2015年6月12日金曜日

クエン酸をガチで飲んだっぽい

クエン酸というと、小中学校の頃に「食えん酸」だってぇ~変な名前~とか言ってませんでしたか? 今回はクエン酸のお話しです.

↓これらは懐かしいビデオテープの写真です.
↓テープというものは、ベースフィルムというPETなどで出来たフィルムに磁性粉を塗ったものです.塗りじゃなくて蒸着もあります.下図のバインダというのは接着剤のことです.こんなにぶ厚くは塗らないです.塗りは10ミクロンぐらいかと思う.
↓テープがあればヘッドもあります.VTRのヘッドはとても小さくて下図の先っぽの1mmぐらいの部分です.1mmぐらいの突起が時速20kmぐらいの速度でテープを擦っているのがVTRです.
このヘッドですが、VHSはフェライトという化学的に安定な材料で出来ていたので、あまり錆びたりしなかったけれど、メタルテープを使う8mmビデオなどは強力な磁界を発生させるために、センダストとか鉄窒素とかのような「金属」ヘッドになりました.
金属ですから、結露したままで放置するとたまに錆びたりします.錆を設計段階でケアしてあげないと市場でトラブります.クリーニングテープを強力にしたヤスリ掛けのようなテープを使って錆を物理的に除去したりすることもあります.

錆ですから、酸化物なのか、還元物質なのかのどちらかが多いです.酸化物系の錆ですとどこからともなく侵入したシリコン系の酸化物質が結構厄介だったりしました.
それで、付着物が酸性物質ならば、アルカリ性物質で還元してやれば除去できると期待されます.付着物がアルカリ性ならば、酸性物質で酸化してやれば除去できると期待されます.

ソニーの仙台TECはテープ工場でもあるので、テープ製造資材が積まれてたりするのですが、その資材の一部に「クエン酸」の袋があって、テープの人に聴いたんです「クエン酸って食品添加物ですけど、何に使うんですか?」 そしたら酸化剤として混ぜるコトもあるそうでした.酸化剤とは、アルカリ系の錆を除去するためとわたしは理解しました.

VHSや8mmテープって舐めたら酸っぱいのかなぁ、不気味~とその時思った次第です.

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そんなクエン酸ですが、柑橘類や梅干しに多く含まれるそうです.さすがは酸っぱい食品です.

直接クエン酸を賞味した経験は無かったわたしだったのですが、、、、、

中目黒・祐天寺界隈に住んでいる人の多くは、「もつやき ばん」を知っていると思います.祐天寺が本店なのかな? 中目黒にも支店がOPENしまして、先日初めて入店しました.いつも混んでます.
←これは祐天寺店
呑み屋であまり見かけない「電気ブラン」をロックで飲んだ後、飲み物メニューに異様なドリンクがあると気付きました.
↓「クエン酸サワー」という化学物質そのものの謎の酒があります.テープの添加物の記憶が脳内に湧きおこります.頼んでみました.
まずは一口含んでみる.どういうわけだか意外に旨い.酸っぱいだけかと思いきや、果汁フレーバーが添加されているようです.
↓焼酎割り用のクエン酸ボトルが市販されているのでたぶんコレを飲んだのでしょう.肉体疲労時に効くと書かれています.
クエン酸とニンニクで元気100倍だぜ!といきたかったところですが、「電気ブラン」の呪いかどうか、「ばん」を訪れて以後いまいち体調がすぐれないわたしです.

ニンニク食い過ぎ説アリ


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