【延期】 イプシロンロケット初号機カウントダウンイベントレポート

国産大陸間弾道弾もといロケットの、イプシロン初号機打ち上げ予定時刻は、２０１３年8月27日１３：４５ にセットされました．お台場の日本科学未来館で打ち上げカウントダウンイベントが行われ、参加しました．
http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1308191713909.html

Xマイナス１：３５：００
バイクでお台場まで行ったらどうなるんだろう？と思って、レインボーブリッジを迂回するルートを調べたら、築地から晴海通りで勝鬨橋を渡ってと遠回りなのでバイクはやめとこうと思ったのですが、レインボーブリッジは９０ｃｃのバイクなら走行可能と知って、バイクで家を出ました．

Xマイナス１：１５：００
レインボーブリッジを通過．バイクでレインボーブリッジを渡るのって眺めがいいので気持ちいいです．ところどころでひんやりとした海風に体を洗われたりするのも心地よい．

Xマイナス１：００：００
日本科学未来館入館．サンダーバード展もやってましたが、お金を払ってまで観る気もないので、通常チケット￥６００で入館しました．会場にはまだ人はまばらでした．

Xマイナス０：２０：００
日本科学未来館の職員らしきお姉さんとお兄さんがイベントMCとして出てきてしゃべり始めました．お兄さんはアンジャッシュ渡部みたいな人でした．初号ロケットの発射だというのに二人とも強気でして、「あと１５分で皆さんとイプシロンロケットの発射を観るわけですねー」とか言ってました．ロケットを夏の日の昼時に上げるだけでもアグレッシブだろうに、こうして人を集めてTVも呼んで、あと１５分で打ち上げなのだぁ～とアジる度胸が果たしてオレにあるだろうか？と自問自答する自分がいました．

TV取材班はステージの左右にこのように陣取ってまして、在京各局は一通りいたんじゃないかなぁ？ 観客は、子供とお母さんが多かったです．ロケット打ち上げを肉眼で見学したことのある猛者も数名いました．

Xマイナス０：００：５９
プロジェクタが射場である鹿児島県内之浦宇宙空間観測所に切り替わります．アナウンスも現地の聞き取りづらい男声に代わり、マイナス６０秒からカウントダウンを開始しました．

１０秒からは会場の全員でカウントダウンです．４、３、２、１、０、、、、しかしロケットの爆煙は出ません．MCのおにいさんも「あれれっどうしちゃったんでしょうか？」と焦っています．しばし場を繋ぐMCのお姉さんとお兄さん．
１０秒から先はみんなの声でかき消されて現地のカウントダウンが聞こえませんでしたが、たぶんXマイナス数秒のところでカウント中止になったのだと思います．

Xプラス０：０２：００
突然、現地からの映像が「しばらくお待ちください」に変わり音声は途絶、会場は爆笑になりました．なかなか茶目っ気のある対応じゃないか？  ＞  管制殿
アンジャッシュ渡部みたいなお兄さんは「あれっ、わたしは海よりロケットを見たいんですがねー」とナイスなツッコミをしてました．

Xプラス０：０５：００

プロジェクタがロケットのリアルタイム映像に切り替わり、管制の音声が流れました．「鳥井さん、鳥居さん、２の５２１へ連絡ください」なんていう生々しい音声も流れまして、もう臨場感と緊迫感たっぷり．

Xプラス０：１５：００
懸命に場を繋ぐMCのお姉さんとアンジャッシュ渡部によると、１４：３０までは打ち上げ努力をする可能性がある、とのことでしたが、残念ながら１４：００の時点で、今日の打ち上げは中止との連絡がスタッフに入り、会場の皆さんは解散ということになりました．一部の心ある観客（わたしモナ）からは温かい拍手が沸き起こりました．

いいんだよいいんだよ、ロケットの打ち上げ（しかも初号機）なんかこんなもんさ．これでもしも、初号機が定刻に打ち上がっちゃったりしたら、サッカーワールドカップ初出場の侍JAPANが優勝しちゃうみたいなもんで、そんなラッキーが起こりえるだろうか？ いやない．

ともあれ、次回の打ち上げは、東京湾大華火大会の前座で晴海埠頭から上げてもらいたい．PCで打ち上がるんなら、今時のスターマインよりも簡便に違いないからね．ヨロシク！  ＞  JAXA殿

かしこ


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