2014年1月期のアニメもすでに助走開始という時期になってしまいましたが、2013年のアニメ作品の個人的総括をいたします.以下は放送・上映作品の一部ですが、何らかの感想を持った作品の一覧です.
【TV放送作品 放映日順】 | |
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる | 良く憶えてないが、まぁまぁ面白かった |
ラブライブ | OPアニメだけ良かった |
絶対可憐チルドレン THE UNLIMITED | 続編が観れてよかった.面白かった |
たまこまーけっと | ぐーぐーがんもを思い出した |
ささみさん@がんばらない | シリアス展開にビビッた |
ビビッドレッド・オペレーション | ストライクウィッチーズ萌えじゃないのでフツーに観た |
琴浦さん | 前半は悲しくてかなり良かった |
僕は友達が少ないNEXT (第2期) | まぁ面白いよね |
コードギアス 亡国のアキト 第1章 | ルルーシュもC2も登場しないみたいで残念 |
RDG レッドデータガール | 最後まで地味な彼女でした |
フォトカノ | 女神達は良かった.OPは良かった |
惡の華 | 実写からコンバートしたと思われる画面がキモい |
進撃の巨人 | すごくおもしろい |
波打際のむろみさん | 永久保存版にしなかったのが悔やまれる |
宇宙戦艦ヤマト2199 | 2014年BEST1作品 |
翠星のガルガンティア | メカのAIがキョンだった |
這いよれ!ニャル子さんW (第2期) | 変な奴だがニャル子さんはカワイイと思う |
ハヤテのごとく! Cuties (第4期) | だんだんパワーダウンしている |
刀語 | 小説で読む方がよいようで、アニメはフツー |
犬とハサミは使いよう | 観たのだが記憶にない |
ダンガンロンパ | 殺伐としすぎだが、引き込まれて観た |
空の境界 (再編集版) | これから観ます |
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ | イリヤ様がこんな元気にお育ちになってうれしい |
げんしけん二代目 | 初代ほどのパワーはないが、相変わらず懐かしい |
有頂天家族 | 京都に行って、京都を描写していたことを実感した |
私がモテないのはどう考えてもお前ら | 主人公の自意識過剰が痛すぎて楽しく観れました |
君のいる町 | 「涼風」テイスト!っていってもあまり通じないだろう |
COPPELION(コッペリオン) | 観たいが地デジで観れない.NOIRのOPを連想 |
境界の彼方 | おおむね面白かった |
京騒戯画 | 有頂天家族とダブる |
Angel Beats!特別篇 | しまった、観忘れた、撮り忘れた |
アウトブレイク・カンパニー | そんなに楽しくなかった |
キルラキル | はちゃめちゃでとても面白い、懐かしいテイスト |
ゴールデンタイム | 一応観たが、企画意図がわからなかった |
凪のあすから | 古きメロドラマ |
夜桜四重奏 ~ハナノウタ~ | 人体を良く動かしていました |
ガリレイドンナ | 梅津監督は好きだが、ストーリーは発散 |
革命機ヴァルヴレイヴ 2nd SEASON | サンライズが苦労している |
ソードアート・オンライン Extra Edition | しまった、観忘れた、撮り忘れた |
【劇場作品】 | |
言の葉の庭 | とても良かった.最もよく観た |
風立ちぬ | ジブリ時代の宮崎の最高作品 |
かぐや姫の物語 | ジブリ時代の高畑の最高作品 |
サカサマのパテマ | みたいが観てない |
まどか☆マギカ新編“叛逆の物語” | とても良かったが、ラストが理解できてない |
--------
そしてこの中から、ランキングを以下のように定めました.わたしの趣味です. orz orz
1位 宇宙戦艦ヤマト2199 CG制作時代のアニメを進化させた作品
上映当時には当ブログでも書きまくりました.良く出来てました.ここまでできるんだなぁと、一つの限界を超えた作品になったように思います.正月に改めて全26話を観て想ったのは、ファシズム国家であるガミラスにおいて、総統デスラーと帝国軍との軋轢が低層に存在していて、そこにヤマトという攪乱要因が出現したためにガミラスの崩壊が促進されたというストーリーになっているところが上手いなぁと思いました.ヤマトファンとしてはそこまでカッチリと作っていただかなくても満足だったのですが、その期待度を大きく超えた.いやはや良く出来たもんだわ~.
映像的にも真面目に作っていました.わたしが最も賞賛したいのはバランのワープゲート出口のヤマトです.カメラはやや下からヤマトを見上げるアングルで撮っています.ここでヤマトの船足が速すぎて、カメラが追い切れませんで一瞬フレームアウトしかかります.追いかけるカメラがヤマトを視野に入れると、ヤマト前方の夥しい数のガミラス艦隊がバランを背景に視野に入ります.映像で状況を巧みに語るってのはこういうことだろと、お手本のような映像づくりです.ちゃんと才能のあるスタッフが参加していたようで、ありがたや、ありがたや.
