったのである．誰も唾つけてなかったと思うんだよね．記憶にないのよ．

海外勢へのアピール

海外勢：日本に生まれただけで高校生になったらあんなに楽しそうで羨ましい

そんなコトを思って日本に憧れる海外勢ヲタクは多かろう．

「わたなれ」はそんな海外勢のハートを直撃するアニメのひとつだと思う．

模範的なクールジャパン作品である．

政府がアニメ制作に公金注入してコンテンツbiz振興するらしいが、それならば、

　「JK同士がホテルのお風呂に一緒に入ってキスしちゃう」

ような企画にもちゃんと金を出せよな！

満員御礼

平日18:30の品川プリンスの２００人超の映写室．上映1.5H前の状況．あとでTVで見れるっつうにみんな熱心だねぇ．

かしこ