2013年8月16日金曜日

【にわかAVマニアの教育】 伊澄師匠来訪

最近はにわかAVばっかしなヒラサカです.今日はあの伊澄師匠(右写真)をお招きして、自宅でシステム要件を変えて「言の葉の庭」を視聴し、サラウンドシステムについていろいろと教わりました.うははー、最強の個人レッスン.

わたしのサラウンドシステムは、いま使っているスピーカーが小さいので、さすがにHiFi再生に限界があろうという状況です.スピーカーはこちら→  http://hirasaka001.blogspot.jp/2013/08/av-sp.html
そこで今日は、伊澄師匠のお助けでシステムを変更してみました.
(1) AVアンプを、リニアPCM5.1chで視聴できるHDMI入力のパイオニア VSX-S500とVSX-S300 に変更.実売価格は本日の価格.comでそれぞれ¥28579、¥18800と最廉価の価格帯のAVアンプです.
(2) LRスピーカーをFostexの2wayに変更.ウーハーは10cmで、エンクロージャー容積約4リットルで、ペア10万円ぐらいの既製品です.これで音が良くなるであろうと期待.本当はセンターchも同等品に換装してみたかったところですが.今回はLRオンリーってことで.
↓これが換装後のシステムです.センタースピーカーは、TVの上にチョコンと乗った四角い物体です.やっぱ圧倒的に小さいわ、、、、
↓パイオニアAVアンプのVSX-S500はこれ.VSX-S300との外観上の違いはほとんどありません.でも機能には違いがありまして、USBメモリを接続可能、iPodを接続可能、DLNAサーバに接続可能、インターネットラジオ、といった機能がS500では追加されています.音質的には、S500/S300の差違を察知することはわたしにはできませんでした.
VSX-S500/S300の他機種との最大の差違ポイントは「薄型で軽いこと」だと思います.AVアンプって8kgぐらいありますけど、VSX-S500/S300は4kgぐらいで楽ちんです.SW電源で、D級アンプなので、重たいトランスを使ってないからこんなに軽くできています.
音質は、ハイエンドな耳を持つ人には値段なりの評価があるのかも知れませんが、フツーの素人であるわたしとしては全く問題ありません.
↓セットアップ後にやるのは、音場補正でしょう.このマイクを視聴ポイントに置き、「Auto MCACC」という機能で音場補正します.測定中にはザーという音がスピーカーから出ます.
↓これがメニュー画面.VSX-S500とTVをHDMI接続して、リモコンのメニューボタンを押すと、HDMIをVSX-S500が乗っ取ってこの画面を表示するという仕組みです.ただし、VSX-S300の場合は、HDMI乗っ取り機能が無く、メニュー画面を表示させるためにVSX-S300とTVをアナログケーブルで接続しなければなりません.HDMIで簡単結線だぜっ!と思っている人はここは要注意でしょう.
↓音場補正(MCACC)後に、どの程度補正されているかをチェックするには、PURE DIRECTモードにすると如実にわかります.
↓わたしの推測ですが、VSX-S500/S300のブロック図はこのようになっていて、(1)PURE DIRECTにするとMCACCすらキャンセルされるので、スピーカーの生音を聴くことになります.(2)MCACCの恩恵には与りたいが、音像操作は不要だっていう場合はDIRECTにします.(3)ソースによる適切なサラウンドモードを選択してくれるAUTOを通常使いますが、AUTOではどういう音像操作がなされるのかはブラックボックスなのでよくわかりません.
↓現行の小さなスピーカーでMCACCをオフ(PURE DIRECT)にすると、ラジカセのようなペコペコな音になってしまいます.それだけMCACCが効いているというわけです.
↓ところが、今回視聴したFostexのスピーカですと、MCACCをオフにしても、それはそれなりに聴ける音をキープしています.やっぱスピーカーがマトモですこと.Fostexのスピーカだと、いままでどうしても感度が低かった数100Hzの帯域がLRからちゃんと出てきますので、BGMがよく聞こえます.ただし、Cスピーカーは小型のままですからセリフが聞こえないという欠点が浮き彫りになってきました.
このウーハーはユニット単品で¥15000以上するみたいです.
わたしは昨日まで、サラウンドシステムというものは、L+C+Rスピーカーは高中域再生に専念し、スーパーウーハーは低域再生に専念する仕組みかと思っていたのですが、それは間違いで、L+C+Rが20kHz~100Hzぐらいまでを受け持ち、100Hz以下をスーパーウーハーが受け持つというのが正解なのだと今日学びました.L+C+Rにもいっぱしの特性が求められるんですねぇ.

↓スピーカーを作ることについて、伊澄師匠からのアドバイスにより、音像の定位感を最大化するためには、下図のようにTVの下側にL+C+Rスピーカーを配置するのがこの部屋のベストロケーションであろうということになり、まずはフロントスピーカーについてはこんな感じの細長いエンクロージャを作ることに方針変更しました.スピーカユニットは、100Hzぐらいまで再生するためには8cmでは難しいので10cmが良いのではないかとのこと.たしかにそうねぇ.探してみようっと.
↓VSX-S500のハナシに戻りまして、USBメモリに格納した音楽ファイルを再生する時にはこのような画面がTVに表示されまして、階層フォルダを下に降りてゆく操作感です.ネットワーク越しのDLNAサーバでも同様の操作感です.iPodは持ってないので試していません.LANケーブルを接続したらインターネットラジオも聴けました.これらの機能はVSX-S300にはありません.
しかしなんと残念なことでしょう、VSX-S500/S300とFostexのスピーカーは月曜日には返却してしまいますので、「短い命を楽しめ」とタイレル博士に言われてしまったレプリカントのような境遇にあるわたしです.とてもじゃないが”time enough”と言えねえや.

サンクス. あと、新海監督にヨロシクね!   >  伊澄師匠殿

かしこ


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2 件のコメント:

  1. 中古SPという手もありますが、自作でいきますか。
    今は、色々ユニットが選べますから、楽しみです。
    しかし、海外のSPはFostexがユニット作っていたりします。
    うちで使っている米国産SPもユニットは、フォスター電機だそうで・・・

    最近ソニーのSPユニットは海外のスキャンスピーク を使っていたかな??

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    1. ええまずは自作で、いきまーす.

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