2位 言の葉の庭 わたしが映像作品を観る動機そのもの
何度も観たという点ではこの作品がわたしの2013年ベスト1でした.この作品って、わたしが映像作品を観る動機そのものなんです.作品にリンクされたテーマなんかに興味はありません.ラストシーンでこの画と音楽でバシッと決めたいんだ、やりたいのはそれだけなんだよ、っていう監督の根源欲求があって、前段の全てはそのためのお膳立てに過ぎないと、そういう映像作品こそをわたしは観たいんです.そういう作品はあまり無いんですけどね.リュックベッソン監督の「レオン」とか「フィフスエレメント」などはそんな風に作ったとわたしには見えるので、リュックベッソンのことは好きです.
「言の葉の庭」で新海監督がキメたかったシーンがこれ→.わーっと泣けたユキノ先生に光が射し「言葉にできず~」と「Rain」が流れてキメっということだったに違いない.見事に決まったことがわかるので、わたしは本作を観る度に泣きました.(ユキノさんに感情移入したから泣いたわけじゃぁないんです、全然)
写実的で綺麗だから「言の葉の庭」はいい作品か? 新宿御苑の風景は写真から描き起こしているし、ユキノ先生が非常階段を駈け降りるモーションはビデオから書き起こしているし(たぶん)、この作品はずいぶん人工的なアニメなんです.(後述する「キルラキル」とは正反対) それだったら実写でいいじゃんという誹りは免れ得ないのかもしれません.しかし、現実界の綺麗な部分だけを抽出して再描画した映像は有価値だろうと思います.ただし、全てのアニメがこの手法で成立するとは思えず、むしろ少数派でしょう.なので本作の写実さには、肯定と否定がない交ぜになった感想を抱きます.新海監督の個人作品だからやれてしまった特殊事例なのかもしれません.
3位 宇宙戦艦ヤマト2199 第5章 起承転結が絶妙
ヤマト2199がダブル入賞っていうわけですが、こちらは劇場版です.劇場版第5章はアニメの第15話~第18話を切り取って劇場公開したら、2時間という劇場パッケージの中で起承転結がカチッと組まれた絶妙な出来になってました.偶然ですがね.
4位 進撃の巨人 戦闘シーンがメインディッシュという希有な作品
戦闘シーンがすごく面白い作品、としか言えぬ.アニメで4話ぐらい連続して一つの戦闘を描いてますが、それでも全く破綻がありません.わたしは戦闘シーンは大好きなのですが、戦闘シーンが物語に占める位置はデザートでしかなく、メインディッシュにはなり得ないと基本的に思っています.ですが進撃の巨人は、戦闘シーンがメインディッシュという構成の希有の作品と思われます.
戦闘前のエピソードで、指揮官の決意を描き、兵隊の逡巡を描いています.非戦闘時でも登場人物にとってはほとんど戦闘モードというキツさ.敵である巨人が正体不明で対処法を決められないキツさ.連絡の途絶えた仲間のせいでこっちサイドが巻き添えになりかねないキツい戦闘シーン.いくら兵を損耗しても防御の役にも立たず、時間稼ぎにしかならないキツさ.その限界状況の中で巨人の正体が少しづつ推理され明かされてゆくという巧みなストーリー展開.既存の脚本なんか何だったんだろう?と思わざるを得ません.それをたぶん一人で考えている原作者はどれだけすごい人なのか?
5位 風立ちぬ 宮崎駿が男性回帰して成功したジブリ最高傑作
以前にも書きましたが、宮崎駿は男性のリビドーでしか作品を作れない”はず”の作家です.しかし、ジブリ設立によって、エコマーケティングと女性マーケティングで成功してしまい、男性のリビドーを封印してしまいました.「もう引退ダー、勝手に作るぜオレ」って言って勝手に作ったら、ホラホラね、こんなに男性にとって都合が良くて女性に不向きな作品が出来てしまい、結果として宮崎駿のリビドーが正直に滲み出た作品、そしてジブリ最高傑作になってしまいました.早くBD出ないかな?
ジブリ設立以来ずーっと嫌いだった宮崎駿のことがまた少し好きになりました.でも、若い頃のパワーはもう無くなってますね.古い時代の恋愛を淡々と描いた作品にしかなり得なかったのは、年老いたせいでしょう.
