2016年3月3日木曜日

【中華回路】 高周波加熱基板のご紹介 (w使うなよw)

中華通販のあの独特のプリント基板たちを見ると、「こんな古いものを」と驚くやら、「安い安すぎる」と驚くやら様々な感銘が脳内をよぎります.

その中でもこれは、最初に何か判らなかった.何の基板かが判った後には、これを動かしてよいのだろうか?と怖気づいた独特なプリント基板です.

↓これを見て一発で何かがわかったら、あなたは特殊な才能を有しているか、さもなくば回路変態です.何かのSW電源っぽい感じはする.しかし、隣の空芯コイルは一体なんなのだ? タンクコイルがついたSW電源だろうか? でもアンテナは付属されていないようだ.
↓これの使い方はこうするそうです.(サーバがのろい)


そうです、鉄を高周波加熱する回路です.釘の先端が真っ赤になります.撮影者は釘を焼きなまししたいのか? だったら素直にガスバーナーで炙るのでもよいと思うが.

12V5Aぐらい消費するらしいから、60Wをぶっこみます.

周波数はどのくらいだろう? 想像だけどNHKラジオ~ニッポン放送の付近じゃないかと思うんだよなぁ.つまり中波帯域.
たとえ発振周波数がもっと低かったとしても、スプリアスが出まくりなはずだから、しかも60Wだから、これをオンしたら半径数100mのラジオが聞こえなくなるかもしれません.高調波周波数がぴったしニッポン放送にぶち当たる可能性は少ないだろうけど、どこかしらのラジオ局は目潰しならぬ耳潰し攻撃に晒されて聴取不可能になる恐れはかなり大だ.
(TVがデジタルに移行したので電波妨害を人々が察知する可能性は低くなったと思う)

筆者は、都会でこれを無邪気に使いまくるのはやめて欲しいと切に願う者のうちの一人だ.

エイメンとしかいいようがない


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7 件のコメント:

  1. ソニーOB:佐藤2016年3月4日 17:00

    超音波カッターてどれくらいの振動数なんでしょうね。硬いプラスチックも嘘のように切れます。バッテリーパックのモールド切ってました。
    今は東横線に乗っています。もうすぐ渋谷です。夜に仙台に戻ります。

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    1. それは中目黒を通過しましたね.

      超音波カッターはピエゾで振動させているので、ピエゾの共振にあわせて数10kHzぐらいかと思いますが、飼ってる犬が吠えそうな周波数なのかもです.

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  2. 大学に、るつぼに入れた金属を高周波加熱し、ローラーにぶっかけてアモルファスを作る装置がありました。 ラジオを聞いてみればよかったかな。

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    1. 瞬間冷凍でアモルファス.ビデオヘッドの材料として使いましたが、どんどん摩滅してしまいました.

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  3. おもしろい記事がありました。
    https://sangakukan.jp/journal/journal_contents/2013/08/articles/1308-03/1308-03_article.html
    日立金属が年間10万トン以上の電力トランス用材料として生産しています。アモルファストランスは、従来のものに比べ2%ぐらいロスが少ない
    だそうで。

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    1. 磁気材料屋の社員は老人ばっかりかなんでしょうなぁ.
      三菱や日立がしぶとく生き残って、ソニーみたいな華やか組は落ちぶれて、封建社会に戻ってポテンシャルエネルギーの低い準位で年功序列するのも生き方としてはアリかもしれません.

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  4. 昔(死語)はtubeで作っていました(ボンバーダー)小さいのを20年くらい前パワトラで作り服の上から銅テープに誘導させるお灸器を作りました、フェライトコアで磁束を限定させるのがミソですが、回路素子が貧弱(シーズ)なため苦労しました。

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