6位 まどか☆マギカ新編“叛逆の物語” この難解さが否定されない、日本アニメ業界健全の証し
劇場版まどか☆マギカ三部作を観ていてわたしが思ったことは、作品とは全然違うことでして、「シャフトってこんなにファイナンスが充実したスタジオだったの?」っていうことでした.シャフトの作風って、「化物語」のような高品質作品をエイヤッと作るのと並行して「荒川UB」のように中品質で手堅くヒット狙いもやっていきます、というポジションだと思っているわけです.ところが、直近の1年ぐらいはTVアニメは作らずに「まどか☆マギカ」の制作に集中しているかに見えるシャフトです.なのでファイナンスが持つのかなぁと、少し心配になりました.劇場作品が当たった場合の巨額の収入を見込むならば、1年ぐらいTVアニメをSTOPしても痛くないものなのかもしれませんがね.まどか☆マギカならばヒットは確実ですし.
ところで、作品については、3作目は難しくて理解できておりません.ラストシーンなんか謎のまま.でも、本作のスタッフのことですから、あとで読み解けば必ず意味があって、肩透かしなんてことはないだろうと安心しています.早くBD出ないかな?
わたしが本作でうれしいのは、これだけ難解な作品がマーケティングによって否定されることなく、アニヲタ向けならこれだけ難解な作品が相応しいのだとみなされたこと.すなわちアニヲタの知的水準がそれだけ高いとみなされたことです.ハリウッド映画みたく、知的水準の低い層にtargetした知的水準の低い映画ばかりが作られてしまうのとは真逆に「まどか☆マギカ」は走りました.それは、日本アニメ業界健全の証しにちがいあるまい.めでたいことじゃ.
7位 かぐや姫の物語 高畑勲が最期に放った光
「ハイジ」「三千里」「アン」を作っていた頃の高畑勲が久しぶりに戻って来ました.オーソドックスですが、安心して観られるこういう作品も良いのではないか? 高畑勲の退職制作が成功してよかったと思います.
8位 境界の彼方 京アニには珍しい戦闘アニメ
京アニは「けいおん!」以来ほんわかした作品ばかり作ってきましたが、「境界の彼方」は妖怪と闘う物語です.栗山未来のもっさりしたカーディガンの質感がいいなぁというのが観始めたときの感想.中盤で、妖怪を退治して得た石を妖怪商店で換金してもらえる、母親が謎で、姉が謎で、魔界士協会が謎で、主人公が境界の彼方で、、、、と謎が多い世界観が楽しかったです.最終話の戦闘はひら的には少し物足りなかったけれど、全般的に面白かったのでよしとしよう.
9位 キルラキル 楽しいデフォルメ系アニメーション
「言の葉の庭」が写真から書き起こすほどにこだわって写実的に作ったのとは対照的に、「キルラキル」は手描きの絵のデフォルメ感にこだわって作られています.「ど根性ガエル」みたいな動きで懐かしいです.ただし本作はまだ終わってませんで、1月以降も引き続き放映されています.ストーリーは「ど根性ガエル」よりも4倍ぐらいバカバカしいです.
10位 波打際のむろみさん OPが2013年最高傑作
作品自体の氷菓もとい評価ではなくて、OPが傑作なので10位に位置づけました.OPはこちらです.メチャクチャでとても気持ちがいいです.
2013年は劇場アニメが豊作な年でした.では2014年もアニメを楽しみましょう.
かしこ
人気ブログランキングへ
FN1242A が前に買ってあったので CDデッキに繋いでみようと思いました。
返信削除すると デッキには光と コアキシャルの出力しかなく、一旦 コアキシャルか光から Digital Audio Receiver に変換し LRCK BCK DIN に分けて 入れるのが判りました。
此の変換にはCS8412-CP かAkiの TC9245 が要るのが判りました。
しかし、WEBをS/PDIFで検索 しますと TI で DIR9001が有って、サンプルを頼んでしまいました。
(ついでにOPアンプとDAC2種もチェックしてしまいました)型番をよく見てなかったので来るまで判りません。
此はぶったまげた、日本語版字幕があります。
返信削除http://www.youtube.com/watch?v=zHxcwadeYc0
此は今まで調べたデータと良く符合します。
普通庶民は遊休地であっても地税を取られ、あちらでは屋根があると家屋税が取られます。
グレート海賊たちは海を回って、アメリカを支配し、今は日本も同じ運命です。
実に沢山の団体が、その元締めと言われていますが、実際には違う確率が高いです。
よく考えると、本当の黒幕は、殆ど姿を現さないはずですから、ひょっとするとXXXに居る可能性が高いです。
WEBで調べて0.3%位のデータはそれを指しています、戦中の記録を精査すると、確率は50%位です。
FN1242A用の基盤を買いました、S/PDIF のデジタル復調器は CS8416 にしました。
返信削除此ですと他点入力が出来て、CDデッキだけでなく、PC USBに繋げられるかもしれません。
クロックの自由度は高いのですが、PLLなのが少し気になります。
DIR9001はクロックが24Mhzだけで、入力も1点パッケージも違います。